中村俊輔、ジュビロ磐田移籍。中田英寿と並ぶ日本サッカー界の大功労者を讃えられない幼稚な環境と文化

横浜F・マリノスはシティグループと関わったことで、取り返しがつかないほど完全にダメになった

こんなにまざまざと思い知らされる日が来るとはなあ。嫌というほど実感している人は少なくないはず。

中村俊輔、ジュビロ磐田移籍。

誰もが耳を疑った第一報を経て、移籍決定のニュースが入ってきました。

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長年尽力した功労者やレジェンドの待遇が酷すぎる、横浜F・マリノスの馬鹿げた悪癖

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配慮を行き届かせる中村俊輔らしく、言葉を選びながら、だけど苦しい胸の内を正直に。

チームのレジェンド、功労者にここまで言わせる状況に追い込んでしまった。企業としても大失格です。

もともと横浜F・マリノスには悪癖があり、古くは井原正巳、故・松田直樹、最近では中澤佑二など、いずれも“チームの顔”“長年尽力した恩人”の待遇が酷すぎると問題視されています。

馬鹿だ。一言でいってしまえば、もうそれ。何度も同じ過ちを繰り返す、本当に馬鹿です。

若手を集めれば勝てるわけではないし、薄利多売や利益優先という目先に溺れてうまくいくわけがない。若手はベテランの姿をあらゆる意味でよく見ています。仕事に対する姿勢を勉強したり感化されるのと等しく、ベテラン選手に対するチームの処遇も。

誰もが必ずベテランになるのだから。自分がよければそれでいい、浅はかで愚かな、井の中の蛙の身のほど知らず、世間知らずじゃなければ、我が事のように若手は先輩を真剣に見ています。

そして、愚かな過ちを犯す企業や組織、チームは軒並みしっぺ返しを喰らっています。どんな業界のどの分野であっても。

企業もチームも機械ではありません。人間の集まりです。また、人間はご都合のよろしい道具でもペットでもありません。

ペットは家族だ」と反論されようが、動物を軽んじているわけではなく、人間をペットに例えるなど醜悪で愚か極まりない、ということ。その反論は的外れです。



讃えること、愛することの本質を知るセルティックなら、こんな馬鹿げたことはありえなかった

横浜F・マリノスと同じく彼を“レジェンド”として讃えるセルティックで、今回と同じ事態が起きただろうか?

答えは、否。セルティックなら、こんな馬鹿げたことはありえなかった」。そう判断せざるを得ません。

なぜなら、彼らは「讃えること。愛すること」の本質を知っているから。これは別に、日本を下げ、海外を上げる、わたしがもっとも嫌う薄ら寒い常套手段で記しているわけではありません。

日本でも「選手=人間を大事にする」ことが当たり前に根づいているクラブチームは存在するし、もちろん企業も言わずもがな。

ただし、そこに横浜F・マリノスが含まれることはないでしょう。

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必死で言い訳に走る姿が惨めだな」。そこまで冷ややかに感じてしまったほど、横浜F・マリノスに対する想いはなくなりました。ガッカリつづきでもはやなにひとつも期待ができない。



中村俊輔の移籍の根本原因では?と予測されることを、すでに中田英寿を通して記していた

ブログのテーマ(テンプレート)を変更し、現在、調整作業をしていることはつい先日記した通り。

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そんな中、数年前のある投稿を目にし、「今回の移籍の根本原因はこういうことかもしれない」と実感したのであわせて記しておきます。

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正直、わたしにとってこの投稿を再び取り上げることは、わずらわしいものと出くわしそうで躊躇しました。中田英寿の所属事務所を筆頭に、変わることが期待できない人間たちによるくだらない悪ふざけの悪影響に。

でも、これが嘘偽りない真実なんだよな、と。日本のみならず世界の悪しき欠点であり、とりわけ日本の悪癖として目をそらしてはいけないこと。ずっと感じてきた問題を正直につづった投稿です。



結局、中田英寿と中村俊輔に敵う選手はいない。なぜ大事に守ってあげることができないだろう?

今、わたしの正直な本音を包み隠さず記すと、「結局、中田英寿と中村俊輔に敵う選手はいない」ということ。

それは決して、他選手を卑下しているわけではありません。なにより、選手とファン双方でやらかしがちな人が多い、思い上がった断罪や無意味な評価付けを彼らも望んではいないでしょう。

ただ、純粋に感じることです。

なぜ素直に讃えることができないだろう?なぜ大事に守ってあげることができないだろう?

