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“ウッチー&健ファンにおくる”連載「内田篤人と佐藤健」。いよいよ本日、最終回です!
何度か繰り返しましたが、「この異様な熱気……一体なにごと……」と思わず知らず白目状態になるほど、ファンもファン以外もこぞってテンション高く大盛り上がり。
笑えるやら呆然とするやら、なんとも言えない愉快な時間を過ごし、おかげさまでこうして続けてくることができました。
今回の連載は今日で最終回ですが、なにしろ長編・大作揃いなので、一旦終了という形を取り、もう少し短めにまとめたものを今後もつづっていく予定です。
さて、第8回となった最終回のテーマは「稀有な存在感が魅力!“最後のサッカー選手”と“以降が存在しない役者”」。
今回の連載の総括を兼ね、連載中に触れた女性への価値観に対する前のめりな声にもお応えしてお届けします!
この連載の企画趣旨はこちら!
ウッチー&健ファンにおくる、冷やし中華ノリで連載「内田篤人と佐藤健」はじめます
INDEX
- ギャップでより惹きつけている内田篤人と佐藤健
- サポートのため、ともに走り続けた最後のサッカー選手
- 男尊女卑思想とヒトラー&アントワネット気取り
- イチロー夫人の弓子さんとの圧倒的な違いとは
- 世界中の多くが失笑を交えながら揶揄する“WAGs”
- 才能ある女性をハリボテが真似して演じる滑稽さ
- 「うわーガチでしつこいwww」ゴキブリの暴走
- サッカー界には「思い上がってんじゃねえよ」が本音
- “以降が存在しない役者”として鮮烈な印象を残す
- 佐藤健より松坂桃李・柳楽優弥の割合が多くなる理由
- 小器用に上手すぎる若手が超えられない存在感
- 有能な女性と対等な関係を築けるのは選手より役者
- 多忙ななか、貴重な時間を充実させることが野望
ギャップでより惹きつけている内田篤人と佐藤健
ウッチーこと内田篤人さんは“最後のサッカー選手”。健くんこと佐藤健さんは“以降が存在しない役者”。
個人的な想いではありますが、両者に対するこの印象はいまも変わることはありません。
今回の連載を通して語ってきたうちのひとつ、「優れたルックスの影響か、過小評価されがちな側面が存在する」。
歯がゆさを感じつつも、見る人はきちんと見ているため、むしろそのギャップでより惹きつけているのが彼らです。その稀有な存在感で一線を画しています。
サポートのため、ともに走り続けた最後のサッカー選手
まずはウッチーから!
サポートのため、ともに走り続けた最後のサッカー選手。それが内田篤人です。
最近、うちのブログを読むようになった方々は、主に健くんがきっかけとはいえ、まんべんなく公開記事に目を通してくださっている方が大多数なのが驚きであり、ありがたい限りです!
そんなわけですでにご存知な方も多く、繰り返しになってしまいますが、現在、完全にサッカー界を見限り、なにひとつ興味を失ったどころか二度と関わりたくないと冷淡に線を引いてしまいました。
その一連の理由は、上記投稿をご参考までに。
数十年にわたって観戦してきたサッカーですが、見なくなったことでの弊害や悲しみがないどころか、精神衛生上、このうえもなく晴れやかで、不思議なことにさらに人生が好転しました。
滅多やたらと怒らない性格に加え、たやすく見限るタイプではないわたしにこの決断をさせたのは、数年静観してきた結果です。で、見切ったのは大正解でした。
周囲に驚かれるほどサッカー界に無関心となったいま、ウッチーと、シュンスケこと中村俊輔さんのみ応援しています。とはいえ試合観戦ではなく、結果を追うくらい。あとはインタビュー記事など。
わかりやすい変化のひとつが、ワールドカップロシア大会の記憶がもうすでに残っておらず、同ブラジル大会が鮮明なこと。正確に言うならば、あの大会での内田篤人の姿だけを覚えています。
