記事内に商品プロモーションを含む場合があります
どーも。あいかわらず仕事でもプライベートでも父から譲り受けたニコンの名機・Nikon D90とともに駆け回っているsacchiです(自然児そのものに本当に駆け回る自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)。
今のわたしの目標は、フルサイズのNikon D750の購入。イエス!ファーストフルサイズ!
そのためにもせっせと働いているのですよ……じっと手を見て「貧乏暇なし」などとつぶやく暇もないほどに……。
憧れの2台持ち。一眼レフの楽しさを教えてくれたD90くんと、フルサイズのすごみを実感させてくれるD750くんとの日常。
目に入れてもまったく痛くもかゆくもない、愛してやまないふたりの息子をもつかのよう。想像しただけでごはん3杯イケますよね(確実に食べすぎです)。
「フルサイズとは?」を良い子たちにざっくり説明しよう!
「フルサイズってなんのこと?」との疑問をもつ良い子にざっくり説明すると、「めっちゃいい写真が撮れる高性能カメラ」(オマエの説明はいつもざっくりすぎる)。
冗談さておき。フルサイズとは、「35mmフィルムのサイズを採用した、撮像素子がもっとも大きいといってもいいデジタル一眼レフカメラ」のこと(普及していないとはいえ、厳密には中版が一番大きい)。
ここから先は、フィルムカメラを使っていた世代であれば自分の記憶をさかのぼり、原体験がない世代はフィルムカメラをイメージしながら読んでみてください!
覚えておきたい、かつてのフィルムの役割を担う「撮像素子」
デジタルカメラの登場前、世にでまわっていたのがフィルムカメラ。筒からうにょにょーんと黒いフィルムをのばし、カメラ本体をパカっとあけセットして、撮影したらカメラ店で写真にしてもらったアレ。
一枠に光を当てて感光させ、現像し、写真として仕上げる構造で、中でももっとも普及していたフィルムが35mm。この写真枠のサイズをフルサイズ、あるいは35mmサイズと呼んでいます。
時を経て、デジタルカメラが開発され、いまや一家に一台どころか、ひとり一台時代に。では、このフィルムの役割はデジタルカメラのどこが担っているのでしょうか?
その答えが「撮像素子」。またの名を、「撮像センサー」OR「イメージセンサー」OR「画像センサー」。
ざっくり言ってしまうと、デジタルカメラの構造上、レンズを通して入ってきた光を電気信号に変え画像を作る「撮像素子」がフィルムの役割を務めています。
プロカメラマンご用達の超敏腕ブレーン、フルサイズ!
で、この撮像素子さんがえらい金遣いが荒い人でしてね(間違いなくデジタルカメラのお話です)。
簡単に言ってしまうと、フィルムカメラ時代の35mmサイズの撮像素子にするためには、相当なコストと技術が必要に。
つまり、35mmサイズの撮像素子を搭載したフルサイズの一眼レフとは、要は「金出せば仕事してやるよ」(誤解を生む表現はやめてください)。
実際には、「大変恐縮ですが、安くはない報酬設定ではございますが、決して後悔させない、期待を裏切らない仕事をさせていただきます」という、やけに腰の低い超敏腕ブレーンのような方。
「フルサイズさん!その仕事っぷりグッジョブ!こちらの仕事はかどりまくりだぜー!」と心酔する人が後を絶たない、その道で食べているプロフェッショナルの片腕。
それが、フルサイズ一眼レフカメラ。プロフェッショナルの片腕級の超敏腕とはいえ、完全に趣味で写真に興じている人ほど憧れから手にするファンが多い、実に間口の広い方といってもいいでしょう。
APS-C登場!APS規格を採用した、低コストのお値打ち品
と・こ・ろ・が・だ。
高いわけですよ……。
いくら超凄腕といっても、お金持ちや、カメラ一本で生計を立てている人でもない限り、ポンポンといくつも買える代物ではありません。
なにしろ、一眼レフのもっとも恐ろしいことは、「本機どころかレンズも高すぎワロタ」。
フルサイズは本機に比例してレンズも高額です。なんと1本数十万が当たり前の世界。
「あれ?車買えちゃいますよね?本機とレンズでドライブ行っちゃいましょうかね?」などと、完全に錯乱するほど。
そこで開発されたのが、フルサイズより低コストで手に入る、一回り小さいサイズの撮像素子を搭載したAPS-C。フィルム時代のAPS(アドバンストフォトシステム)規格が採用されました。
いまやプロ写真家が仕事で愛用する優れもの、APS-C!