先述の通り、目先の利益でチヤホヤされ持ち上げられることに溺れない聡明な若手選手ほど、愚かな行為や在り方には心が離れる一方なのに。「自分も所詮、都合のいい道具としか思われていない」と。



先人が偉大で聡明なのは、寡黙かつ貪欲に突き進む覚悟がなければ務まらないから

誰もが心の中にたいせつな存在がいます。サッカー界におけるわたしのそれに、ここ数ヶ月で幾度となくあらためて気づかされました。

わたしにとってそれはやっぱり、中田英寿であり、中村俊輔です。いまだに日本代表7番中田英寿で、10番中村俊輔。その番号は、もっともふさわしい人間の持ち物だ、と。

なぜだろう?と考えてみました。ずっと観つづけてきたから。確かにそうです。でも、それだけじゃない。

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何度か記した「サッカー界、スポーツ界の愚かさ」と出くわすことが増え、そんな中、まだ若かりしあのころ、一緒に年を重ねるように好きになった彼らふたりの姿が蘇りました。

かたや引退した身、かたやいまだ現役。立場は違います。それでも、実は共通点が多く、なによりもっとも重要な資質がまったく同じ。

本業を疎かにしたことがない。
歪んだ無様な行為に走らない。

どんな分野でも先人が偉大で聡明なのは、愚かな行為に走る=ブレている暇がないほど寡黙かつ貪欲に突き進む覚悟がなければ務まらないから。

その類まれな功績が彼らじゃなければ成し遂げられなかった理由は、彼らが誰よりも聡明だったからです。そんな存在を真っ当にたいせつにできない日本サッカー協会以下、日本の組織の在り方いっさい期待がもてません。

目の前に現れたのは美しい虹だった。純粋に応援できた時代を経て、巻き込まれた混沌

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とりわけ、中田英寿の存在は、言葉で表現することがむずかしいほど。現在「旅人おじさん」の彼にあのとき出会ったのは、きっと必然だったのでしょう。

腹立たしいこともあるし、なにしろあの厄介な事務所だし、やりきれないこともたくさんありました。

うっかりその名を口にしたり、書き込めば、ただ純粋にファンなだけなのに理不尽すぎるやり玉にあげられたり、それを許さないかの如く見えない大きな力に潰されそうになることもありました。生きることすら怖かった。

単純に好きなだけなのに、なぜこんなに咎められるのか。反対に「話したり書くならもっとこうしろ」と強引に押しつけられることも。いっそ死んでくれたほうが幸せな毒親が、自分よりもずっと大人の感覚をもった相手を、身勝手に子ども扱いして縛りつけるみたいに。

ここは日本だよね?北朝鮮だったっけ?何度そう繰り返しただろう(笑)。

他者の思想や在り方を、制限やコントロール、押しつけることは許せないしありえない。くだらない評価ゴッコなど言語道断。幼少期から「相手の想いや領域を尊重する自立した付き合い」しかできないわたしにとって、これほど生きづらいことはありませんでした。

意味のわからなすぎる身勝手な自己中騒ぎに巻き込まれ、なにも見えない霧の中、不当に斬りつけられ、死んでしまいたくなることも。

死生観が達観し、生死のフチを生きる人とともに闘い、彼らをサポートする経験が多いことから、ちょっとやそっとじゃいっさいビクともせずタフなわたしがここまで感じた、その言葉だけで、どれほど重かったか察してください。

あらゆる過酷かつ意味のわからない経験を負って、なお想う、中田英寿への共感と存在の尊さ

中田英寿の存在は呪縛のようでもありました。さっぱり意味がわからないほどに(笑)。

それでも、「中田英寿はすごいな」。彼もずっと闘いつづけた人だから。その気持ちや苦しみが、自分の立場なりに痛いほど理解できます。

勘違いしてほしくないのは、中田英寿や彼を取り巻く許せないことは変わらず許せないままです。他者を尊重できない幼稚な愚か者は、それがどこの誰であっても一生許さないし、どれだけ社会的にお偉かろうが同じ人間として一生認めない。

だから同じことを繰り返してもいい」だなんて、死んでも勘違いすんなよ(笑)。

それはそれとして。中田英寿はわたしにとってかけがえのない選手だった人であり、功績や在り方、存在は色褪せることがない、ということ。どんな状況でも変わらず胸にあったほど。

