【東京カメラ散歩梅特集】谷保天満宮/東日本最古の天神様で梅鑑賞を

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

東京西部の梅の名所の代表格として知れ渡っており、古くから多くの参拝客でにぎわってきた「谷保天満宮」。

「亀戸天神社」「湯島天満宮/湯島天神」と並び“関東三大天神”と呼ばれ、由緒正しい歴史をもちながらも、穏やかな佇まいは魅力たっぷり。

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梅林をはじめ、重要文化財や鎮守の森、鶏の群れなど、見どころ満載の天神様は訪れるたびに新たな発見あり!

由緒正しい天神様の梅林でお花見を!谷保天満宮

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

生前の功績を讃え学問の神様として崇められる菅原道真公を祀る、東日本最古の天満宮、「谷保天満宮」。

「亀戸天神社」「湯島天満宮/湯島天神」とともに“関東三大天神”“江戸三大天神”などと称され愛されています。

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満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある鳥居

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある拝殿

谷保天満宮蔵の天満宮略縁記によると、903年(延喜3年)2月、菅原道真公が薨去した際、三男・道武公が自ら像を刻み、廟を建てて祀ったのがその由来。

921年(延喜21年)11月に道武公が薨去すると、同じく相殿に合祀されました。

南武線谷保駅から徒歩3分の位置にあり、その一角だけ厳かな空気に包まれた光景は神秘的。近隣住民はもちろん、遠方からの参拝客も敬意を払いお詣りしている様子がうかがえます。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

道真公を祀る天神様は、花のなかでも梅をこよなく愛した公にちなんで梅の木が植樹されていますが、「谷保天満宮」もそのひとつ。

境内には約350本の梅で構成された梅林があり、開花シーズンになると多くの花見客が足を運ぶ、東京の梅の名所です。

毎年2月最終週の土日に開催される梅まつりでは、琴の演奏やお囃子、天神太鼓、演武なども披露され、梅とともに境内を華やかに盛り上げます。なかでも、菅原道真公の和歌にちなんだ紅わらべの舞は必見ですよー!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある社叢(鎮守の森)

弁天池の周りにはあじさいが群生しているため、梅雨の時期になると美しい花を咲かせることも「谷保天満宮」の見どころ。

白やピンク、青や青紫など、色とりどりの鮮やかなあじさいを目当てにするのもいいかも。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある狛犬と鳥居

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある絵馬

花木のほか、国指定重要文化財(天満宮・狛犬一対)、国立市指定重要文化財(本殿・拝殿)、東京都指定天然記念物(社殿や神社境内を囲うように密生している林の社叢)など、貴重な文化遺産が目白押し。

学業成就・合格祈願・厄除・交通安全にご利益のあるパワースポットなので、参拝がてら梅やあじさいを鑑賞するのにもおすすめです!


交通安全発祥の地で鶏にたわむれ散策にいそしむ

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

「関東三大天神といえば梅!梅といえば関東三大天神!」などと標語のように唱えつつ、梅めぐりをしていた10数年前のこと。

最寄りの谷保駅に降り立ったのはそれ以来なので、実に10数年ぶり。当時のおもかげを残す駅前を眺めながら、のんびり歩いていると、見覚えのある鳥居が。

「亀戸天神社」「湯島天満宮/湯島天神」、そして「谷保天満宮」で御三家よろしく“関東三大天神”と呼ばれているものの、三社それぞれ個性が感じられ、その違いを確かめに参拝を楽しむ人も少なくないのだそう。

「なるほど!確かに三者三様!」と思わず納得してしまう、どこか伸びやかな雰囲気の「谷保天満宮」は、東日本最古の天満宮らしい、長い歴史を積み重ねながら培った懐の深さがたまりません。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林の山口瞳文学碑

学業成就のパワースポットとして認知されている「谷保天満宮」ですが、交通安全発祥の地であることも特徴のひとつ。

その由来は、1908年(明治41年)8月1日、「谷保天満宮」を目的地に、有栖川宮威仁親王が運転されたダラック号のご先導により、遠乗会と称する日本初のドライブツアーが開催されたこと。

宮様御一行は拝殿に昇殿参拝、梅林で昼食会の後、帰途に就かれ、事故や故障もなく無事に戻られたそう。以来、「谷保天満宮」は交通安全発祥の地といわれているのです。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある撫で牛と拝殿

とはいえ、由緒正しい天神様ながらも、前述の通り、敷居の高さや堅苦しさを感じさせず、どこまでも伸び伸びゆったり。国内外からわざわざ足を運ぶ参拝客の多さにもあらためて納得です。

境内を散策していると、狛犬や座牛像、撫で牛など、なんともいえない愛らしさが印象的。愛嬌のある表情にこころくすぐられます。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある鶏(にわとり・チャボ)

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある鶏(にわとり・チャボ)

いつのまにやら顔をほころばせ、さらに歩みを進めていたところ、梅林や、拝殿へと向かう階段に、にわとり?!チャボ?!

神聖な空気をまとう鎮守の森に、なんと鶏!それもかなりの数!人懐っこい姿がもうたまらん!

なんでも30年以上前から放し飼いにされているそう。首をかしげながらみんなで近寄ってくるんですよ……愛おしすぎる……。

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅

梅はもちろんのこと、知れば知るほど「谷保天満宮」の境内は新たな発見だらけ。

何度訪れても飽きません。ゆっくりと過ごしたい天神様です!


今回の使用レンズ・カメラ/AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR・Nikon D7200

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

今回の「谷保天満宮」は、広角・標準・望遠の各領域を1本で対応する、Nikon高倍率ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」に、カメラ本体はNikon D7200で撮影しています!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある手水舎

ニコン純正の高倍率ズームレンズで、18mmから300mmまでの広範囲をカバーしてくれるすぐれもの。

旅先などでの使用を想定し開発されており、初心者から中級者まで誰もが使いやすい小型軽量かつ低価格が魅力のレンズです!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

高倍率ズームは、望遠側の画質の低下や、ボケや手ブレの発生しやすさがデメリットといわれていますが、このレンズに限ればそれほど劣化は起きないと実感。

「綺麗!その絵がほしかった!」とうなってしまう、さすがはニコン純正レンズ。「やっぱニコンゴイスー!」ってやつですよ(ニコンマニアが本日も力説する姿勢)。

暖色系に優れたニコンの強みを発揮し、柔らかで深みを感じる表現が思いのまま。レンズ交換が不要で、旅行や街歩き、カメラ散歩をはじめ、子どもの運動会や発表会といったファミリーユースにもピッタリです!

満開の紅梅白梅が楽しめる東京の梅名所、谷保天満宮にある梅林

なおNikon高倍率ズームレンズに関しては、梅特集の「京王百草園」編、桜特集の「大森ふるさとの浜辺公園」編・「平和の森公園」編でも紹介しています。そちらもあわせてどうぞ!

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梅フォトギャラリー〈谷保天満宮〉

長い歴史と伝統がありながら親しみやすい「谷保天満宮」の梅フォトをどうぞ!



INFORMATION〈谷保天満宮〉

谷保天満宮

  • 住所:東京都国立市谷保5209
  • TEL:042-576-5123
  • 営業時間:24時間
  • 定休日:年中無休
  • 例年の見頃時期:2月中旬〜3月上旬
  • WEB:谷保天満宮公式サイト

※最新の情報ではない可能性があります。必ず事前に公式サイトなどでご確認の上、ご利用ください。