記事内に商品プロモーションを含む場合があります
大晦日に年越しそばを食べる理由を考えながら除夜の鐘を聴くいつもの年末
忘れもしない昨年末の大晦日、本業が最優先とはいえ、なんとかもう少しブログ書けないもんかなあ……などと年越しそばをすすりながら思案していたのは、なにを隠そうこのわたしです(なにも隠せていない)。
それが、どうでしょう……今年に入り、さすがに毎日は無理ゲーなものの、コンスタントにブログを書くことができているではないですか!!
「あれ?仕事暇になったの?それともサボってるの?」
答えはNO!おかげさまであいかわらずスケジュールはギッシリ詰まっている毎日です。ありがたやありがたや……。
では、なぜ?解決策をざっくり説明するとこちら!
- 意識的にブログを書くためのハードルを下げた
- 別のことに使っていた時間をブログ記事執筆に変換した
今回は、毎日忙しい人でもブログを書き続けるために編み出した、継続更新を目的に短時間でブログを書くコツと6つの方法を紹介します!
まとめてみたら予想以上に長くなったので、このすぐ後のINDEXを確認し、興味がある・自分に合うかも・取り入れやすそうなど感じた項目をクリックORタップしてそこだけ見るのもアリですよー。
とはいえ、全部通して読んでもらうことで、「なぜその結論に行き着いたのか?」「なぜそう勧めることができるのか?」がより理解でき、腑に落ちる構成になっています。よかったら時間に余裕があるときに全文読んでみてください!
こんなタイプにおすすめ!今回のブログ更新方法が合う人
「オレ・あたし忙しいのよね〜♡」などと、無駄に忙しさアピールしつつ無意味なマウントを取るめんどくさい……あ、いやいや……意識高い系と同レベルだと勘違いされたくないから忙しいとは言いたくない。でも、多忙なのは事実。
仕事や家事、育児に介護など、毎日フル回転で働き続け、疲労困憊ヘトヘトでストレスフルな現代人だからこそ、そんな人が多いはず。
気持ちわかる……わかるぞ……(実感がこもりすぎな前のめり姿勢)。
そんなわたしがトライしながら実体験で見つけました!専業主婦や年金生活者でも忙しい大人はすべて対象の、題して「ブログが続かない忙しい社会人が短時間でブログを書くコツと6つの方法」!
主にこんな人におすすめのコツ・方法です。ひとつでも当てはまっていれば役立つORヒントになるはず!
- ブログを書きたいとは思っているが、仕事やプライベートで忙しい毎日を過ごし、ついついブログ更新が後回しになり続かない人
- 比較的、友人知人や同僚との交流が多めで、日常的にLINEやメッセンジャーアプリ、あるいは電話でのコミュニケーションが活発な人
- ブログ掲載の写真は自分で撮影しており、主に一眼レフやコンパクトデジカメを使用し、どちらかといえば写真のクオリティにこだわりたい人
- デジタルカメラは使用しないが、スマートフォンの写真はまず加工ありきで、VISCOなどアプリを駆使してフィルターや微調整で時間をかける人
- 気軽にブログ記事が書ける環境をつくりたいとは考えているものの、コツがつかめず困っている、もしくはおすすめの方法が知りたい人
- 営業・接客・販売など対人折衝能力が必要とされる職種でコンスタントに数字をあげている・いた、または表彰されるキャリア構築をしている人
- 文章の上手下手はいっさい問わず、ビジネス文書の作成や、友人知人へのLINEやメッセージを書くことが全般的に好き、もしくは苦ではない人
- 巷に蔓延する「アクセスアップ」「ブログ収益化」といった方向性で指南する記事執筆や継続のコツ・ノウハウが胡散臭くてピンとこない人
上記のどれかひとつでも該当するタイプに合うと思われる短時間でブログを書く&継続させるコツと方法ですが、どういう条件や環境でたどりついたのか実感としてわかりやすいように、参考としてわたしのスペックを晒すとこんな感じです。
- 営業・マーケター・ディレクター・生産管理統括などを歴任し、「顧客の立場で物事を考え対応する」を徹底して遂行する対人折衝と数字の至上主義者
- 仕事でも執筆を開始した10数年前、文芸誌編集者から基礎を叩き込まれ、数年前には外資系メディア出身記者にウェブ構築を学んだ基本しっかり本格型
- 三度の飯と睡眠をこよなく愛するとはいえ、長年にわたり仕事が詰まるスケジュールが基本で、寝食を忘れ働き続けてもへこたれないワーカホリック
- 仕事後の貴重な時間は、SNSをいっさいせず、家族や仲間、友人知人との交流を最優先し、それ以外は映画・ドラマ鑑賞にあてるネットよりリアル派
それではひとつずつ見ていきましょう!