あれだけ「善戦した」と評価されたロシア大会すら、「でも選手も嫁もガキも、その信者も、揃って人間性劣化生物の集まりだから、役立たずの無価値だし大迷惑かけるゴキブリだらけだしなー」(棒)。
完全に線を引いたのは、才能はもとより人間性や生き様をなにより重視するわたしらしいとよく言われていたりして(笑)。
男尊女卑思想とヒトラー&アントワネット気取り
そもそもサッカー界の馬鹿丸出し男尊女卑思想や、頭のイカれたヒトラー&アントワネット気取りが、笑っちゃうほど虫唾が走るんですよねー(本日も容赦なく核心をえぐるわたしが通りますよっと)。
サッカー選手の嫁さんは三流芸能人ばかりなことと合わせ、芸能界の実力者が迷惑顔で語る三流さんが等しく持ち合わせる傾向として、人間性劣化生物ほど己が上流階級との勘違いが激しいのですよ。
具体的に言うと、なにをやらかしても許されるどころか、人様を歪みきった斜め上から目線で評価し、自分と家族を上げる目的で奴隷や道具のように扱えるという頭がおかしく全方位から罵倒され嘲笑されている思い込みが激しい。
その誰の役にも立たない害悪な厚かましさ、まとめて死罪でいいんじゃね?と呆れること然り。
いつまでも笑わせんなよーISどもプゲラwww(本日も容赦なく核心をえぐる以下同文)
わたしの失笑ぶりがどの程度かというと、「なんの罪もない多くの人たちがテロや自然災害の犠牲になるくらいなら、このお馬鹿さんたちがまとめて標的や被害者になったらいい」くらいの冷酷さ。
いやーだってそれが人類平和の近道だなーと(本日もどこまでも容赦なく核心をえぐる以下同文)。
ここまで冷徹に切り捨てさせるだけの無様極まりない行為をやらかし続けた自分たちが悪いですわー。よって、自業自得です。準公人・一般人問わず、自分の実力で勝負できない無能ほど揃いも揃ってどうしてこ(以下略)。
イチロー夫人の弓子さんとの圧倒的な違いとは
在り方の違いを補足すると、イチロー夫人の弓子さんは、長年陰で夫を支える最高のサポーターであると同時に、実業界でも秘かに一目置かれるバリキャリ。そのため、より強い尊敬まで集めています。頭脳と才覚、人間性が見事に揃った先鋭的な夫婦です。
弓子さんと肩を並べられるのは、サッカー界ではイブラヒモビッチの奥さんくらい。メディアや実業界、女性団体の痛烈な皮肉をいっさい否定できないサッカー界の男性は、お察しな自分のレベルと釣り合いを取るためか、女性に求めるものが旧時代かつ馬鹿なお飾りですね。
第5回で触れていましたが、サッカー界の夫婦は軒並み、イチローさんと弓子さんに程遠いどころではありません。
弓子さんは業界内・一般層問わず称賛されている、夫のサポーターとしてもビジネスパーソンとしても最高の人材です。しかも、表舞台に立とうとはせず常に控えめ。
なにも「夫を立てるために妻は控えよ!」という、チンケで無能な己の現実から目をそらす目的で、昭和脳男性がいつまでもしつこくしがみついている最底辺レベルの価値基準ではありません。
ビジネスパーソンとしての立場や、公私問わず関わる人たちへの影響まですべて考え、チャラチャラしゃしゃり出ることがなにひとつ得策ではないことを重々理解しているからです。
そんな弓子さんの価値観やスタンスに共感、共鳴しているのは、準公人以上に一般層の働く女性たちや、毎日夫のサポートと子育てにいそしみ僻み根性皆無のまともな主婦たち。
真っ当な女性たちが尊敬と憧れと、派手さを嫌う立ち居振る舞いへの親近感を抱く。好意的に捉えられ好かれているのは、弓子さんの優れた才覚と人間性のたまものです。
そしてその弓子さんを結婚当初から変わらず、事あるごとに「うちの弓子はすごい」「ボクが活躍できるのはすべて弓子のおかげ」と言葉にして誇らしげに讃えてきたイチローさんが微笑ましいw
