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8月5日に開幕したリオデジャネイロオリンピックが、本日22日、無事に閉幕しました。
治安や経済不安など、さまざまな懸念があったとはいえ、フタを開けてみたらそこはやっぱりスポーツの祭典。アスリートの躍動とともに、ブラジルの底抜けに陽気であたたかい人間性に感激した17日間。
「オブリガード」にこめられた歴史、ブラジルのひとたちのやさしさにあらためて触れたリオデジャネイロオリンピック。「これだからスポーツはいいよねー」などとニヤニヤしつつ。
久々にブログをつづろうと決めたのは、その閉会式での8分間。まだ目にしていないひとにこそ、どうしても観てほしい。
リオからオリンピックフラッグを引き継ぎ、次回、日本の首都・東京で開催される「2020 東京オリンピック」。そのアピールとしてお披露目されたプレゼンテーションをどうぞ。
TOKYO 2020/2020 東京オリンピックプレゼンテーション「トーキョーショー」
https://youtu.be/sk6uU8gb8PA
※パソコンは「YouTubeで見る」をクリック、スマホは上部の「【NHKリオ】2020へ」をタップすると、それぞれムービーが見れます!
これぞクールジャパン!東京が本気出しまくったプレゼンテーションムービー
カッコよすぎワロタ。どうよコレが日本よ東京よ?諸外国のみなさーん、日本のこと誤解しまくってもらっちゃ困るのよー?と声を大にして世界の中心で叫びたいほど、まさに「日本・東京」そのもの。
ハリウッド映画をはじめとした諸外国が描く「好意的な描き方であればお気持ちはありがたいんですが、いや、ちょっと、それかなり違うんですけど」と苦笑まじりに訂正しまくりたい偶像ではない。
もちろん、国内でもステレオタイプに固執するそれらとも一線を画し、古くから脈々と受け継がれたモノ、日本お得意の昇華させ進化させ誕生したモノが融合され、紛れもない日本の美が描かれたことに拍手喝采です。
マリオに扮した安倍総理には賛否両論らしいけれど、わたしは「国家元首がすすんで協力し、当人が楽しみながら参加した」ことがうれしかった賛成派。トップが盛り上げ役に徹することができなければ成功はないから。
「おっさんなにやってんだ!」などと批判している方々、内閣・政府だからといってなんでも批判すればいいってもんじゃないよ?(笑)わたしは個人的に「やるなあ安倍マリオ!」と笑ってしまいました。
生まれて初めて「君が代」アレンジに涙した、制作者の尊い想いを感じたひととき
日本の国歌「君が代」のアレンジは、非常にむずかしい領域でもあり、これまで耳にしてきたモノは残念ながら「日本の美しさ台無し」な代物ばかりだったことも否めず。
ところが、今回のプレゼンテーションでの「君が代」には身震いしました。
徐々に姿をあらわす日の丸とともに、「東京にオリンピックを託してくれたこと」「東日本大震災時に支えてくれたこと」への感謝をこめ、世界各国の「ありがとう」を描き出した瞬間、鳥肌が立ち、自然と涙が。
こんなに美しい「君が代」を聴いたのは生まれて初めてです。演出はもちろんアレンジそのものが美しかった。
センスはもとより、制作者に「君が代」を尊ぶ想いがあるからこそでしょう。アピール目的の自己中アレンジじゃ決してこうはならない。
お互いを引き立てあう融和が導いた、日本らしさあふれる「コラボレーション」
プレゼンテーションムービーに登場する、アスリートの力強い勇姿、世界に誇るサブカルチャーの代表選手であるマリオ・ドラえもん・キティちゃん・キャプテン翼・パックマン、そして夢のような東京の街並み。
加えて、1964年に開催された東京オリンピックポスターのオマージュも。ムービー内の一コマ「WARMING UP! TOKYO 2020」こそがそれ。
これこそすべてにおいて「コラボレーション」と呼ぶにふさわしい、お互いがお互いを引き立てあう融和。本来の日本・東京の持ち味である、堅苦しくなく、かといってゆるすぎず、しっかりしつつも茶目っ気満載。
これ以上のモノはのぞめない最高の8分間でした。東京の街に生まれ、東京の街に育ったことがあらためて誇らしくなったほど。ひとりの日本人、東京人として、関係各位に敬意を表します。本当に素晴らしかったです。
必然のタイミングで就任した小池百合子新都知事、凛とした姿は東京の新たな象徴
小池百合子新東京都知事が登壇し、オリンピックフラッグを引き継いだ「フラッグハンドオーバーセレモニー」を含め、東京プレゼンテーションが世界中で大好評だったこともうれしい限り。
とかく「男尊女卑」「女性の社会進出が閉ざされている国」と揶揄される日本だけあって、このタイミングで首都・東京を担うために女性都知事が就任したことは必然だったかのよう。
「日本のプレゼンテーションが素晴らしかった」「女性代表者が美しかった」「東京オリンピックに行きたくなった」との声であふれかえるインターネットの現在を目にし、いよいよ本格的に準備がはじまった、と。
国内では同時に、大騒動になった前都知事や都議会の問題から新都知事が誕生したばかりということもあり、「小池さんが都知事でよかった」との「同感すぎる(真顔)」本音ばかりで。
あの場にいたのが税金無駄遣い犯罪スレスレ舛添オヤジじゃなくてよかったよ!あのままだったら東京が大恥さらすところだったよ!(だから本音すぎる)
世界事情をよく知る国際感覚に長けた小池知事らしさも垣間見え、「日本・東京がアピールしたいモノのゴリ押し」ではなく、「世界が求め、喜ぶ、日本・東京」の着物姿で登壇したことも「さすが小池さんだな」。
あくまで「主役はスポーツであり、アスリート」の想いがうかがえる、華がありながらも派手ではなく、主張しすぎず邪魔をしないけれど凛とした、あの着物と帯のセレクトはお見事。
伝統柄の鶴をあしらった着物に、黄金の国ジパングそのものの金の帯には国花の桜、さりげなく彩りをそえる伊達衿。すべてが上質かつ上品。場にふさわしい究極の「日本の美」に感服です。
ようこそ東京へ。世界中を真心でおもてなしする時間を、心から楽しみにしつつ
すべてを通じて感じたのは、「融和」「歓迎」。お互いがお互いを引き立てあい、世界中を「おもてなし」で迎えるプレゼンテーション。
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気づけば、開催決定からもうすぐ3年が経とうとしています。早や3年、もう3年。あっという間でした。ということは、これからの4年間も間違いなく急ピッチで時計の針は進むはず。
いよいよ本格準備突入。おもてなしの国、ホスピタリティ大国が本領を発揮する時間がやってきます。わたしたち東京が、日本が、世界中を真心で迎える日は、もうすぐそこに。
ようこそ東京へ。東京人として、世界中のみなさんをおもてなしする時間を、心から楽しみにしています。