忙しい社会人でもブログが書けるコツと6つの方法
最初にざっくりと方法を紹介します。こちら!
- 友人知人とのやりとりで終わらせずブログ記事にする
- どんな話題でも柔軟に取り上げるラフさを優先させる
- 原稿作成作業でもっとも肝となる推敲の回数を減らす
- 写真の質にこだわりすぎずプリセットやフィルターを活用する
- テキストエディタを導入してシームレスな環境を実現する
- 想定読者をイメージしながら浮かんだキーワードを書き出す
続いて、詳細をどうぞ!
友人知人とのやりとりで終わらせずブログ記事にする
交友範囲の広い狭いを問わず、友人知人や同僚との交流が多めで、日常的にLINEやメッセンジャーアプリ、あるいは電話でのコミュニケーションが活発な人は、その内容を内輪で完結させずブログ記事にしましょう。
単に仲間内で盛り上がった内容をブログに投稿するのではなく、なにかの話題に関して、いつもなら友人知人に送る考えや気持ちをブログ記事にする+執筆の時間にあてるのがポイントです。
一体どういうこっちゃ?という疑問に対し補足すると「身近なメンバーと盛り上がる話題の第一段階をブログ記事にしてしまう」イメージ。
わたしが実践したのはこちら!
「身近なメンバーと盛り上がる話題の第一段階をブログ記事にしてしまう」イメージが伝わってくださるといいのですが……。
【実例】仲間内で盛り上がる番組レビューなどを記事化
具体的にわたしの実例を使って解説します。
今年に入り投稿したドラマ・ドキュメンタリーレビューや、おせち料理傾向、コラージュ手帳と作り方、物撮りに使えるセリアグッズなど、実はわたしにとってこれらは通常、友人知人とのやりとりで完結していた内容です。
「え?こんなにガッツリ話し込んでるの?!」と驚かれるかもしれませんが、公開するために記事のクオリティにしただけで、内容的には誰もが日常的に情報交換や想い・考えの伝え合いをしている類いなんですよ。書き方や切り口が違うだけです。
わたしの周囲、とりわけ特定の役者やスポーツ選手のファンは、好奇心旺盛で交流も活発なタイプから、人見知りで人と打ち解けることが苦手だからこそ信頼した相手にはこころを開き懐くタイプまで、バラエティ豊かです。
で、自分の好きな役者や選手のことはもちろん、ライフスタイルが楽しくなったり役立つもの、最近のニュースや時事ネタなど、彼らはわたしの個人的意見を幅広くかつガッツリ聞きたがるところがあります。
結果として、異様に大盛り上がりするメッセが飛び交い、下手すると論文レベルで本格的に書き込むことも多々あり、それに対し真剣にレスポンスが返ってきて、またそこに反応するのが日常的という……なんつーコミュニティなんだろうこれw
友人知人との雑談はネタの宝庫や求められる要素の凝縮
そんななか、このブログ、SACCHI’N MIND SHAREへの期待や要望に目をうつすと、わたしの独自視点や感性を評価していたり、興味を持ちアクセスしてくださっている傾向が強いのですよ。
ここでふと気づきました。ブログへのリクエストってこんな内容がますます増えたなあ、と。
- 好きな役者のことをもっと気軽に書いてほしい
- 番組の率直なレビューが読んでみたい
- いつも使っているお得なアイテムを紹介してほしい
- 社会問題や時事ネタにも切り込んでほしい
あれ?これって、友人知人間での日常的なやりとりがそっくりそのまま使えるんじゃない?ブログを通して楽しんでくれている人たちにも求められていることって同じ?
