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「義母と娘のブルース」2020年謹賀新年スペシャルで“ぎぼむす”再び
今回の年末年始は例年以上にひきこもり、ドラマ漬けであると先日触れたばかりですが、興味深いドキュメンタリーのラインナップにもこころくすぐられまくり、録画&視聴三昧でハマっています。
ドキュメンタリーといえば……あの局の右に出る者はいないのですよ……。
ガーサスNHK!(キターーーー)
もうNHKはニュースとドラマとドキュメンタリーとチコちゃんだけやってればOK!(極論キターーーー)
で、そのラインナップのなかでも、ひときわ光っていたのが、NHK総合にて2020年1月2日(木)に放送された福山雅治×香川照之の「生きものすごいぜ!」。
ぎゃーーーーっ!龍馬と弥太郎だーーーーっ!!!!(龍馬伝ファンのわかりやすい喜びぶりでお届けします)
参考
“生きもの愛”にあふれた2人が強力タッグ!福山雅治×香川照之の生きものすごいぜ!NHK_PR
大河ドラマ「龍馬伝」坂本龍馬・岩崎弥太郎コンビ再び
福山雅治さんと香川照之さんといえば、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」にて、主人公の坂本龍馬と、彼の盟友・岩崎弥太郎を演じた同志。
ええ、ええ、もうこの話、丸一日中語っても足りない、あ、語ってもいい?龍馬伝、うん、そう、唯一全話視聴した大河ドラマ、もうね、最高だった、いまでもあの場面の龍馬と弥太郎といったら、あれはな(強制終了)。
さて、そんなふたりが「生きものすごいぜ!」??
なぜ?!と不思議なそこのあなたにざっくり解説すると、福山さんと香川さん、どちらもNHKで生きもの系レギュラー番組を(ガッツリ体を張りながら)担当しているから。
参考
NHKスペシャル ホットスポット最後の楽園 season3NHK
いまさら解説する必要もないくらい、両者そろって日本を代表する役者なわけですよ。
にもかかわらず、エロトークだのボクシングトークだの、なんなんだこのおじさんたちw
そこに加えて、生きものトークときた……視聴結果は予想通りでした。
この人たち、生きもの愛(も)ハンパなさすぎワロタ。
もはや「おじさんすごいぜ!」状態に大草原不可避
司会進行を担当した桑子アナが、おじさんふたりの熱すぎるトークに若干引き気味で、その戸惑いっぷりにも大笑いしてしまうほど、飛ばす飛ばす、一体なんだよこのおじさんたちw
キレッキレの話術とともに、身振り手振りで動物と昆虫のすごさを語りだす、おじさんふたり(注:一応日本を代表する役者)。
ふたりでカマキリの求愛・交尾を実演しはじめたときには、本気で笑いすぎて呼吸困難起こしかけました……どうしてくれるんだww
とはいえ、「曲がりなりにも番組だから……」とかなり抑え気味だと感じたのも本音です。
もしこれが、スタジオセットで収録しているテレビ番組ではなく、居酒屋で両者、膝を突き合わせサシ飲みで語り合っていたら……。
絶対こんなもんじゃ済まなかったはずだ……間違いない……(あっさり想像がついて大草原不可避)。
誰か!その居酒屋にカメラのセッティングを!そしてその映像を特別販売で!
番組名、「生きものすごいぜ!」じゃないよ!
もはや「おじさんすごいぜ!」だよ!!!!(自信をもって断言する姿勢)
親子そろって仲良く観れて生態系が学べる貴重な番組
冗談さておき、「お正月早々、観てよかった!」と実感した番組でした。なにより、大人も子どもも大満足できるのがポイント!