自分と家族の自慢しか能がないことから馬鹿にされている選手たちとは異なり、「SNSでのマウントやプライベート切り売りなどをいっさいしないあのイチローが!」と、多くに賛同されています。
同レベルの法則ここに極まれり。サッカー界のマウント&プライベート切り売り嫁さんどもとは、格もレベルも頭脳も性格も人間性も、なにからなにまで違いすぎるんですよ。
実業界でも秘かに名を馳せる弓子さんに肩を並べられるのは、サッカー界ではわずかひとり、イブヒモビッチの奥さんのみ。これがどういう現実を映し出しているかは推して知るべしですぞー。
世界中の多くが失笑を交えながら揶揄する“WAGs”
世界中の多くが失笑を交えながら揶揄する、興味深い現実をひとつご紹介しましょう。
サッカー界には、その嫁さんをこき下ろす言葉が存在します。
「WAGs」。“Wives and Girlfriends”の略で、読み方は「ワグス」。
サッカー界の美人妻と美人ガールフレンドをさした呼称ですが、表向きはWAGs扱いでチヤホヤされ、さらに調子に乗ってマリー・アントワネットぶりを発揮する彼女たち。
そしてそんなパートナーを脇に従え、ドヤ顔を決めながら斜め上から目線の薄っぺらい選手たちが、揃って陰でどれだけ嘲笑されているか、知らぬは本人たちだけです。
この造語を生み出したのは欧州メディア。手っ取り早い流行作りを兼ねたものの、期待はずれ極まりない彼女たちの能力と人間性から、いつしか“男に群がる無能な寄生虫の蔑称”として皮肉られることに。
日本のファッション誌やゴシップ誌同様、WAGsと称し欧州ゴシップメディアがもてはやし、彼女らの投稿に信者・飼い犬・金で雇ったバイトが気味の悪い持ち上げコメント。
で、その光景は当然のことながら全方位から嗤われています。これが紛れもない現実です。
勘違いしている人も少なくありませんが、日本以上に世界は辛辣です。大迷惑ばかりかける無能に対しなにひとつ容赦しないのは日本どころの騒ぎではなく、勘違いブスのこき下ろし方は世界のほうが圧倒的にえげつない(苦笑)。
にもかかわらず、いつまでもその現実に向き合おうとせず、周囲の大ひんしゅくを買いながらマウントとプライベート切り売りに精を出し、有能を気取る。
「頭と性格が悪くて品のないハリボテだなー」と一瞥するくらいでちょうどいいかもw
才能ある女性をハリボテが真似して演じる滑稽さ
さらにダメ押しなのは、たかだか旦那の名前だけで存在している自身のファッション系ブランドを立ち上げ、ますます失笑の嵐を食らっているWAGsも多く存在すること。
当然、無能がビジネスを取り仕切る才覚もセンスもあるわけがなく、要は丸投げで、自分の名前を付けたブランドを持ち、ドヤ顔がしたいだけの滑稽なアントワネットぶりを披露しているに過ぎません。
自身ですべてを切り盛りする弓子さんとはまったく違うどころか、彼女は夫のサポート部隊としても超一級品です。着飾るしか取り柄がなく、歪んだブスヅラを晒すしか能がないトロフィーワイフとは天地以上の差があるのは火を見るより明らか。
加えて、旦那のステイタスでお世辞を連発されているに過ぎないにもかかわらず、プライドだけはいっちょ前にスーパーモデルやハリウッド女優ときた(笑)。
そもそも本職のスーパーモデルやハリウッド女優は、人権問題に対する提言や人道支援、世界経済活動にも熱心で、国連で堂々とスピーチを行える才覚の持ち主しか本質的に認めてもらえません。
その才能ある女性を、ハリボテごときが美味しいとこどりできるという派手な錯覚を起こし、真似して演じることが、世界中のバッシングの的として侮蔑と失笑の雨あられ状態になっていると理解できないおめでたさよ……。
で、このレベルの女性しかパートナーにできない選手たちが、どういう人権意識と社会規範を持ち、どんな頭脳と性格、人間性の持ち主なのか……みなまで言うな(笑)。こちらも推して知るべしですぞー。