「てことは、田中限定の特殊ケースでしょ?友だちとのやりとりは所詮内輪ネタだし」と思った人もいるかもしれませんが、いやいや、そんなことなく万人にあてはまると感じています。
友人知人、同僚との雑談ややりとりは、実はネタの宝庫や読者が自分に求めている要素の凝縮だからです。
だって、あなたのことをあなた以上に知っているかもしれないのが身近な存在だから。なにより周囲の彼らは、客観的にあなたに聞きたいOR聞いてほしい、または希望することを日常的に投げかけてくれる貴重な存在なんですよ。
ちょっとした発想の転換ですね。でもこれ、思った以上にブログ更新のきっかけになりました。まずは自分なりにアレンジしながらでもお試しあれ!
どんな話題でも柔軟に取り上げるラフさを優先させる
ブログで取り上げる話題の取捨選択ハードルを下げてみましょう。
特に「自分がブログで書きたい、またはこだわりたいのはこのトピックス」と決めていたり、「ある程度のクオリティは担保しないと」と考える運営者におすすめです!
周囲や世間から求められている内容とのズレを認識する
前項の「友人知人とのやりとりで終わらせずブログ記事にする」に関連しますが、自分が思い込んでいる以上に、周囲が自分に求めていたり、世間一般的に面白く感じてもらえる内容にズレがあったりします。
わたしで言うと、たとえばドラマやドキュメントレビューは執筆してきませんでした。これまでなら「これどうしようかなーブログ書こうかなー」と思いながらも、仲間内でやりとりし、そこで完結して満足していたからです。
ところが、今年のお正月に試しに投稿した記事の評判がやたらと良く、リクエストされていた「番組の率直なレビューが読んでみたい」が実感としてよく理解できる結果に。
「あ、こういうラフな感じでもいいんだな」と納得した瞬間です。
「相手の立場で考える・接する・書く」基本があればOK
もちろん、基本的なブログ運営の理念として、インターネットという場に公開するからには内容や構成も慎重に考えるスタンスは変わりません。パソコンやスマートフォンの先にいるのは、同じ血の通った人間だからです。
たとえ直接関係のない間柄でも、好き勝手に書いていいなんてわたしに言わせたら邪道であり、どう考えてもありえないこと。よかったらこちらをご参考にどうぞ!
それはそれとして、生きるうえでのポリシーや生き方が投影された「相手の立場で考える・接する・書く」をこれまで徹底してきたことで、執筆にもコミュニケーションの基本が根付いていて、ラフに取り上げても逸脱しないと気づきました。
基本ができていなければ簡単に暴走してしまいますが、「人として当然」だったり「対象の人物・その商品に携わっている関係者・このブログを読んでくれる読者、すべてを想って書く」意識があれば大丈夫。
まずはハードルを下げ、「思いついたから書いてみちゃおう!」だけでも自分が思う以上に書きやすくなり、ブログ更新がスムーズになりますよー。実験的にでもトライしてみてくださいね!
原稿作成作業でもっとも肝となる推敲の回数を減らす
原稿を一度書き上げてから見直す作業を何度も繰り返してしまうこと、ありませんか?その回数を減らしてみましょう。
といっても、文章構築の基本ができていないと、構成や意味がチグハグでピントがズレた読みにくい記事になってしまうので要注意です!
【実例】推敲回数を減らしリライトでカバーを癖づける
なぜわたしが推敲の回数を減らしたかというと、推敲に時間をかけるタイプだからです。仕事の癖でついつい……というやつですね。
そこで、仕事、それも正規料金を頂戴しているクライアントの案件であれば、最低でもあと5回、平均でおよそ10回は繰り返す推敲を、そこまで追い求めずに公開を優先するようにしました。
もともと無料のブログやウェブマガジンでさすがに正規料金の仕事とまったく同じクオリティを目指しているわけではありませんが、ブログでも書き上がってから見直し、誤字脱字や表記ゆれのチェック・修正はもちろん、推敲は必ず行っています。
このブログは誤字脱字や表記ゆれが異様に少ないと驚かれるのですが、長年の癖だからです(笑)。執筆を兼任業務や本職にする以前から、性格的にやって当然スタンスなのがわたしだったりします。
とはいえ、そうした仕事や長年の癖があるせいか、気づくと何度も……という推敲沼にハマってしまうのもわたしあるあるw
なので、つい際限なく推敲したくなるところを、「あとからリライトすればいい」と割り切ることに。それでも繰り返し執筆・推敲してきた経験が活きているので、構成や言葉がとっ散らかりまくった文章にはならないんですよ。
推敲を繰り返すより、無料ブログでは極力気にしないようにし、執筆〜投稿のハードルを下げることにした。これが今年に入ってからの対策のひとつです!