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前回の投稿で、ファンが変わらず真っ当で選手本人の印象も変わらないとしてあげた名前が、内田篤人マヌエル・ノイアーマッツ・フンメルスマルコ・ロイス。

その彼らの誰ひとりとして、わたしの中では中田英寿に一瞬たりとも敵いません。彼らのほうが好きなところもたくさんある。でも、敵わない。もちろん、リオネル・メッシであろうが、クリスティアーノ・ロナウドであろうが。

中村俊輔の移籍は起こるべくして起こった。彼をたいせつにしてくれるならチームは問わない

世界中の誰もが敵わない愛すべき存在。他選手と比較して、比較された相手を卑下するわけでもなく、見誤るでもなく。

たいせつな存在を讃え、守ること。

きっとわたしは幼いころから無意識にそれを知っています。「人をたいせつにする」とはどういうことか。そうしたすべてを身をもって、比較にならない経験値として理解しているから。

人はいつかは死んでしまう儚いものだという真実と、物心ついたばかりのまだ幼い時期にすでに出会いました。その強烈な死生観は、わたしの大いなる力であり、自分と誰かを守る確固たる叡智になる。

そんな人間の繊細な機微をわかろうとしない人間たちに、聡明なレベルで人と関わるのは一生無理なこと。当然のことながら、仕事で本物の結果を出したり、組織運営も同じく。

中村俊輔の移籍は、起こるべくして起こったことです。彼が選んだ先にいるのは、名波浩。職人気質のシュンスケ・ナカムラらしい、「人に惹かれた」結果では。

彼を本当にたいせつにしてくれるのであれば、チームは問いません。どこだっていい。横浜F・マリノスのサポーターには申し訳ないけれど、わたしにとっては中村俊輔の幸せが最優先だから。

自身もあらゆるものと闘いつづけたスーパーレフティだった指揮官と一緒なら、「心から信頼されている中で、みんなのためにも全力で仕事ができる幸せ」を味わえるはず。

この先もずっと変わらず応援しています。わたしにとって、中田英寿中村俊輔は、嘘偽りなく本物の特別です。

表立った発言を制御してきた人間に記すことを決断させた、中田英寿と中村俊輔へのリスペクト

次に中田英寿中村俊輔を記すのは、いつのことだろう?

本当は書きたいことがずっとあふれるほどあったけれど、先述の通り、実生活のマイナスにすらなる厄介事に巻き込まれるのが不愉快極まりなくて、もう何年も、なにもかもを制御してきました。

これを書いたら、また嫌な想いをする。
こんなふうに感じたけれど、めんどくさいから公に表明するのはやめておこう。
これを表に出したら、どうせまた強引に、もっと同じものを書くように強制する環境をつくられる。

人の気持ちもおかまいなしに押しつけがましい馬鹿が大嫌いです。わたしが書きたいときに書きたいことを書くし、話したいときに話したいことを話す。あなたの評価がほしくて書くわけじゃないし、あなたに好まれるためにあなたが好むものを書きたくなんかない。

にも関わらず、あなたのことを書いてもいないのに、すべてを己に変換して利用し、自分を高みに見せた無様な代物をあほヅラ晒してブログやSNSで垂れ流す。あげく、書いた側を蔑む対象としてペットや道具に例えながら。

それに従わない人間を過小評価して嗤う、馬鹿で厚かましく図々しいあなたの思い通りになんか生きてやらない。たとえ世界的なアスリートだろうが、その嫁や旦那、恋人だろうが、同じ過ちを繰り返すしか能がない馬鹿は、醜悪で最底辺の愚鈍な馬鹿でしかない。

相手の人生に無関係な分際でそれすら許せないあなたは、自分で気づけなくなってしまっただけで北朝鮮の刈り上げバカボンそのものだよ、と。これも嘘偽らざる本音です(笑)。

この意志の強さは、昔から中田英寿にもっとも共感するひとつ。わたしを縛ることができるものは存在しない。人は誰もが自由で、それぞれ尊重される意志人権がある。

そんなこの世の基本すら理解できない人間は、教養も知性もなく人間性を磨くことすらなにひとつできず他者に関わる資格がいっさいない愚か者だ、と。

中田英寿中村俊輔。この世に生きるすべてのアスリートが今、この瞬間、消えてしまったとしても、本物のリスペクトだけは消えない。永遠に。