【東京カメラ散歩桜特集】靖国神社/参拝しながら桜と触れあえる名所

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の中門鳥居と拝殿

新型コロナウイルスの世界的大流行の影響により、現在仕事もプライベートも予定や行動を大幅に変更・調整せざるを得ない全国津々浦々の日本人。

あいかわらずわたしもそうですよ……ええ、ええ……………おのれコロナめ……………。

前回更新の桜特集「千鳥ヶ淵公園」「千鳥ヶ淵緑道」で記した、クライアントともども客先への取材はメール・チャット・電話に切り替え、自宅作業が基本の仕事スタイルも続いています。

で、3月下旬、どうしてもやむを得ない直接取材・撮影で千鳥ヶ淵エリアに出向くことになり、完全防備と対策のうえ、業務の合間と後に「千鳥ヶ淵公園」「千鳥ヶ淵緑道」の桜を撮影してきたこともすでにお伝えした通り。

実は……まだあった!アレだよ!アレだって!(あいかわらず我が語弊力よどこいった)

前回の3月31日更新から1ヶ月空いた理由は後述するとして、「今年はお花見に行けなかったよー!」という全国各地のみなさん!来年に想いを馳せながら、あえて時期をずらした写真でお花見を!

ということで千鳥ヶ淵エリアの桜をシェアします。今回は「靖国神社/靖國神社」の桜模様です!

事の顛末は「千鳥ヶ淵公園」に詳しく記しています。「千鳥ヶ淵緑道」とあわせてどうぞ!

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気象庁指定の東京の桜の標本木を持つ名所!靖国神社

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の中門鳥居と拝殿

1874年(明治7年)1月27日、明治天皇が初めて御親拝の折、お詠みになった「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」からもうかがえるように、国家のために尊い命を捧げた人々の御霊を慰め、永く後世に伝えることを目的に創建された「靖国神社/靖國神社」。

その由来は1869年(明治2年)6月29日、明治天皇の思し召しにより建てられた招魂社(しょうこんしゃ)がはじまりとされています。

由来をさらにひもとくと、当時は近代的統一国家として大きく生まれ変わる明治維新の過程の真っ只中。開国派と鎖国派の対立の激化や、戊辰戦争が勃発し、近代国家建設に尽力した多くの命が失われる結果に。

そこで徳川幕府から政権を返上された明治天皇により招魂社を創建。この招魂社が今日の「靖国神社/靖國神社」の前身で、1879年(明治12年)6月4日に「靖國神社」と改められました。

明治天皇が命名された「靖國」の社号は「国を靖(安)んずる」という意味で、「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」との願いが込められています。

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の能楽堂

祀られている神霊は、その数246万6千余柱。

戊辰戦争などの犠牲者のみならず、坂本龍馬・吉田松陰・高杉晋作・橋本左内といった幕末の志士や、日清・日露戦争、満洲・支那事変、第一次・第二次世界大戦などに際し命を捧げた人々まで。

軍人だけでなく、救護活動で活躍した従軍看護婦や女学生、軍需工場で亡くなった学徒、第二次世界大戦終結時に戦争犯罪人として処刑された人なども。

軍属・文官・民間も数多く含まれ、身分や勲功、男女の区別なく平等に祀られていることが大きな特徴です。

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社のcafe&dining「アティックルーム靖國外苑」

九段の地にある「靖国神社/靖國神社」へは、各線九段下駅・市ヶ谷駅・飯田橋駅からそれぞれ徒歩約5分〜10分とアクセス良好。

季節を問わず境内には多くが訪れ、真剣な面持ちで手をあわせたり、歴史をひもときながら散策したりと、思い思いに楽しむ様子が見られます。

桜の開花時期になると、能楽堂周辺を中心に境内を彩る桜を目当てに、国内外から花見客が足を運ぶ一大桜スポットに!

招魂社として創建された翌年に初めて植えられた桜の木からはじまり、以来、桜の名所としても大人気。祀られている英霊にとって誇りの象徴でもあった「靖國の桜」はこうして古くから愛されてきました。

ソメイヨシノ・ヤマザクラ・サトザクラを中心におよそ800本が植樹されており、なかでも東京地方の開花の基準となる、気象庁が指定した東京の桜の標本木があることも「靖国神社/靖國神社」ならではです。

数年前に撮影した前回の「靖国神社/靖國神社」桜フォトもあわせてどうぞ!