構成・執筆・推敲のうち文章上達の決め手は推敲にある
ここまで書いたところで、トリビアとしても覚えておいてほしい「推敲とはなんぞや?」。理解している、もしくは実践している人は次の章に進んでください!
記事をつくるにあたり、必要となるおおまかな作業をざっくりわけると以下の3つです。
- 構成
- 執筆
- 推敲
このうち、もっとも重要な作業はどれだと思いますか?
起承転結や流れなどのベースをつくる構成でしょう。いやいや、執筆が大事に決まってるじゃない。
いえいえ、違います。実は推敲です。文章上達の決め手は推敲にあるとも言われているほど。
まず推敲とはなんぞや?という人は、こちらをご参考にどうぞ!
参考
推敲(すいこう)の意味や使い方を例文とともに紹介します!ビズキャリonline
ざっくり言うと、すべて書きあげた文章を、より良い表現になるように何度も練り上げながら吟味し修正する作業……それが推敲です。
推敲においてカギを握るのは、これまでどんな本を、どの程度読んできたか?の読書歴。残酷なまでに能力差が浮き彫りになると言ってもいいかもw
原稿作成に欠かせないのは創造力ですが、推敲を行う際に求められるのが読書力です。なぜなら、どんな文章が読みやすく、きちんと相手に届くか自分自身が理解し、把握していなければ、読者目線での推敲ができないから。
「本をたくさん読んできた人ほど、文章を書くのも上手だし、創造力・想像力が豊かで、客観的かつロジカルな思考の持ち主」といわれるのも、本を読めば読むほど培うことができる能力や思考法が存在するからです。
ブラッシュアップにあたる推敲で読者目線の文章を提供
社会人が理解を深めるために推敲を言い換えると、ビジネス用語でのブラッシュアップにあたります。推敲=ブラッシュアップと捉えるとビジネスパーソンは腑に落ちるかもしれませんね。
参考
活用したい!ブラッシュアップの意味と使い方を例文つきで解説マイナビ学生の窓口 | フレッシャーズ
まず、誤字脱字や表記ゆれの修正は基本中の基本です。そのうえで推敲で重視されるのが、「読者の目線で、自分のセンスや意図をすべて含めて読みやすく、伝わる文章を構築すること」を目的に、ひたすらああでもないこうでもない……。
これが楽しい。楽しいったらありゃしない。完全に大好物です(マゾではありません)。
文筆稼業のみで生きてきた人のなかには推敲が苦手な層もいる一方、「推敲命!」という小説家や記者が多数存在するほど、文章を完成形に近づけるための第一段階が推敲です。
もっと言うと、わたしのように数字の世界でごはんを食べてきた人間たちのほうが、推敲を苦にしないどころか好む傾向があるようなのですよ。ビジネスの基本ラインだからでしょうかね。
もし「これまでブログを書いていても、推敲まできちんとやっていなかった!」という人は、これからちょっとずつ意識しながらトライしてみてください。必ずあなたの文章は変わりますよー!
写真の質にこだわりすぎずプリセットやフィルターを活用する
ブログの基本のひとつとして、より読みやすく見栄えもいい記事にするためにテキストとともに画像を掲載しますよね。その画像、自分で撮った写真を使っていますか?
もし「基本的には自分が撮影した写真」かつ「クオリティにこだわっている」であれば、写真の質にこだわりすぎないことを意識してみましょう。
こだわりだすと際限なくアレもコレも……それが写真あるある。ついついソフトだアプリだフィルターだと駆使したくなりますが、ちょっと止まって深呼吸……そこまでこだわる必要、あります?