とはいえ、「APS-Cは低コストで手に入る」といっても、コンパクトデジカメとは比較にならないほど高額(真顔)。
加えて、その優れた性能から、写真家のプロがAPS-Cをこよなく愛し、仕事で愛用する時代に。とんでもない技術が詰まっています。
D90がこのAPS-C。発売当時、そのポテンシャルで世界の度肝を抜き、今でもニコンの名機と呼ばれる伝説の子。
わたしはこの長男をずっとたいせつにしながら暮らしていきます(だから間違いなくデジタルカメラのお話です)。
このほか、ミラーレスなどいろいろとありますが、そこは自分で調べてみてください。あらためて調べて書く気になれなくてすまん……(なんだろうこの完全に投げやり姿勢)。
ごめんなさい、「ミラーレスにまったく興味なし」。コンパクトデジカメからD90に惚れ込んでスイッチした人間ゆえに、ミラーレスの性能に惹かれるものがなにひとつもない……(なんて正直な)。
ミラーレスの良さって軽さだけ?ほんとごめんなさい……敏腕さがまったく感じられず……。
わたしの頭の中では、一眼レフはフルサイズとAPS-C。ここテストに出るから覚えておくように!(覚えさせんでええ)
スマホより一眼レフが劣っているだなんて思わない理由
余談ながら、写真撮影においてスマートフォンは一眼レフに敵いません。いくら写メが普及しようが、カメラ分野のプロフェッショナルは間違いなくデジタルカメラです。
スマートフォンを購入する際、搭載されたカメラの解像度を見て「この画素数って一眼レフより数値が高い!じゃあ一眼レフより綺麗な写真が撮れるってことじゃん!」と感じる人もいるのでは?
それ、大間違いですぜ!
なぜなら、質がよいスマホカメラが登場しているとはいえ、写真の質は解像度だけで決まるわけではないから。
そう、写真の決め手は、今回ご紹介した「撮像素子=撮像センサー(イメージセンサー・画像センサー)」。撮像素子のサイズが大きいほど、取り込める情報量が多いため、綺麗な写真が撮れるということ。
わたしもスマホで撮影することも好きだし、iPhoneを筆頭にスマホカメラの性能はすごいと実感しています。
でも、スマホより一眼レフが劣っているだなんてまったく夢にも思わない。
もし「綺麗な写真が撮りたい!」のであれば、まずコンパクトデジカメをおすすめします。その場で盛り写メしたいならスマホだろうけれど(笑)、料理や風景、家族や恋人、友人撮影など、きっとハマるはずです!
日常を違った景色に変え、新たな魅力を引き出す一眼レフ
本当は「RAWとJPEGの違いや、初心者さんにもRAWをおすすめする理由」などにも触れたかったけれど、それはまた別の機会に。
一眼レフカメラの魅力は、いつもの日常をひと味違った景色に変え、新たな魅力を引き出してくれること。この面白さは、一眼レフの世界にハマった人にはよくわかるんじゃないかな、と。
仕事での撮影だと、わたしの場合は特に「リアルを切り取り、記録を残す」方向性の写真にせざるを得ないところもあり。本職ライター、記事に必要な写真まで自分で全部撮る、なので。
今後、仕事ではなかなか撮ることができない「リアルを切り取りながらも、記録ではなく記憶を残す」テイストの、プライベートで撮影している写真なども今よりもっとご紹介できたらいいな、とアレコレ考えつつ。
人生は、悩む瞬間も含め、些細なことからすべて楽しんだほうが幅が広がるし、結果的にとっても幸せ。そんな毎日を一眼レフとともに。
本当におすすめですよ。ぜひ手にしてみてくださいね!