【東京梅お花見散歩】神代植物公園|カメラ片手に多彩な梅見で大満足

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

調布市の代表的な観光名所で、桜の名所であると同時に、見事な梅林をもつことから東京都内で指折りの梅見スポットとして毎年多くの花見客が来園する「神代植物公園」。

深大寺エリアに位置し、近隣の深大寺と並び調布の活性化に一役買う一大スポットです。

年間を通じてあらゆるイベントが開催される都内唯一の都立植物園は、梅好きのみならず、植物に触れあいたい、レジャーを楽しみたいなど、幅広いニーズに応えてくれます!

まさにネイチャー・アミューズメント!神代植物公園

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

日本の植物公園ランキングにて常時上位にランクインし、年間70万人前後の来園者数を誇る「神代植物公園」。調布市の観光名所として全国各地から観光客が訪れる人気スポットです。

最寄りは京王線調布駅・つつじヶ丘駅、中央線三鷹駅、中央線・京王線井の頭駅の各駅。そこからバスに20分程度乗車し、神大植物公園前で下車徒歩1分の立地。

ちょっとしたバス旅気分が味わえるだけでなく、広大な敷地に草木や花、各種施設が点在する園内に足を踏み入れた瞬間、うれしい驚きで声があがってしまうかも。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるつつじ園付近の池泉

かつての武蔵野のおもかげを残す同園の歴史をひもとくと、東京の街路樹などを育てるための苗圃として産声をあげたことがはじまり。

戦後に入り神代緑地として公開されたあと、1961年(昭和36年)に現在の「神代植物公園」に名称を改め、都内唯一の植物公園として開園しました。

四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができるのが大きな特徴で、約4,800種、10万本・株もの樹木が植えられています。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園の梅

植物の個性を活かす理念が徹底されており、そのこだわりには感服の一言。

鑑賞できる主な花木は、梅・桜を筆頭に、ツバキ・ハナモモ・ハナミズキ・バラ・ツツジ・ボタン・スイレン・ハギ・ベゴニア・イヌシデ・コナラ・ケヤキと実にバラエティ豊かです。

多種多彩な植物の生態に親しめるのは「神代植物公園」ならでは。どんな人でも楽しめるようにとあらゆる仕掛けが施され、見てまわっているだけで丸一日満喫できます。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園の梅

園内構成で特筆すべきは、ばら園・つつじ園・うめ園・さくら園・はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックにわけられていること。

各ブロックの敷地も広くとられており、伸び伸びとした環境で景色を眺めながら植物の知識を得たり、生態観察ができるようになっています。

大人から子どもまで、知らずしらずのうちに興味をひかれるはず!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

なかでも、うめ園は古来より伝わる品種を中心に72品種、210本の梅の木が植樹されており、春の訪れを感じる都内屈指の梅の名所として親しまれています。

毎年2月上旬から3月上旬にかけて開催される梅まつでは、期間中に梅見茶屋が常設され、うめコンサートや、うめ園ガイドツアー、講演会「江戸の梅見」など目白押し。梅まつりにあわせて足を運ぶのもいいかも!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にある大温室

このほか、都内ではめずらしい大温室は、熱帯の花木室・熱帯スイレン室・ベゴニア室などで構成されており、その数およそ1,300品種。貴重な熱帯の植物が集められ、鮮やかな花木を鑑賞できます。

古くから伝わる日本の園芸植物の品種の保存にも力を入れ、植物や園芸に関する催しや展示会を開いていることも「神代植物公園」の魅力です。

同園を訪れるだけで知ること・触れることができる、まさにネイチャー・アミューズメント。

近隣にある、重要文化財の銅造釈迦如来倚像や梵鐘を所蔵する深大寺とともに散策したい名所です!


探究心を刺激する、優れた園内設計が光る魅惑の園

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にある大温室とばら園・噴水広場の間にあるカリヨン

広い。そして、深い。

久しぶりに訪れた「神代植物公園」を散策中、幾度となく頭のなかを駆け巡ったこの言葉、我ながら同園を的確に表現しているのでは?なんて自尊してみたりして。

関東平野南部に広がる武蔵野台地の南縁辺部、舌状台地の一角に所在し、敷地面積は約49万平方メートル。

都立植物園だとはにわかには信じがたい規模と設備を誇り、世界中のあらゆる植物を取り揃える充実ぶり。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にある芝生広場