モバイルアクセスに合わせた写真の質に関する考え方
ここでぜひトリビア的に覚えておいてほしいのが、インターネットの利用デバイスの変化です。
現在、インターネットアクセス時に使うデバイスは、全世代でスマホが最多、若年層のみならず50代60代でも7割以上がモバイルアクセスへと大きくシフトしています。
参考
インターネット利用デバイスは全世代でスマホが最多–50〜60代の利用率が大幅に上昇CNET Japan
参考
モバイル利用者の7割がスマホを利用!40代で7割、50代でも6割以上が所有するスマートフォンがインターネットリサーチへもたらしferret
これはネットサーフや動画閲覧、SNS投稿だけでなく、オンラインショッピングにおける利用比率でも同様です。
参考
日本の「モバイルコマース」利用率は7割で世界4位、企業の対応は最下位BCN+R
高解像度のパソコンでは精細に表現される画像ですが、スマホだと画面がコンパクトな分、多少の粗は思った以上に目立ちません。逆に言えば、カメラやレンズの作例・実例のレビュー記事・レビューブログ以外は、ある程度割り切ったほうがいいということ。
iPhoneに採用されているRetina(レティーナ)ディスプレイなどは極めて高い解像度なのでクリアに表現してくれますが、それでも高解像度のパソコンと比較すると……。つまり現在はスマホ環境がメインなのにこだわりすぎても時間がもったいないんですね。
こだわって現像・編集してもデバイスが表現しきれないのであれば、その時間を構成・執筆・推敲にあてることを意識してみてください!
むしろクオリティより、ブログや記事のコンセプトや被写体のイメージを伝えるフィルム調やビビットといったテイストにこだわったほうが◎!モバイルでもブログのセンスが伝わりやすいので、プリセットやフィルターで調整しましょう。
【実例】Lightroomでの現像作業を簡易化し時間短縮
ここからは、実際にわたしがどんな作業を行い、時間短縮に成功したか実例を使って解説します!
方向性として推敲回数を減らすのと同じなのですが、掲載写真の質にこだわりすぎず、短時間で仕上げることを優先するために現像作業を簡易化しました。
下記のフォトカテゴリーの画像は作例・実例を兼ねてはいるものの、桜や紅葉名所などスポット紹介に比重を置いているので割り切ることに。今後カメラやレンズのレビュー記事では仕事レベルで現像・編集すればいいと考えています。
ではそこまでの工程はというと、掲載している画像は、基本的に一眼レフ+RAWで撮影し、Adobe Lightroom・Photoshopで現像・編集しています。その際、もっとも大きなウェイトを占めるのがLightroomの現像です。
だったら、Lightroomの現像を簡易化してシステマティックな作業にしてしまえばいい、と発想を変えました。
主に一眼レフが出しにくい環境下や料理撮影で活躍するコンパクトデジカメの写真にも対応できるように、一眼レフRAWとコンデジJPEGでそれぞれ風景用・雑貨用・手帳用・料理用など、投稿が多くなるカテゴリーのプリセットを複数種類作成。
Lightroomで読み込んだ以降の現像作業は、そのプリセットを適用させた状態でそれ以上いじらず、調整するとしても明るさ(露出)程度にとどめることにしました。
歪みやレンズの補正が必要な場合は、LightroomからPhotoshopにスイッチし編集で基本的に変えていません。Lightroom→Photoshopの連携方法は以前公開したLightroom現像実例で解説しています。よかったらあわせてどうぞ!
簡易化の実現に重要となる精度の高いプリセット作成
補足ですが、Lightroomの現像作業の簡易化は、一眼レフRAW用・コンデジJPG用でそれぞれカテゴリー(被写体)ごとにプリセットをつくっておけばいい、という考えだけだと失敗するリスクが高まるので要注意ですよー!
簡易化してもクオリティを担保した画像を完成させる肝となるのは、使用機種の特徴などを踏まえて調整し仕上げた、ある程度精度の高いプリセットを作成すること。
たとえば、ニコンをこよなく愛するニコン沼の住人であるわたしの愛機は、Nikon D90(父の愛機D7200を拝借することも多々)とCOOLPIX P330です。
作成したプリセットは、愛機の特徴やスペック、癖に合わせ、そのときの環境や条件によって特定の色を引っ張った色かぶりが起こっていなければ違和感がないレベルになるよう細部までこだわり仕上げてあります。
そのおかげで、思った以上に調整しなくてもいけることに気づきました。あいかわらずフィルム調テイストが大好物なので、風景用・雑貨用などカテゴリーごとに作成したフィルム調プリセットで現像することが多めです。
文章も写真も、仕事であればもっと細かく詰めて何度も微調整をかけるところを割り切ることでハードルを下げる。プライベートの無料ブログだからこそ切り替えを。
わたしと同じように多忙を極めながらブログを継続更新したい人に効果てきめんですよー!
