【東京ストリート by Nikon COOLPIX P330】1月14日まで!松屋銀座「片岡鶴太郎展 顔-faces-」

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

ここ数年、年末から年明けにかけて、母娘そろって松屋銀座で開催される個展に出かけるのが田中家の恒例行事のひとつ。

【東京ストリート by iPhone5S】日本の“美彩”に出会う。松屋銀座「特別展 白洲正子ときもの」

以前ご紹介した、故白洲正子さんが愛用した着物や和装小物が集められた特別展も、まさにそれ。

この年から欠かさず足を運び3年目。今回は、芸人として一世を風靡し、いまや画家や書家、ヨガインストラクターとしても脚光を浴びる片岡鶴太郎さんの展覧会です。

画業25周年・芸能生活45周年を記念した展覧会

松屋銀座外観

片岡鶴太郎さんといえば、「オレたちひょうきん族」を観ていた世代には、“鶴ちゃん”でお馴染みの芸人さん。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8D%E3%82%93%E6%97%8F

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

当時から多彩な芸風で楽しませ、役者としても独特の存在感で魅せていた彼は、そのマルチな才能をさらに磨き、現在では画家や書家としても大活躍しています。

今年、2019年は、画業25周年と芸能生活45周年を迎えるアニバーサリーイヤー。そんな栄えある節目を祝い、画業25周年・芸能生活45周年記念「片岡鶴太郎展 顔-faces-」を開催。

こころ惹かれる作品が多数展示されていることはもちろん、特筆すべきは写真撮影OKなこと。個人的に「ぜひスマホやデジカメ片手に臨んでほしい!」と力説したい理由が、足を運んだ人ならわかるはず。

鶴太郎さんの作品は「見て楽しい。撮って楽しい。シェアして楽しい」のですよ。


写真映えし、SNSやブログとの親和性が高い作品が並ぶ

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

ついつい写真を撮りまくってしまったほど、自然とテンションがあがる鶴太郎さんの個展は、じっくり鑑賞したくなるのは当然のことながら、写真映えする作品が揃っていることが特徴のひとつ。

と同時に、「SNSやブログとの親和性が高い」とも実感。どこかなつかしさを覚えながら、新しい時代をも感じさせる。こころが和みつつ、刺激まで受ける。いつしか誰かに伝えたくなる、そんな瞬間に出会えるはずです。

来場者を飽きさせない仕掛けもユニークで、お笑い芸人の本領発揮とばかりに笑わせてくれる映像から、崇高な美術作品として堪能したいコーナーまで、エンターテイナーとしての力量までうかがえます。


自由な表現で魅せる「日本の顔 富士山」

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

もっともくすぐられたのは、今回の展覧会のイメージとして描かれた富士山。

富士山と一口に言っても、「こんなに自由に表現できるんだ」と、そのバリエーションの豊かさに見惚れてしまうほど。

「日本の顔 富士山」として集められたコーナーは必見です。


表情の違いまで味わいたい「椿の回廊」

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

鶴太郎さんが絵を描きはじめるきっかけとなったのが椿。その椿の作品を集めた「椿の回廊」も、時間をかけて鑑賞してほしい目玉コーナー。

そのときどきの想いまで伝わってくる椿たちは、真紅の壁との調和も美しい凛とした佇まい。ひとつひとつの表情の違いを含めて味わってみては。


自宅に飾りたくなる秀逸な作品に見入るひととき

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

椿に限らず、すべてを通して感じたのが、美術館やイベントスペースで鑑賞するのもいいけれど、おうちに飾りたいと思わせてくれる秀逸な作品との印象。

リビングや寝室、書斎、玄関など、住まいのあらゆるスペースにしっくりと馴染む雰囲気。

おしゃれ感漂う躯体現しのイマドキ物件から、重厚感あふれる和の家屋まで、どんな住宅やインテリアにも違和感なく溶け込む作風は、うれしい驚きとともに見入ってしまうはず。

「こんな絵画を自宅に飾れたら、それだけで毎日が豊かになりそう」

ふと沸き起こるイマジネーションを駆り立ててくれる空間が広がっています。

オリジナルグッズのセンスも抜群で最後まで見応えあり

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

片岡鶴太郎展 顔-faces-

今年の干支、亥と直筆サインでラストを飾った先にあるのは、オリジナルグッズコーナー。

とりわけ鶴太郎さんの優しい作風を手軽に楽しめるポストカードは、カードを彩る和風フレームとともに買い求める人が後を絶たないほど大人気。なにを隠そううちの母も購入し、実家玄関にいそいそと飾っていました。

お弁当巾着や風呂敷など、グッズのセンスも抜群で、あれもこれもと欲しくなってしまい大変なことに(笑)。

「ああ、本当に来てよかった」と充実した時間が過ごせて大満足。1月14日までなので、ぜひ貴重な機会を逃さずにお出かけあれ!