どこまで歩いても果てのない道が四方に伸び、目に映るものすべてに興味をそそられ、知るほどに深く、さらに探究心を刺激される。

花木に興味がない人でも、知的好奇心爆発!とばかりに前のめりになってしまう魅力があるのです。

と同時に、チコちゃんに叱られそうになりながらも、ただただボーっとしていられる。特に陽気の良い休日、芝生広場にゴロンと横になり、なにも考えずのんびり日向ぼっこ……ああ、もうなんて贅沢なんだろう!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

そんな“広くて深い”「神代植物公園」ご自慢のうめ園は、梅好きならずともチェックしておきたい幻想的な世界。

正門から入ると、雑木林や散策路をひたすら歩いてたどり着く最奥に位置し、ようやくかえで園を抜けたあたりで視界がパーッと開き、梅林があらわれた瞬間のあの感動……。

これこそ、体験した者だけが知る喜び……!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

この体験込みで梅と触れあってほしいと園内構成が考えられていたとしたら、「神代植物公園」の設計担当者は凄腕どころではないデキるお方に違いない……誇張抜きでそう実感しました。

ぜひこの写真の風景との出会いを身をもって体験してみてください!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

「神代植物公園」がカメラ愛好家に愛され続ける絶好の撮影スポットであることも付け加えておきたいポイント。

はじめたばかりの初心者はもちろん、セミアマチュアからプロカメラマンまでこぞって足を運ぶ魅惑の園。1年を通してハズレがなく、いつ訪れても大満足の一枚が撮れる、今風でいうところの映えスポット!

インスタ映えやSNS映えを狙っている人たちも、都心の街で遊ぶより、「神代植物公園」へどうぞ。きっと映えるところだらけで迷ってしまうはずw

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園の梅

さらにドッグランまであるので、愛犬家さんたちにも大好評!

お花見もワンちゃんとの遊びも思いきり楽しめる。しかも迷子になってしまいそうなほど広い敷地なので、窮屈さがなく、日頃のストレス解消にもピッタリです。

人間も犬も大喜び間違いなしですよー。愛犬家さんはぜひワンちゃん連れでお出かけを!


今回の使用レンズ・カメラ/AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR・Nikon D7200

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

今回の「神代植物公園」は、広角・標準・望遠の各領域を1本で対応する、Nikon高倍率ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」に、カメラ本体はNikon D7200で撮影しています!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

レンズの交換が必要ない、18mmから300mmまでの広範囲をカバーしてくれるニコン純正高倍率ズームレンズ。

開発目的が旅先などでの使用を想定したものだったため、初心者をはじめ、中級者にも愛用者が多く、扱いやすい小型軽量かつ低価格がうれしいレンズです。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園

高倍率ズームのデメリットである、望遠側の画質の低下や、ボケや手ブレの発生しやすさも、「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」ではそれほど起きないので、持っていて損はない一本といってもいいかも!

暖色系に強いニコンの特性を実感できる、柔らかで、その場の雰囲気を自然に切り取ってくれるすぐれもの。旅行や街歩き、カメラ散歩はもちろん、子どもの運動会や発表会といった家族撮影にも最適ですよー。

うおおおおさすがニコンーーーー!(今風でいうところのニコンガチ勢が通りますよっと)

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、神代植物公園にあるうめ園の梅

なおNikon高倍率ズームレンズに関しては、梅特集の「京王百草園」編、桜特集の「大森ふるさとの浜辺公園」編・「平和の森公園」編でも紹介しています。そちらもあわせてどうぞ!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、京王百草園 【東京カメラ散歩梅特集】京王百草園/趣きある梅の名園とパワースポット

桜満開の「大森ふるさとの浜辺公園」 【東京ストリート桜特集】大森ふるさとの浜辺公園/新お花見名所!

桜満開の「平和の森公園」 【東京ストリート桜特集】平和の森公園/高台の桜ステージは必見!


梅フォトギャラリー〈神代植物公園〉

どこまでも鮮やかで麗しい「神代植物公園」の梅フォトをどうぞ!


INFORMATION〈神代植物公園〉

神代植物公園

  • 住所:東京都調布市深大寺元町2・5丁目、北町1・2丁目、南町4・5丁目
  • TEL:042-483-2300
  • 営業時間:9:30〜17:00
  • 定休日:月曜(祝日の場合は開園、翌平日休園)・年末年始
  • 例年の見頃時期:2月上旬〜3月中旬
  • WEB:神代植物公園公式サイト

※最新の情報ではない可能性があります。必ず事前に公式サイトなどでご確認の上、ご利用ください。