澤穂希現役引退|天皇杯決勝点がラストゴール!史上最強クイーンのフィナーレ

これはなんという漫画のタイトルだろう?それとも映画かドラマだろうか?

事実は小説より奇なり。

尋常じゃない努力に加え、想像もつかないほどの犠牲を払った上での数々の結果。

それでも、彼女が自身の人生で確固たる選択とともに歩んだ真実以上に感じるのは、「選ばれた人間」「そういう星の下に生まれたひと」がもつ気高さ。

凛と在りつづけた美しいフットボーラーは、生き様そのものを映しだした有終の美というエンディングをもって、そのサッカー人生に鮮やかに幕を下ろしました。

なでしこジャパンを世界中に広めた、唯一無二の日本サッカー史上最高傑作。アジア史上初バロンドーラー、強く心優しきクイーン・澤穂希。自らの決勝ゴール皇后杯優勝を果たし、今日、引退しました。

【サッカーキング】澤穂希が自らの決勝ゴールで有終の美飾る…神戸、2年ぶり5度目の皇后杯制覇

 女子サッカーの頂点を決するトーナメント、『第37回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会』の決勝戦が27日に神奈川・等々力陸上競技場で行われ、アルビレックス新潟レディースとINAC神戸レオネッサが対戦した。

 2年前の決勝と同カードとなった今大会の決勝戦。初優勝を目指す新潟はその2年前を含めた過去2回の決勝戦でいずれも神戸に敗れており、リベンジに燃える。対する神戸は、澤穂希にとってこの試合が現役ラストゲーム。日本女子サッカー界をけん引してきた澤の引退に華を添えるべく、2年ぶり5度目の大会制覇を狙う。23日の準決勝にフル出場した澤は決勝の舞台でも先発に名を連ねた。

 最初のチャンスは神戸。6分、ピッチ中央でボールを持った澤がDFラインの裏に浮き球のスルーパスを送ると、抜け出した中島依美がシュートまで持ち込んだが、ここはDFのブロックに阻まれてしまった。対する新潟は24分、右サイドの左山桃子が右足で上げたクロスにエリア内の小島美玖がヘディングで合わせたが、シュートはGKの正面に飛んだ。

 44分には神戸に決定機が訪れる。右サイドから攻め上がると、川澄奈穂美が左足で低い弾道のクロスを供給し、ゴール前に走り込んだ中島が右足ハーフボレーで狙う。しかしGK福村香奈絵が好セーブで阻むと、こぼれ球に反応した中島が押し込む前にDFが身体を張ってクリアした。試合はスコアレスのまま前半を折り返す。

 後半に入り49分、神戸は左CKを得るとニアサイドに走り込んだ澤がヘディングシュートを放ったが、ここは枠を捉えることができなかった。

 なかなかシュートチャンスが作れず拮抗した時間が続くと、両チームともに選手交代で打開を図る。神戸は69分、高瀬愛実に代えて増矢理花を投入。新潟は70分に山崎円美を下げて渡辺彩香をピッチへ送り出した。

 すると78分に試合が動く。右CKを得た神戸はキッカーの川澄が蹴ったクロスに中央の澤がヘディングで合わせ、シュートをゴール右隅に決めた。

 試合は澤のゴールが決勝点となり1-0で終了。神戸が2年ぶり5度目の皇后杯初制覇を成し遂げた。

【スコア】
アルビレックス新潟レディース 0-1 INAC神戸レオネッサ

【得点者】
0-1 78分 澤穂希(INAC神戸レオネッサ)

引用:サッカーキング

「絵に描いたような」ラストゲーム。澤穂希のサッカー人生を詰め込んだ見事な集大成

澤穂希引退発表|「苦しいときは私の背中を見なさい」男前な心優しきクイーン

まさに「絵に描いたような」とはこのこと。どれほど名が知れた名選手でも、これほど見事なラストを飾れる人間はめったにいない。

もってる」という言葉が使われだして久しいけれど、彼女にこそもってるが似合う。今日、あらためて実感しました。「こんなことが現実に起こるんだ」と。

第一人者にふさわしい幕引きであり、これからの人生をも祝福されているかのよう。こみあげる涙が笑顔に昇華するほど、美しく忘れられないラストゲームは、日本サッカー史上に新たな歴史を残すことに。

さすがは「10番澤穂希。あなたはいつだって、その背中で雄弁に語ってきた。言葉にせずとも、その勇ましく愛らしい背中で。

サッカーがチームプレイで成り立つ競技であることは、男子以上に女子が教えてくれること

澤さんの決勝ゴールで優勝を」という想いがひしひしと伝わってきたチームメイトの姿も、心を震わすほど印象深い試合。お互いに「恩返し」のラストゲームともいえるかと。

サッカーがチームプレイで成り立っている競技であることは、男子サッカー以上に女子サッカーが教えてくれること。とりわけ、日本代表戦において、その事実は色濃く。

また、サッカーが技術や戦術以上に、最後の最後で絶対的にモノをいうのは、「なにがなんでも勝つ信念の強さが勝負を決する競技であることも、同様にして。

劣勢だろうが、大番狂わせだろうが、知ったこっちゃないとばかりに貪欲に闘う。ここ数年、あらゆる願いや想いをたぐり寄せ、現実のもとに結実を果たしてきたのは、いつだって女子サッカー。

待遇ばかりがよくなり、チヤホヤされるうちにたいせつなことばかり忘れがちな男子サッカーを目にし、サッカーを観つづけることに嫌気すらさす瞬間、サッカーの純粋なおもしろさを魅せてくれる。

「男尊女卑」すらも笑い飛ばす力をもつのは、寄生虫女の真逆をいく凛々しい大和撫子

いまだにはびこる日本社会のつまらない男尊女卑」すらも笑い飛ばす力をもつのは、「男尊女卑を逆手にとり、男を食い物にしてステイタスを上げる算段上手な寄生虫女」の真逆をいく凛々しい大和撫子。

心が強く、自らの足で走りながら人生を切り拓き、とびきりの笑顔をみせる女は、計算高い女なんか比べものにならないくらい、愛らしく優しくチャーミング。

彼女たちがそれを、あらためて教えてくれる。男女問わず、その事実を認められるか認められないかで、そのひとの生き方や考え方、ひととしての高潔さがイヤというほど炙りだされるくらい。

現実の舞台で魅せた鮮やかな「夢」。澤穂希選手、本当にお疲れ様、本当にありがとう

長い長い道のりを走り終えた今、彼女はなにを想うだろう。

これは終わりではなく、再びはじまりの物語。これからも、どうか変わらない凛々しさと愛らしさで、人生を歩んでほしい。日本サッカー界最大の功労者へ、感謝を込めながらエールに代えて。

今まで本当にお疲れ様でした。そして、本当にどうもありがとう、澤穂希選手。あなたが現実という舞台で魅せた鮮やかな」は、確かに「見るもの」ではなく「叶えるもの」でした。

ひとりの女性としても、どうぞ末永くお幸せに。

I wish you be always filled with Happiness!!!!