大人が楽しめるクオリティを追求しているのですが、親子そろって仲良く観ることができるのは実は貴重じゃないかなーと。
身近な自然が減り、生き物が織りなすネットワークである生態系と触れ合う機会がない現代の子どもに、画面を通じて福山・香川両氏が身をもって伝えることで、大人と一緒に地球上で生きる意味や共存を考えることができる。
むずかしい言葉を並べ立て、堅苦しく勉強するのではなく、お茶の間の人気者の彼らがわかりやすく、ときに笑いを交えながらも貪欲に探求し、ナビゲートしてくれる……こんな贅沢な番組にはなかなかお目にかかれません。
もともとニュース・ドラマ・ドキュメンタリーしか観ないわたしは、NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」「プロフェッショナル 仕事の流儀」、テレビ東京「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」など大好物。
もちろん福山さんの「ホット・スポット 最後の楽園」、香川さんの「昆虫すごいぜ!」も、どちらも大好きでずっと視聴してきました。
とりわけ福山さん・香川さんの番組は、本人たちが体を張り、現場でのあらゆる体験を通じた番組構成に加え、彼らの取材対象に対する愛が心地よく、熱を帯びノンストップで語り尽くすその姿は好印象だらけ。
そんなふたりがタッグを組み、龍馬・弥太郎再び!とばかりにゴールデンコンビぶりを大発揮……あ、ごめんなさい……感動で目から汗が……(ただの龍馬伝ファン)。
ああ、もう言いたい、一言言いたい、どうしても言いたい。
グッジョブNHK!!!!(やっぱりただの龍馬伝ファン)
終始真摯で謙虚な姿勢が好印象の生きもの愛好家
番組を視聴しながらあらためて考えたのは、わたしたち人間が知っていることやできることなんて、やっぱりちっぽけなものなんだよなあ、ということ。
生きものは素晴らしい能力を擁していて、人間は彼らの後追いで、彼らから教えてもらう立場であることを真剣に説くなど、福山さんも香川さんもレギュラー番組同様、終始真摯で謙虚な姿勢が印象的でした。
「我々はこの何十年エコに関心を持ってきたけれど、たとえば天然ヤシ油がどこから来たかというと、それを採るためにもともとあった森がなくなり、オランウータンが居場所をなくし……消費者がよかれと思ってやっている行動が、動物たちの居場所をなくしている」
番組内で語った福山さんの言葉です。
思い込みで繰り返している行動が、結果的に自然環境を破壊し生きものの居場所を奪っている……これ、人間社会で発生している醜悪マウントや暴走行為にもよく似ています。
福山さんはその後、こう続けました。
「知識として共有することが大事。単に生きもの好きというだけではなく、番組をやることで、そうした知識や現実を伝えていくことが自分の使命」
そして同様に、香川さんも。
“準公人のあるべき姿”まで見せてもらった気がします。その影響力や社会的立場は、社会還元をしたり、世の中をプラスにする一助として生きるために与えられたものであることを、彼らは理解し、わきまえているからです。
年始に観れてよかった。泥沼に咲く蓮の花のように清々しいおふたりでした。
やっぱり「おじさんすごいぜ!」だよ!!!!(自信を持って断言する姿勢再び)
おじさんコンビ続編決定!がんばれNHK!(注:未定)
桑子アナの「生きものの擬態と、役になり切る役者は似ている?」に対する「役者は擬態とは逆で、カメラがまわっているあいだは、セリフを通して“本当の自分を出してもいい”と言われている職業」との役者論まで飛び出すなど、盛りだくさんの1時間。
うわーこんな番組待ってたわー本当に面白かった!
参考
福山雅治&香川照之 カマキリ求愛寸劇に“擬態からの役者論”「生きものすごいぜ」第2弾は福山も被り物?スポニチアネックス
「生きものすごいぜ!」第二弾(注:未定)では、香川さんはいつものカマキリ先生で出演(注:いや未定)し、それに合わせ福山さんは「自分は役割として可愛さを」とハリネズミを希望(注:だから未定)。
で、結果的に、ネズミつながりでネズミ男に決定(注:あくまで未定)したので……。
かぶりもので続編決定!がんばれおじさんコンビ&NHK!!!!(いやだからあくまで未定です)