「うわーガチでしつこいwww」ゴキブリの暴走
ここまで書けばもしかするとおわかりかもしれませんが……はっきりと見限っていることも関係し、正直に言って、今回ウッチーサイドを書くことには苦労しました。
ウッチーは書きたい。とはいえ、彼はサッカー界に属する人間。企画趣旨で述べたように、サッカー界には極力触れなかったものの、どうしても紹介せざるを得ない部分が。
その結果、長友・平ブス夫婦を筆頭に善悪の区別もつかない頭のおかしいゴキブリ教祖の言いなりでしかない、善悪の区別もつかない頭のおかしいゴキブリ信者によるちょっとした騒動が再勃発(笑)。
うわーガチでしつこいwww(なんだろうこの遠慮がいっさい存在しない嘲笑だらけの本音炸裂は)
こんなゴクツブシのゴキブリを従えてブスヅラ晒すヒトラー&アントワネット気取りのゴキブリ教祖たちは、日本の無能政治家と等しい人類の癌だなあ、とはっきり認識したほど。
ありがたかったのは、その騒動を起こした、昨今話題のバイトテロそっくりなゴキブリをぶっ飛ばしたのは、なにを隠そう(というより自然な流れ?)ウッチーファンのみなさんでした。
それに加え、ウッチーファン以上の素晴らしいファイトで撃退してくださったのが健ファンだったという……うおお……再びこの光景を拝むことになるとはw
どこからともなく次から次へと登場しては、なにかの使命感からか闘ってくださったその姿は、ありがたいのはもちろんですが、驚きでした。
一体なにが起こっているのか再びといった感じで。
上記投稿で触れた通り、題材:佐藤健をスタートさせる前に発生した、健ファン“もどき”さんに対する当時の臨戦態勢どころではない勇敢さに、感謝を通り越し感心しきり。
と同時に、自分の予想をはるかに超え、あらゆる立場の方がこの連載を楽しみにしてくださっているその想いをひしひしと実感することになりました。
どうにもうちのブログ、もう10年以上前から異様に注目されるようになり、若干数の当て逃げ騒ぎも起こるとはいえ、それ以上にビックリするほど多くの熱い気持ちに長年支えていただいています。
上記投稿をご参照いただければおわかりなように、冗談抜きで友人知人にCIAクラスが揃っているので、無謀な玉砕者だな……としか感じていませんが、友人知人以外にもたくさんの優しさを日常的に受けていたら感激以外のなにものでもないですよ!
「今回の連載も大事に紡いでいかないといけないな」との気持ちを新たにしたのは言うまでもありません。
サッカー界には「思い上がってんじゃねえよ」が本音
ということで、ウッチーとシュンスケは好きですが、サッカー界は嫌いを通り越し、とっくに無関心。
芸能界でも三流さんほどやらかしますが、人様の話題を利用して調子こいた挙げ句、利用した相手や話題提供者をボールなどに例え踏みつけたり、自分より立場を下げるなど、厚顔無恥なゲッスイ無能ゴキブリと認識しています。
これまでたくさんつづってきたので満足していることがもっとも大きな理由ですが、「もうウッチーを書くこともむずかしいかなあ」とすら実感することに。
見限るまでに数年、静観していた際、一向に反省も修正も改善もできない底の浅さと醜悪さを披露してくれたサッカー界。だからこそ、「ここまで馬鹿かよw」とすべてを断ち切った現在が平和なんですね。
冗談ではなく、世界中のテロや殺人・暴力事件、イジメ、虐待、自然災害など、すべてサッカー界と悪質三流芸能人をターゲットにして完結させていいですよー。どう考えてもそれがベストプラン(笑)。
「いつまでも思い上がってんじゃねえよゴキブリ」が正真正銘、嘘偽らざる本音であるがゆえに、その反動も多少あるのか健くんサイドは書いていて楽しかったです。
“以降が存在しない役者”として鮮烈な印象を残す