テキストエディタを導入してシームレスな環境を実現する
ブログ記事の執筆はなにで行っていますか?デスクトップ?ノートパソコン?タブレット?スマートフォン?
コンスタントに書くためにハードルを下げるには、自分にとって書きやすいもので続けるのが一番ですよね。
そこからさらに一歩先に行きましょう。それがシームレスな環境づくりです。では、シームレスな環境を作るためにはどうしたらいいか?
答えは簡単、テキストエディタの導入です。選び方のポイントは「すべてのデバイス間で同期されるエディタであること」。これは絶対に外せません!
BearはApple沼の住人に最適な推しテキストエディタ
Apple大好きで、パソコンもタブレットもスマートフォンもすべてAppleというApple沼の住人であれば、ぜひBearを使ってみてください!
一択で推したいくらい、Bear最高だぜー!と叫ぶほど使いやすいテキストエディタです。
Bearの特徴や魅力はこちらの記事をご参考にどうぞ!
参考
Apple Design Awards 2017に選ばれたテキストアプリ「Bear」の使い方を解説ferret
1年間で1500円程度で手に入る超快適なシームレス環境
昨年5月にBearを導入していたものの、その後、多忙すぎて更新が途絶え、大晦日から本格的に使うことになったのですが、使えば使うほど「もっと早くから使っておけばよかった……」と使い勝手のよさに助けられています。
無料プランでも十分な機能が搭載されていますが、毎日忙しい人間にとってなにより魅力であり、強力なサポート部隊となってくれるのが有料プランです。
シームレス環境キターーーー!!!!iOS版・MacOS版それぞれのアプリで保存データの同期が可能になるのなら有料プランは安いと断言してもいいほど!
パソコンでもスマートフォンでも書き込めて、書いた瞬間、更新されて超便利。そんな環境が1年間でわずか1500円程度で手に入るなら安いどころではありません。同期機能のためだけに料金を払う価値があります。
デバイス間で同期されるテキストエディタ導入後の効果
Bear導入後のわたしの執筆スタイルは、メインは変わらずMacBook Airで圧倒的に書きやすいとはいえ、iPhoneでラフ構成や推敲を行うことが増えました。これが予想以上に楽ちんで、執筆がスムーズになったのはうれしい効果です。
それから、ノートパソコンでは意識せずともなんとなく「よーし書くぞ!」と構えてしまうところがあるのが、スマホだと友人知人へのLINEやメッセを送る延長線上や、なにかのついでに思いついたら書きやすいことに気づきました。
通勤時間や移動中、子どもを寝かしつけた後など、ちょっとしたスキマ時間にスマホを取り出し雑談ノリで書き込める環境が整うと、確実にブログ更新がしやすくなりますよー。
わたし自身、いつでもどこでも簡単に書くことができる環境づくりがたいせつだとあらためて痛感しているからこそ、身をもっておすすめできます。
各種デバイスで同期可能なエディタといえば、Mac・iPhone・iPadに最初から搭載されているメモアプリでもいいし、実際にメモアプリで執筆している人もいないとは言えません(どちらかといえばアイデアやネタのメモに活用している人が多め)。
それでも、わたしはBearを推したい!
なぜなら、何度でも言いたい、メモアプリよりずっと見やすいし書きやすいし使い勝手がよいから。Bearに関しては後日あらためて紹介しますね!
想定読者をイメージしながら浮かんだキーワードを書き出す
最後に紹介するのは、主に営業・接客・販売といった対人折衝能力が求められる職種や、その実績や経験がない人がカバーしながら同じコツをつかみ書きやすくなる手法です。発想の転換が重要ですよー!
