STAP細胞研究者・小保方晴子さんへのおっさんバイアス過熱報道

obokata

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「世界を救う」との大きな希望を持たれている、万能細胞「STAP(スタップ)細胞」を世界で初めて作った理化学研究所の小保方晴子(おぼかたはるこ)さん。

「動物の細胞は外からの刺激だけでは万能細胞にならない」というこれまでの通説を覆す画期的な発見を成しとげ、1月30日付の英科学誌ネイチャーにようやく掲載されたことにより、連日話題を呼んでいます。

何事も、物事を成し遂げるまでには数々の苦難は付き物ですが、今回の小保方ユニットリーダーの快挙は、学術的観点から見て功績は計り知れません。早くも「ノーベル賞とまで諸外国のメディアなどを始め絶賛されているほど。

「で、STAP細胞とはなんぞや?」状態に陥らせる日本のメディアの現状

が、しかし。だがしかし。みなさん。

「STAP細胞とはなんぞや?」
「どういう経緯(研究者の人物的なことではなく)でこの研究に着手するに至ったのか?」
「具体的にどういう発見で、学術的にはどういう意味を持ち、また今後どういったことを期待されているのか?」

こうした、いわゆる「小保方さんが作ることに成功したSTAP細胞そのものにまつわること」をどこまでご存知でしょうか?

たぶん、「えーと、そういやあんまわかんないや。それってなに?」かと思います。

なぜでしょう?

しっかりとした「本来されるべき報道」が、現状の日本国内においていっさい行われていないからです。


STAP細胞がなんであるかよりも小保方さんのプライバシー侵害しまくり

「デートの時も研究のことばかり考えていた」だの「ムーミンが好き」だの「休みの日にはカメの世話をしている」だの。

果ては各方面に、突撃隣りの晩御飯!のヨネスケ師匠よろしく激突しまくり、遡ること恩師の「頑張り屋さん」の言葉を引き出すことに成功!やったぜガッツポーズ!これおいしい!

いや……全然それおいしくもなんともないから……との、若干ドン引きも物ともせず、記者会見でのファッションチェック!あの指輪、どこそこのおいくらの物なんですってよー奥さん!これもおいしい!

いや……それも全然おいしくもなんともないから……との、完全ドン引きもへっちゃら、さすが面の皮が厚い(うっかり本音)。

このツイートにすっごい頷きまくってリツイートした次第。ホントだよ、これだけのものすごい快挙に対しておすぎとピーコ登場って、ちょっとどういうこと(遠い目……)。


いらん気ばっかり遣わせ盛大に足を引っ張り謝罪までさせるメディア

あいかわらず、イヤーな日本のメディアの報道姿勢だな……と苦々しく思っていたところ、今日ハフィントンポストにこんな記事が。

[blogcard url=”http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/31/obokata-claim_n_4701784.html?utm_source=antenna#slide=3373498″]

小保方さんの声明をこちらにも引用させていただきます。

Jan. 31, 2014

報道関係者の皆様へのお願い

STAP細胞研究はやっとスタートラインに立てたところであり、世界に発表をしたこの瞬間から世界との競争も始まりました。今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております。

しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です。また、小保方本人やその親族のプライバシーに関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住いの方々にまでご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。真実でない報道もあり、その対応に翻弄され、研究を遂行することが困難な状況になってしまいました。報道関係の方々におかれましては、どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

STAP細胞研究の発展に向けた研究活動を長い目で見守っていただけますようよろしくお願いいたします。

2014年1月31日

小保方 晴子

(「Obokata Lab/Cellular Reprogramming」より 2014/01/31)

素晴らしい功績を挙げた研究者に余計ないらん気ばっかり遣わせて、盛大に足を引っ張り、一番の被害者なのに各方面に謝罪までさせるこのマスコミのマス「ゴミ」たる所以ってやつ(うっかり本音再び)。


「女性蔑視パターンのひとつ」はメディアだけでなく国民の責任

さて、小保方さんに対してのこの報道姿勢。

わたしは「女性蔑視パターンのひとつ」と感じてきました。そしてそれは、メディアの責任だけではなく、野次馬根性的に楽しむ側の責任でもあります。「メディアはその国のレベルを反映している」との言葉通り。

加えて、「女はこうあるべき論」など。

実は、女性が一番女性を差別したり、特にこうした成功者を「いわゆる“男性に都合の良い可愛いと言ってもらう女だけが女の価値がある”という間違った日本女性の“可愛い”(正解⇒あほ)枠内に納まるわけがない才能を無理やり納めようとする貧相な感性」で妬む結果。

で、おっさん文化が根強いこの国において、特におっさんの妬みほど見苦しいものはなく、必死に「認めてやらねえよ、へーんだ(侮蔑)」という「おっさんより遥かに優れた女性へのイジメ」がそうさせる。