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世界中が混迷するなかで真価をみせる「靖國の桜」

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の斎館・社務所

冒頭でも紹介しましたが、今回の撮影に際しての顛末や気構えを知ったうえで読んでいただきたいので、ぜひ「千鳥ヶ淵公園」、それから「千鳥ヶ淵緑道」をあわせてどうぞ。

新型コロナウイルス対策としてもご参考になればうれしいです!

満開のソメイヨシノ・ヤマザクラなどが楽しめる東京の桜名所、千鳥ヶ淵公園 【東京カメラ散歩桜特集】千鳥ヶ淵公園/日本を代表する絶景の桜めぐり

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、千鳥ヶ淵緑道 【東京桜お花見散歩】千鳥ヶ淵緑道|世界に誇る日本の美しい原風景

さて、まずは同じく冒頭で触れた、前回の3月31日更新から1ヶ月空いた理由を!

いやー実はものすっごい単純な理由なのですが……。

テーマ(ざっくり言うとWordPressでつくるブログ・WEBサイトのデザインの基礎となるテンプレートのこと)を変更&調整作業をせざるを得なくなったから。

……………単純……………(我ながら再び実感している次第)。

後日あらためて別記事にて、テーマ変更に至った事情をはじめ、おすすめのテーマ&運営環境などアレコレ記すつもりですが、理由は単純ながら作業はえっっっらい大変というね!

ブログあるあるですよね!!(もはややけっぱち)

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の神門と拝殿

それにしたって4月末に桜って、ちょっとマイペースすぎる更新じゃないですかね!田中さん!

なーんて声はいっさい聞こえないもんねー!!

……………ごめんなさいごめんなさい一応解説しますきちんと理由があるんですよ……………。

まずもっとも大きな理由は、前述のテーマ変更にともなう調整作業をおこなっていたこと。

そしてもうひとつが、桜の開花シーズンを大幅にずらして続きを掲載しようと再計画したこと。

「千鳥ヶ淵公園」「千鳥ヶ淵緑道」も撮影日から日を空け、あえてすでに来年に備え休眠しつつあるタイミングで投稿しました。

なぜかというと「今年は写真でお花見を!」と案内しても、実際に現地で見たくなってしまい足を運んでしまう人もいるかもしれない……と危惧したため。

いつもSACCHI’N MIND SHAREを見てくださっている方は、ありがたいことにそうした細かな部分まで配慮した記事であるとの理解まで深く、なによりやりとりしていると社会規範がしっかりし、理性的で常識的な方々ばかり。

ただ、WEBにあげる以上、どんな方が見てくださるかわかりません。

本文中でも「今年は控えて来年のお楽しみに!」との方向性を徹底したとはいえ、そのあたりを汲まず「あ!この名所の桜まだ見れるみたい!」と突っ走ってしまう方がいるかもしれない……。

そのため、「千鳥ヶ淵公園」「千鳥ヶ淵緑道」は念には念を入れて数日ずらす手をとることに。

で、そこからテーマ移行後の最初の調整作業が済んだ段階で「季節ものだし」と4月上旬で更新しようとしたのですが、折しも東京都に緊急事態宣言の発令が……。

こうした社会情勢を踏まえ、「どうせなら完全に桜が来年の準備態勢に入ってからにしよう」と大きく方針転換しました。

なんたって昨年も「桜フォトストックをまとめてアップしておこう!来年名所○○選をつくりたいし!」と、5月初旬まで桜特集していたわたしですよ!こんなの序の口っすよ!(なぜドヤるのだわたしよ)

もちろん、日本全国どころか世界中がこんな事態に突入してしまったので、外出の助長につながりかねない「東京桜名所特集」など諸々今年はすべて見送り……。

来年こそ特集とともに今年満喫できなかった鬱憤を晴らすべく、みんな思う存分お花見を楽しめますように!と祈りつつ……。

ついでに某中華大陸方面ブチギレ寸前顔で睨みながらコロナを恨みつつ……(それまさに本音な)。

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社にある能楽堂前の桜

「靖国神社/靖國神社」といえば、右だ左だ政治主張に突っ走る層による、ただ純粋に花見に訪れた多くにまで突撃するかの騒ぎが起こりがちですが、そうした煽動にも動じず麗しいのが「靖國の桜」です。