記事の書き方は人それぞれでしょうが、大まかな流れや起承転結をラフに構成し、肉付けするように細部を詰めていくのがわたしです。
で、多方面から話を聞く限り、たとえそれが企画書や稟議書などのビジネス文書でも、営業や接客業務に従事し、ある程度文章を書くことに慣れている人であれば無意識にでも同じことをやっています。
そこでまず、記事の大まかな流れや起承転結の構成を考える前に、思い浮かんだキーワードを片っ端から書き出していきましょう。言語化することで、その後の構成や執筆がびっくりするほどスムーズにいきやすくなります。
キーワード書き出しは分析ツール使用のSEO対策ではない
誤解してほしくないのは、キーワード書き出し作業はGoogleキーワードプランナーやUbersuggestなどのキーワード分析ツールを使用したSEO対策ではない、ということ。
「この記事はどんな人の役に立てるだろう?」
「この記事はどんな人が興味を持ち喜んでくれるだろう?」
頭のなかでターゲット層をざっくりとイメージし(ペルソナ設定)、その相手に楽しく読んでもらい、プラスになる内容を的確に届けるためにはどういうアプローチをしたらきちんと受け取ってもらえるか?相手のプラスになることができるか?
簡単に言ってしまうと、対人折衝能力が必須とされる職業なら当然のものとして備わっている視点で、日常的に繰り返し行っている実務をブログでもやるだけです。なので、自分のなかから湧き上がってくるキーワードを羅列するだけでOK!
【実例】今回の記事でキーワード書き出しをやってみる
どんな作業なのか理解が深まるように実践してみましょう。たとえば今回のこの記事なら、こちら。
- 毎日忙しくてブログが書けない人の役に立つノウハウやヒントを提供したい
=多忙なスケジュールでもブログ継続を実践するためのコツや方法を紹介する - キーワード
ブログ・文章・記事・書けない・続かない・忙しい・多忙・時間がない・悩み・書く・書きたい・続けたい・継続・スキマ時間・通勤時間・家事の合間・寝る前・アイデア・ネタ・話題・書き方・考え方・マインド・コツ・方法・ヒント・ノウハウ・テクニック
- 対人折衝能力が必須とされる営業・接客・販売職は文章執筆にも長けていることに気づいてほしい
=ビジネスシーンで当然のものとして備わっている能力や視点、感性やセンスを活かした記事構築のコツや方法を紹介する - キーワード
ブログ・文章・記事・書けない・書く・書きたい・続けたい・継続・営業・接客・販売・数字・売上・対人折衝・ホスピタリティ・客商売・活かす・能力・センス・キャリア・構築・構成・書き方・考え方・マインド・コツ・方法・ヒント・ノウハウ・テクニック
実際にはもっと違った要素(キーワード)も多く取り入れていますが、これだけでも十分だし、ざっくりとこんな流れでキーワード出し作業を行うことを理解してもらえたらうれしいです!
営業領域最前線で生きてきた人間にSEOが必要ない理由
長年にわたり営業領域最前線で生きてきた人間ならではの、「顧客の立場で物事を考え対応する」を徹底した末に身についた自然な意識と感性があれば、極論を言ってしまうとSEOキーワード対策はいっさい必要ありません。
特に直接的な数字をあげる職種でビジネス文書に長けた人は、プロブロガーやコンサルタントを名乗りアクセス数や収益をドヤる人種や、インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティングを標榜しビジネス展開する類いが比較対象にならないほど、実はみなさん文章が上手いですよー。
なぜなら、リアルなビジネスシーンで確固たる結果を残すロジカルな思考と感性が確立されているから。
生身の人間を相手にする、とりわけ幅広い層を顧客に持つBtoCのシビアなビジネスでの優績者に、そんじょそこらの人間が敵うわけないのが現実です。
いくらアクセスツールを駆使して集客・収益のノウハウを身に着けようが、長年現場で生身の人間相手に数字をあげ続けてきた人材のキャリアとスキルに勝るものなどこの世に存在しないと言っても過言ではありません。優績者は生きる最強ツールだからです。
わたし自身、厳密なペルソナ設定やターゲティングはいっさいやりません。キャリアで培った思考と感性が最優先であり、重視しているからです。それが外れたことがないから、わたしにとってやっぱり最適だなと感じています。
対人折衝の現場未経験者は分析ツールを参考やガイドに
では、キーワード解析ツールは必要ないのでしょうか?
