黒田博樹広島凱旋!野球界の閉鎖意識を打ち破る凛々しい魂を持つ漢

hiroki kuroda-4

ここしばらく(いや、うちのブログはずっとその方向ですが)スポーツの話題はサッカーばかり続いたため、野球ファンたちからどえらい剣幕で「なんで野球を取り上げない?!」と白目むく勢いで波状攻撃を受けました。

………えー………だってサッカーのほうが好きなんだからしょうがないじゃないかー………

などと、えなりかずきくんばりに心の声をダダ漏れにさせながら説得を試みようものなら、「酷い!フットボールだけじゃなくベースボールも!」とこれまた波状攻撃(白目)。

WBCを発展させず旧態依然から抜け出し改革を起こそうとしない野球界にガッカリした過去

2009wbc-1

友だちの友だちはみな友だち」じゃないけれど、いつのまにやら自分が思っていた以上にブログを見てくださる方々が増え、本当にありがたいといえばありがたいこと。

ただ、ベースボールではなくフットボールをなにより優先させるのは偽らざる理由があります。

WORLD BASEBALL CLASSICが立ち上げられたとき、当時のブログでワクワクした喜びとともにつづったほど「ようやく野球界も旧態依然から抜けだそうと世界を見ようとしている!本気で危機意識を持つようになった!」とうれしかったわたし。

たかが選手が」とほざき散らかす老害様たちがいつまでもウヨウヨしたり、「メジャーリーグ」の名のわりに「自分の国が一番じゃないと気に入らない」という一国独裁主義でドヤ顔するジャイアン国家の金儲け醜悪さだったり。

独特の競技社会の閉鎖感だけは昔からどうしても受け入れられない人間たちにとって(これは野球=ベースボールに興味がないひとたちがまったく同じ感覚)、良いイミでサッカーを見習ってほしいと願い続けていたほど。

 

真摯なひたむきさや垣根を作らず発展に尽力するスタンスはサッカー界ならでは

japan national football team-1

確かに日本野球=ベースボールがメジャースポーツ・強豪国の位置づけで来たのはありますが、それでもわたしはずっとサッカー=フットボールのほうが好きでした。

理由は、プロとアマチュアの垣根を作らず、競技全体の発展を念頭に置く理念があるから。

最近、日本サッカー協会様とかいうところがあほなことしでかしまくっていますが。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/fifa-asiancup-football-soccer-japan-national-javier-aguirre-hara-daini-jfa-nagatomo-uchida-kagawa/8330/

それでも自浄作用が働くのはサッカーのほうが圧倒的に強い。決定的なスタンスが違う。

1. サッカー後進国であるが故に、どこででも楽しまれているスポーツであるが故に、つねに上を目指し努力し続ける真摯なひたむきさがある。
2. 代表チームと世界大会が尊い存在として軽んじられていない。
3. なにより、ボールひとつで会話ができるどころかボールが買えなくてもボールに代わるもので誰もが楽しめる、人間の尊厳に直結するオールウェルカムの素晴らしさがある。

つねに「世界基準」の価値観がサッカーにはあり、それこそが世界中の多くのひとたちを力強く魅了する理由でもあります。

 

危機感も持たず権威主義・閉鎖主義が改善されないうちは昔のようには応援できない

2009wbc-21

せっかくWBCが立ち上げられたにも関わらず、結局メジャーリーグ様=アメリカ様の横暴主義優先にさせて、やれメジャーチーム所属の選手は参加させないだ、やれ日程に制限があるだ。

もうね、「はあ?(冷笑)」でしかない。なんてつまらないスタンスなんだろう、この競技で力を持つ人間たちは。

そこに加え、無駄にサッカーへの対抗意識や「日本サッカー弱いし」みたいな見下し感覚すら漂わせる言動など(選手や関係者、ファンなどすべてに漂う独特の無意味なプライド。もちろんすべてではないし、そうじゃないひとのほうが多いとは思っています)、もう情けない以上の感情ばかり沸いてきてしまい。

あなた方は現実に対する意識を持つ気はないの?一体いつまで閉鎖的に儲かればいいを繰り返すの?と完全にブッチギレて呆れてしまい。

それ以降、野球に対するファン意識は薄まりました。

なぜいつまでも逃げてひとや物事のせいにして変わろうとしないんだろう、と。長年見てきたからこそ感じる危機感はまともなファンたちのほうが持っているとすら思うほど。

 




黒田博樹と広島東洋カープを野球界は真摯に大事にしたほうがいい、見習ったほうがいい

hiroki kuroda-6

そんな中、「やっぱりこのひとの価値基準や人となりは違うな。素晴らしいな」と心から実感させてもらえる選手が日本に帰ってきました。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/mlb-npb-hiroki-kuroda-nyy-hiroshima-carp-baseball/6701/

そう、黒田博樹選手。

球団ファンの垣根を超えたどころか、ファンの垣根を超えて野球やスポーツにいっさい興味がないひとたちすらも感動させた黒田選手の立ち居振る舞いは、野球界においてこれ以上ないほどの凛々しいお手本。

昨日行われた記者会見、ただただ感服しました。

こういう存在がいることを、野球界はもっともっと誇ったほうがいい、もっともっと大事にしたほうがいい。それから、広島東洋カープ球団としての在り方をもっともっと見習ったほうがいい。

野球強豪国」「強豪国の選手」であるが故にはっきりと驕りが見える競技全体が持つ最大の弱点を克服するためのヒントは、黒田博樹にすべて詰まっていると感じています(あ、克服する気があればの話ですが、野球界に)。

あとは上原浩治。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/koji-uehara-mlb-boston-red-sox-baseball/7412/

もちろんもっといろいろと名前はあげられますが、まずパッと浮かぶのはここしかないだろう、と。

黒田選手の活躍、心から楽しみにしています。どうかケガには気をつけて「一球の重みと尊さ」を真摯に語ったそのプレイと生き様を魅せ続けてください。