内田篤人と同じく冒頭で述べましたが、佐藤健は“以降が存在しない役者”です。
とりわけ「龍馬伝」での彼に対する「とんでもない役者が出てきた」との鮮烈な印象は、いまでもはっきりと脳裏に焼き付いています。
前回投稿で、同世代の有望株として松坂桃李さんと柳楽優弥さんの名をあげましたが、彼らも登場時の「とんでもない役者が出てきた」のインパクトが同質でした。
あらためて調べてみたところ、デビュー年齢が早かったこともあり、最初に世に登場したのは柳楽くん。「誰も知らない」は彼の原石としての輝きが堪能できる珠玉の作品です。
その後、さまざまな葛藤を乗り越えて這い上がり、他の追随を許さないオーラをまといスクリーンに帰ってきました。銀幕のスターをうかがわせる、昨今の若手俳優にはいないタイプと言っていいでしょう。
健くんの半年ほどお兄さんの桃李くんに驚かされたのは、実はチラリと目にした「侍戦隊シンケンジャー」を経て、「チーム・バチスタシリーズ」。
そもそも幼少期以外に戦隊シリーズを見てこなかったわたしが、まさか偶然鑑賞した戦隊モノでこんなに興味深い俳優に出会えるとは思ってもみませんでした。だからこそ余計に印象に残ることに。
そこから「チーム・バチスタシリーズ」だったこともあり、「とんでもない役者」とのニヤリとした喜びは必然だったと言えます。
一方、健くんは「ブラッディ・マンデイシリーズ」「MR.BRAIN」ときて、「龍馬伝」が決定打に。
健くんと桃李くんはほぼ同時期メジャーデビューなので、なおさら“以降が存在しない役者”。柳楽くんを含め、三者三様の個性豊かな芸達者揃いですが、これからさらに伸びてほしいと期待しています。
佐藤健より松坂桃李・柳楽優弥の割合が多くなる理由
余談ながら、桃李くんは「全世代を魅了してやまない最強のオールラウンダー」、柳楽くんは「目の肥えた映画マニアをもうならせる怪物」と称しています。
特に上の世代の先輩方に「若手俳優でおすすめは?どの作品見たらいい?」と聞かれると「松坂桃李」、映画ファンに「これだけは外せないと断言できる俳優は?」と話を向けられると「柳楽優弥」とそれぞれ即答。
桃李くんも柳楽くんもその期待を裏切らず、おすすめした相手も「いい役者!」と太鼓判を押す結果に。
「佐藤健」より、桃李くん、柳楽くんの名前をあげることが割合的にやや多くなるのは、第7回で記したように人生経験の差だろうなあ、と。徐々に芝居にあらわれるようになってきました。
加えて桃李くんは性格、人間性まで飛び抜けて優れており、「総合力でも素晴らしい」とイチオシ。ほかの若手俳優が太刀打ちできない魅力の持ち主です。
そのため、多くが想いを寄せて応援したくなる役所広司さんクラスになるのでは、とデビュー当時から変わらず見守りつつ。やっぱり性格と人間性って一番大事ですよ。当然のことながら、見る側も人間だから。
小器用に上手すぎる若手が超えられない存在感
さて、なぜ“以降が存在しない役者”なのか。その部分を紐解いておきましょう。
健くんの同世代から下世代の若手陣には、上手な俳優が増えていることは間違いありません。昨年、本放送・再放送問わず久々にドラマを見ていて、「うわー上手いなあ!」と感心していました。
ただし、小器用に上手すぎるとも……。こじんまりとまとまりすぎて、面白みや凄みに欠けがちなのです。第7回でご紹介した、健くんの最大の弱点として危惧する“頭で考えるクセ”や“立ち回りの上手さ”とも若干リンクします。
面白みや凄みに欠けるより、荒削りでもエグさを感じさせる俳優のほうが、その後の伸びしろは無限大です。
荒削りだからこそ、その後いくらでも磨ける。最初からまとまりすぎていると、磨きようがない。最近はゴリ押しやSNS戦略が蔓延しているので、マネジメントサイドの失策の影響もあるでしょうね。