とりわけ今年は新型コロナウイルスによる混迷の真っ只中。なおさらその凛とした勇姿は、英霊にとって誇りの象徴だった歴史を再認識する真価をみせてくれました。

一進一退を続ける感染状況ですが、非常に残念であり強い憤りを覚える現状として、わたしたちのライフラインに欠かせない業務に従事する方々への目に余る言動や振る舞い、差別や偏見に走る層も存在します。

そんな人たちが、やれ「お花見したかったなー!」などとはしゃいでいても、桜のほうから「来んじゃねえよ!」で全面お断りだわ……と嘆かわしいほど……。

当たり前の日常が尊いいまだからこそ、お互いがお互いを支えあうために必要なものは、「相手はどう感じるだろう?」想像力「いつもありがとう」感謝。

世界を救うのも、本質を突き詰めていけば実はそれ。それさえあればいいし、それがなければどれだけ高尚な提言であってもすべて無意味です。

いまあらためて、最前線で日夜闘う医療従事者、公共交通機関の職員、スーパーやドラッグストアの店員、物流を支える配達員をはじめとしたエッセンシャルワーカーのみなさんに、こころからの感謝と敬意を表します。

そして苦境のなかで、理性的で思いやりあふれる利他的な言動と行動をこころがけるすべての人が、来年は幸せいっぱいで桜と再会できますように。

ぜひそのときは、かつて日本を守った勇者たちがその胸に掲げた象徴、「靖国神社/靖國神社」の桜を目に焼きつけてください!


今回の使用レンズ・カメラ/AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR・Nikon D7200

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の能楽堂

今回の「靖国神社/靖國神社」は、広角・標準・望遠の各領域を1本で対応する、Nikon高倍率ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」に、カメラ本体はNikon D7200で撮影しています!

18mmから300mmまでの広範囲をカバーし、レンズ交換が不要なので旅行やカメラ散歩にピッタリなことに加え、ニコン純正!こころくすぐられる高倍率ズームレンズです。

特に「靖国神社/靖國神社」は日本情緒たっぷりの能楽堂を囲むように彩る桜が見事で、その優美なコントラストを寄り・引きのどちらでもおさえることができるのは高倍率ズームレンズの優位性といえます。

望遠側の画質の低下やボケ・手ブレの発生しやすさといった高倍率ズームのデメリットも、「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」ではそれほど気にならず。ヘビーユースできる一本としておすすめです!

暖色系に強いニコンの特性を発揮し、その場の雰囲気を自然に切り取りながら柔らかに描写する個性も魅力。旅行・街歩き・カメラ散歩・子どもの運動会など家族撮影といった幅広いニーズに応えてくれますよー。

満開のソメイヨシノなどが楽しめる東京の桜名所、靖国神社/靖國神社の中門鳥居と拝殿

なおNikon高倍率ズームレンズに関しては、梅特集の「京王百草園」編、桜特集の「大森ふるさとの浜辺公園」編・「平和の森公園」編でも紹介しています。そちらもあわせてどうぞ!

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桜満開の「平和の森公園」 【東京ストリート桜特集】平和の森公園/高台の桜ステージは必見!


桜フォトギャラリー〈靖国神社/靖國神社〉

日本情緒あふれる「靖国神社/靖國神社」の桜フォトをお楽しみください!


INFORMATION〈靖国神社/靖國神社〉

靖国神社/靖國神社

  • 住所:東京都千代田区九段北3-1-1
  • TEL:03-3261-8326
  • 営業時間:6:00〜18:00(3月〜10月)・6:00〜17:00(1・2・11・12月)
  • 定休日:年中無休
  • 例年の見頃時期:3月下旬〜4月上旬
  • WEB:靖国神社公式サイト

※最新の情報ではない可能性があります。必ず事前に公式サイトなどでご確認の上、ご利用ください。