答えは、NO!ただし、営業・接客・販売で数字をあげている・あげてきた人間が優先するものではありません。
むしろ対人折衝の現場経験がない、もしくはなかなか数字をあげることができない人が参考やガイドにするために活用するイメージで、GoogleキーワードプランナーやUbersuggestを取り入れてみましょう。
キーワードを意識して書くことがめんどくさいという人が多いですが、「どんな内容を書いたらいいのか参考にするため」という発想の転換や着眼点で少しずつ変わるはずです。
わたしも公私ともにキーワード対策をしながら書いたことはないし、SEOが必要な企業はメインクライアントには一社もありません。SEO重視のメディア以上の巨大アクセス数を誇り、本格的な文章構築が必須で基本ラインのところばかりです。
自然とターゲティングを外さず、上記の運営方針や理念のクライアントや、彼らが運営するメディアの読者のニーズにコンスタントに応えることができているのは、営業領域のキャリアとスキルのおかげだとわかりました。
想定読者をイメージしながら浮かんだキーワードを書き出す(SEO対策やアクセスアップが真の目的ではない)。
人脈・集客・コンサル・セミナーを唱え、やたらとアクセスアップや儲けを語り、ノウハウをゴリ押ししてくる人種の真逆の提言です。
アクセス増加・儲け手法披露タイプは営業世界のダメ営業
SEO対策やブログ収益化など、ネット上にはアクセス増加やブログで儲ける方法論、テクニックが数多く出回っています。でも正直言って、「胡散臭いなー」と敬遠する人が圧倒的に多いのは……当然ですよね(笑)。
営業の世界でこんな振る舞いをするタイプは、むしろ数字がまともにあげられないダメ営業の烙印を押されている人間ばかり。どこの誰がドヤ顔で自分のゴリ押しやマウントをしてくる人間を信用し契約しようと思います?まともな人ならいませんってw
それがインターネットの世界では蔓延しているのが興味深かったりもして。芸能界のゴリ押しにも似た構図ですね。なので、こうしたタイプが大の苦手で敬遠している人にもおすすめの方法です(笑)。
いずれにしても、根底になくてはならないのは、自分の収益や地位向上の重視ではなく、必ず相手のプラスになるものを届けるという強い信念とスタンスです。そしてシビアなBtoCの実績保持者ほど当然だと断言する人が多い。
これがすべての答えかもしれませんね。
最後にざっくりと今回のコツと6つの方法のまとめ
最後にあらためて、ブログが続かない忙しい社会人が短時間でブログを書くコツと6つの方法をざっくりとまとめるとこちら!
- 友人知人や同僚とのあいだで盛り上がる話題を内輪で終わらせずブログ記事にする&ブログ執筆の時間にあてる
- ブログで取り上げる話題の取捨選択ハードルを下げ「思いついたから書いてみちゃおう!」でどんどん更新してみる
- 原稿を一度書き上げてから見直す作業=推敲の回数を減らし「あとからリライトしよう」と割り切り公開を優先する
- 写真の質にこだわりすぎずカメラやレンズの作例・実例のレビュー記事やレビューブログ以外はテイストのみを意識する
- パソコン・スマートフォンのどちらからも書き込めて同期されるテキストエディタを導入しシームレスな環境を作る
- 対人折衝能力が必須の営業・接客・販売職でのキャリアとスキルを活かし想定読者をイメージしてキーワードを書き出す
ここまで書いておきながら、ハイペースでスケジュールが詰まりだすと、はたから見て必ず驚かれるほどシャレにならないくらいギッシリ状態になるので、更新が途絶える可能性は大アリです……その際はご愛嬌でw
さておき、昨年1年間を振り返ってみても、あれだけ更新がままならなかった人間が、今年に入りここまでなんとか続けてこれています。ぜひ取り入れやすそうなものからトライしてみてください!
少しでも、あれ?これがきっかけでなんだかペースがつかめたかも……という環境やスタイルになればうれしい限りです。
それ以前に「ビジネス文書を含めて書く機会がなかったので書くことが苦手」「本を読んでこなかったので上手な文章がどういうものかわからない」といった悩みを持つ人は、ここらへんを読んでみるとよいかも。
楽しく読み進めることができるだけでなく、実践的な手法が詰まっています。ぜひご参考に!