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明らかに、メンタルをやられている。
こんなに自信なさげに、ボールロストしながら、なんとか状態を保とうとプレイする選手じゃないことは、プロデビュー以来、今シーズン前半までを知っている人間ほどいともたやすく理解できること。
間違いなく「なにかがあったんだろうな」と思わせる状態。
マンチェスター・ユナイテッド2年目を彷彿させる香川真司の姿が、そこにはありました。劣悪な環境下にあった、あの当時の。前半戦からは誰もが信じることができないほどの姿が。
お願いだから、「自分が悪い」と、自分で自分を責めないでほしい。このままでは、泥沼にハマってしまう。
INDEX
- 【映像&ゲキサカ】香川先発復帰のドルトムントが2戦ぶり白星、酒井宏は顔面ブロックも7連敗
- 自身よりチームメイトやチームを優先させる香川真司の姿勢すら踏みにじられたようで憤りが沸く
- 絶好調にも関わらず、監督都合の戦術変更や自尊心の煽りを食らい否定されたら、誰が自我を保てる?
- ボルシア・ドルトムント名物、華麗なパスワークは姿を消し、連携の綻びがさらけ出されるように
- 「良い方向に向かっている」と、どうやっても言いきれないモヤモヤばかりが残る
- イビチャ・オシムも大嫌いだった「わかりやすい御用新聞」のだらしない酔っ払い方
- トーマス・トゥヘルの今のやり方は、日を追うごとに腑に落ちない保身をイヤというほど見せられる
【映像&ゲキサカ】香川先発復帰のドルトムントが2戦ぶり白星、酒井宏は顔面ブロックも7連敗
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自身よりチームメイトやチームを優先させる香川真司の姿勢すら踏みにじられたようで憤りが沸く
たとえがアレですが、その姿は、ブラック企業で「お前が悪い」と否定されつづけた社員が見せるそれに等しい。
もともと、試合に出て、ボールを触りつづけることで調子を上げる選手であり、天才肌の典型ともいえる繊細な感性の持ち主。リズムを狂わされると、立て直すまで時間を要する側面も。
今の香川真司は、試合勘と自信を失っている。ただただ悔しいです。憤りは当然、ある。なければおかしい。
ボルシア・ドルトムントにおいて、香川真司以上に優先されるものなど、なにひとつもない。
ひとりよがりの選手であれば、たとえ日本人選手であってもここまでは想わない。ところが、繊細すぎる香川真司は、自身の想いよりチームメイトやチームを優先させることが多い。だからこそ。
その姿勢すら踏みにじられたようで、胸が締めつけられる気分です。
取り返しのつかないことをしてくれやがったな、と。
絶好調にも関わらず、監督都合の戦術変更や自尊心の煽りを食らい否定されたら、誰が自我を保てる?
戦術や方針にどうこう言うつもりはありません。幾度も繰り返したとおり。と同時に、本音は書かせていただく。こちらも記したとおり。
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サッカー選手として一番脂が乗っている時期に、絶好調だったところから監督都合の戦術変更や自尊心の煽りを食らい、否定されながら仕事場を追われたら、誰が自我を保てるだろう?
香川真司を安易に批判するひとほど、間違いなく一瞬たりとも耐えられない。他者にばかりピント外れに無意味に厳しく、ひとりよがりで中途半端な甘ったれ物乞いメンタルには、一生ね。
ボルシア・ドルトムント名物、華麗なパスワークは姿を消し、連携の綻びがさらけ出されるように
チーム全体で見ても、ボルシア・ドルトムント名物だった華麗なパスワークは姿を消し、明らかに連携に綻びが発生していることがさらけ出されるようになりました。
まるで、戦術オタク、ペップオタクが自尊心からこねくり回したあげく、うまくいっていたチームを改悪している転げ落ち方。連携より、個の力でなんとかかろうじて勝てている状態。このままいったら縦ポンサッカー?
「勝てばいい」のであれば、確かに今年に入ってからも負けはないし、表面上チーム状態は「良い」と見せかけることができるのかもしれません。ゴールを決めている選手もいます。
でも、人間って本当にどこまでも正直なモノで。
「ボルシア・ドルトムントのサッカーは、驚くほどつまらなくなっちゃったな。勝ってもヒヤヒヤばかりでうれしくないチームになっちゃったわ。心を揺さぶられることがなくなってきた」
試合終了直後に漏れた本音は、こちら側の多くが感じた真意。
「良い方向に向かっている」と、どうやっても言いきれないモヤモヤばかりが残る
「良い方向に向かっている」と、どうやっても言いきれない。勝ってもモヤモヤ。負けてもモヤモヤ。一体このチームはどうなっちゃったんだろう。
「良い方向に向かってよかったね!」と言いたいですね。いつの日か。それがいつ訪れるか、よくわからないけれど。その頃わたしは、ボルシア・ドルトムントの試合を観ているのかなあ。
サッカー界自体の終わらない悪癖に完全に嫌気がさして、いいイミで流せるボーダーライン超えちゃったことからサジ投げてサッカーすべて観ていなかったりして(笑)。そうならないといいな、と願いつつ。
イビチャ・オシムも大嫌いだった「わかりやすい御用新聞」のだらしない酔っ払い方
ドイツ地元紙でも、日本と同じように「わかりやすい御用新聞」が、ここ数週間であらためてよくわかるようになりました。
太鼓持ち、ご苦労様。多大な見返りがあるんでしょうね(笑)。
くれぐれも、「ペンは剣より強い」を地で行くだらしない酔っ払い方に落ちぶれ、選手たちを殺さないように。
もちろん、ボルシア・ドルトムントを取り巻く地元紙のみならず、世界中の「わかりやすい御用新聞」に願います。
そういえば、イビチャ・オシムも「わかりやすい御用新聞」が大嫌いだったっけ。彼のポリシーが、姿勢が、想いが、よく理解できます。
戦争や諍い、物事の本質をぼやかして見せない現象を引き起こすのは、いつの時代も宗教であり、メディアである、とね。
トーマス・トゥヘルの今のやり方は、日を追うごとに腑に落ちない保身をイヤというほど見せられる
指揮官トーマス・トゥヘルに、わたしがはっきりと言えること。
今のあなたのやり方が、わたしは大嫌いです。心の底から、理解ができない。
日を追うごとに腑に落ちない保身をイヤというほど見せてくれて、どうもありがとう。