そんなわけで、佐藤健・松坂桃李・柳楽優弥に抱いた「とんでもない役者が出てきた」の衝撃を超える若手は、残念ながらいまだに存在しません。
そういえば、3人全員、見事に揃って“女性姉妹に囲まれて育った”ことが共通点なんですよ。なんだろう、これ、興味深い関係性がありそうですね。
有能な女性と対等な関係を築けるのは選手より役者
少し関連するかもしれませんが、女性に対してニュートラルなのはウッチー以上に健くんです(正確には、健くんよりさらに桃李くん、柳楽くんに当てはまる)。
プライベートはこれまで「タケルサトウの食べログリスト」ぶりを発揮してきましたが(笑)、それはそれとして、働く環境に同じように仕事をするプロフェッショナルの女性が多いことが大きい。
ここが男性ばかりのスポーツ界とは決定的に異なるポイントです。
職場に肩を並べてビジネスに取り組む有能な女性が数多く存在し、彼女たちと対等に接することができなければ誰からも相手にしてもらえず、仕事にも大きな支障が出ます。
だからこそ健くんは、立場を問わず称される「バリバリ働く女性は総じて中身はおっさん」がピッタリはまる優秀な女性に慣れており、女性への価値基準が明らかに違うことが伝わってくるんですね。
ウッチーに比べると、健くんのほうが人目を意識するタイプです。とはいえ、最初に述べましたが、あくまでも“どちらかといえば”。
その意識の仕方は、「いやらしくずる賢い算段ではなく、しっかりとした立ち居振る舞いが伴っていなければ通用しない厳しいビジネスシーンに生きる社会人と等しい」といえば伝わるでしょうか。
人気稼業の芸能人は、スポーツ選手と比較して、一般のビジネスパーソンに近い存在です。
第6回のセンテンス再掲。まさにこれ。一般のビジネスパーソンにより近いのは、スポーツ選手ではなく、間違いなく役者です。
その影響もあってか、サッカー選手が選ぶSNS三流芸能人ではなく、価値観を共有しやすい同じ実力派女優や、ビジネス上でも頼りになる事務所社長やマネージャーをパートナーにする本格派俳優が多いのかも。
奇しくも現実として笑ってしまうほどわかりやすい対比になっているので、女性に対する価値観が色濃く反映されているのだろうなあ、と。
スポーツ界の男性と雲泥の差なことを考えると、実はより結婚向きなのもウッチーより健くん。で、もっと結婚向きは桃李くんであり、すでに若くして結婚した柳楽くんです。
多忙ななか、貴重な時間を充実させることが野望
ウッチーと健くん、両者のパーソナリティのみならず、生い立ちやそれぞれを取り巻く環境にまで思考を巡らせ、読み解いた連載「内田篤人と佐藤健」。
さらに健くんの最大の弱点との向き合い方と克服にまで切り込んできましたが、冒頭でごあいさつした通り、おかげさまで書いた本人が完全に呆気にとられるほど大好評をいただき感無量です。
大作ばかりだったので、仕事の合間に書きつづりまとめてきており、長編連載は続けるのに難儀することがわかりましたが、「今後も書いていきたいな」とリクエストの山を前にして感じています。
と言っても、繰り返しますがウッチーはかなりむずかしいかも……。なにしろサッカー界の連中がめんどくさいんですよ。
あーもうガチしつこいウザい殲滅されてくれー!(どこまでも直球すぎるだろうわたしよ)
これに対し大激怒しているのもウッチーファンですが、なんにせよくだらない暴走を起こし、世界中で延々失笑されるゴキブリ夫婦揃いのサッカー界より、良い作品を見ていきたいです。
良い作品を見る時間すらなかなか取れない多忙な身なので、その貴重な時間をいかに充実させるか。これはわたしの人生における野望のひとつなのかもしれません。
ということで、早々の再会を願って!大いに盛り上がりすぎなくらい(笑)、誰も彼もが楽しんでくださって本当にうれしかったです!どうもありがとうございました!