ブッサイクやのーあいかわらず(うっかり本音止まらず)。

ハフィントンポスト記事内のリンクに、ジャーナリストの藤代さんのブログがあったのですが、このブログ内の言葉に完全同意。

「デート」「ファッション好き」革命的研究者の紹介に見る根深い新聞のおっさん思考

これらの記事を読んで新聞社の「おっさん」バイアスは根強いと感じざるを得ませんでした。

ハフィントンポスト(藤代裕之氏著)より引用

これな、完全これな(白目)。


「おっさんバイアス」キタコレ

そうなんですよ、おっさんバイアス。まさに。感心したり同意などの意で『膝を打つ』と言いますが、膝打ち過ぎて半月板損傷しそうなくらい(病院行け)。

もうさ、報道もおっさんバイアスでダメだけれど、それに飼い慣らされている現在の日本はヤバイよ。もうそろそろ、『成熟イケてる日本』にならないと、諸外国から置いてけぼり食らうどころじゃないかと。

なんというか、あまりに報道の差がありすぎて、それに疑問を持つひとと持たないひとの差がありすぎて、このままじゃヤバイ。

「日本の雑誌や学会というのはおやじが嫉妬で他人の業績を潰す」

そんなことを考えつつ、仕事をしていたら、友人知人がおもしろいページを教えてくれました。投稿ページなのですが、思わずワロタ。

ドヤ顔の30歳日本人女性が新たな万能細胞STAP 開発 
ネイチャー「嘘つくなボケ」→「やっぱり認めます」

出た、ドヤ顔。

あほが勘違い激しくあほ丸出しでするのなら大いに言ってやればいいけれど、純粋に成果を挙げ、喜びと共に淡々と発表したひとに対してまでなんでもかんでも「ドヤ顔」でくくろうとする、嫉妬根性丸出しの最近のこういうつまんないノリ、すごいイヤ。

と思いながら読んでみたら、この投稿ページの中身はすごいいいとこばかりついていました。

特にこれ。

71: ラ ケブラーダ(やわらか銀行) 2014/01/30(木) 07:58:49.56 ID:dReyZp/Z0
なんで外人の雑誌なんかに貢献するんだ
日本の雑誌に出せ

596: かかと落とし(dion軍) 2014/01/30(木) 11:07:39.59 ID:AqBLxADK0
>>71
日本の雑誌や学会というのはおやじが嫉妬で他人の業績を潰すための
ところだぞ?そんなところに出してどうなる

確信つきすぎキタコレ!!!!
思わずワロタ、めっちゃその通りすぎて拍手(笑)。

危機感持っているひとと「じゃないひと」の差がありすぎ

自分の友人知人とのやりとりもそうだけれど、ネット上での色んな意見とか同様に、報道に対して「ヤバイだろもうさすがにこれじゃ(白目)」がものすごく多いんですよ。

気づいているひとたち、危機感持っているひとたち。で、そうじゃないひとたちとの差が激しすぎる。

割烹着買いに走ろうとしたり。
「なーによちょっと可愛いとか言われて思い上がって」なんて、全然思い上がっていないのに自分が同じ立場になったら簡単にそうなるからって嫉妬根性丸出しでウザイことほざいたり。
「アタシもデート中に仕事のこと考えてみたら知的だと思われて彼氏にアピールできるかも♡(ブリブリ)」とか、うっとーしい姑息な算段ばかり画策していたり。

「じゃないひと」側は、頭のネジが飛びすぎてゆるすぎているか、妬み嫉みでドロドロになっているか。

あなたの生活や人付き合いはいっさい変えなくてもいいし、正直どうでもいいから(だからうっかり本音出すぎ)、ただともかくヤ・バ・イということに少しずつ気づいていただきたい。

最後にもうひとつ「いいとこついてるキタコレ」

最後に、もうひとつ「いいとこついてるキタコレ」の投稿ページなどご紹介。

【悲報】 STAP細胞・小保方晴子さん、研究が困難に 「マスコミはいい加減にしてほしい」

4:風吹けば名無し:2014/01/31(金) 23:25:55.09 ID:+u7eLyRq
イギリス「ノーベル賞は確実 これまでの偉大な先人たちの研究のすべてをひっくり返すほどのインパクト」
ドイツ「IPSとSTAPの相互研究によって、医学は新たな時代に入ることは確実」
フランス「IPSにくらべて原始的で短期間に作ることができる。簡単な細胞はSTAPで大量生産できる。難細胞向きのIPSとの住み分けが重要だ」
アメリカ1「問題はこれからだ。どこが主導権をとるか。ハーバード以外にも研究拠点が必要だろう」
アメリカ2「決して恵まれた環境にあったわけではない。努力の賜物といえる」
アメリカ3「人類全体の未来に貢献したい、という研究者の言葉は素晴らしい」
イスラエル「近い将来ノーベル賞を授与されるのはまちがいない  IPSが開いた扉の向こうにSTAPがみつかった。」
ロシア「驚異的な発見。ただ、マウス実験の段階である。ここからが難しいともいえる」

日本「リケジョキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!割烹着かわえええええええええ」

186:風吹けば名無し:2014/01/31(金) 23:47:09.32 ID:1tX0R+IZ
世界よ、ここがジャップだ

ど、ど、ど、ど、ど、同意(白目)。