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本当は今日、別の話題で更新する予定でしたが、急きょ飛び込んできたトピックスに変更してお届けします。
シアトル・マリナーズ所属のイチロー選手、現役引退を表明。
……………ああ……………ついにこの日が来てしまった……………。
お疲れさまでした。と、まだ言いたくない。なんだろうこの虚無感。昨年末から続くこの虚無感よ。燃え尽き症候群どころの騒ぎではない。
寂しいです。ああもうどうしよう、寂しい。これほど偉大な選手はもう二度と出てこない。
幾度となく喜びを味わわせてくれた誇り高き野球人。大好きなイチローさん。ずっとずっと応援してきました。グリーンスタジアム神戸で初めて目にしたあの日が昨日のことのようです。
お疲れさまでした。と、まだ言いたくないので、“永遠の野球小僧”のその素晴らしい功績と生き様を讃えさせてください。
【デイリースポーツ】イチロー引退 MLB公式サイトが伝える 試合後に会見へ
メジャーリーグの公式サイトが21日、マリナーズのイチロー外野手が引退すると伝えた。
MLBの公式サイトは「Ichiro to announce retirement today」(イチローが今日引退発表へ)との見出しで伝えた。
ESPNも「関係者談:イチローが木曜(今日)の試合後に引退する」のタイトルで、「イチロー・鈴木は東京での木曜(21日)の試合後に引退するとシアトル・マリナーズに伝えたことを、関係者がESPNに認めた」と伝えた。
イチローが出場しているマリナーズ-アスレチックスが行われている東京ドームでは、報道を受けて客席がざわめく場面も。その後、右翼へ打球が飛ぶたびに大歓声、大きな拍手が沸き起こった。
第1打席はアスレチックスの先発右腕のエストラダを前に三邪飛、第2打席は二ゴロに倒れ、スタンドは「あ~」とため息が充満した。
七回無死二塁の場面で迎えた第3打席は右腕ソリアとの対戦。137キロ外角高めの変化球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。
「2019 MGM MLB開幕戦」広報事務局は、イチローが試合後に会見を行うことを発表した。
引用デイリースポーツ
https://www.daily.co.jp/mlb/2019/03/21/0012168159.shtml
イチローさんと弓子さんが織りなすシンプルな関係性
つい先日までシリーズで配信した連載「内田篤人と佐藤健」。
そのなかで、当初はサッカー界でSNSマウント病を患う選手と三流芸能人嫁との対比のつもりはなかったのですが、悪質なマウントがウザすぎるので、結果的に対比としてイチロー夫妻をご紹介する形になりました。
イチローさんには、「孤高の人」「日本人スポーツ選手の典型的パターンの、妻を従わせ、支えてもらうことが当然」とのイメージがやや先行していますが、実像はまったく異なります。
確かにストイックな選手ではあるとはいえ、冗談好きなお茶目さんで、一般層のDINKSや、子を持つ前の夫婦が強く共鳴する、ともに仕事を持ち、お互いが対等の関係で讃えあう姿がそこにはあるのです。
シンプルで先鋭的。“旧時代的に語られる側面がなきにしもあらずの野球界”という枠を飛び越え、イチロー夫妻の在り方は、サッカー界でも野球界でもめずらしいどころか、日本のスポーツ界では稀有。
わたし自身、パートナーとはシンプルで対等な関係性で讃えあってなんぼ。お互いに忙しく働き、どちらか一方ではなく支えあい、一緒の時間はほっこり過ごすのが自然。
そんなわたしだからこそ、イチロー夫妻好きの世のDINKSや夫婦と同じように、イチローさんと弓子さんが大好きだし、その在り方に共感、共鳴しています。
特に日本人男性の場合、自分をきちんと持ち、仕事で成功してきただけでなく、仲間や仕事関係者を大事にし、社会性やコミュニケーション能力があり、良い意味での自信がなければこうした関係は築けません。
なぜなら、いつまでも男尊女卑思想にしがみつき、昭和脳丸出しでドヤ顔を晒している痛々しい男性は、その思想に必死でしがみつかなければ息すらできないから。
シンプルに生きることが怖いのかもしれませんね……。誰も讃えてくれないでしょ?実際は中身空っぽで、社会性の欠片もなく、コミュニケーションの本質を理解すらできない男性じゃ(苦笑)。
だからなのかはわかりませんが、サッカー界全体のみならず、野球界にも残念ながらSNS狂い夫婦が存在します。
陰湿でお馬鹿さんな自分と釣り合いのとれた、陰湿でお馬鹿さんな嫁とガキと調子をこき、自分と家族の自慢を垂れ流し、自分と家族を上げる目的で人様を下げ、大迷惑をかける最下層レベル。
この醜悪な面々を“SNSで自慢とマウントと悪質行為と言い訳を発信しないと死んじゃう病”と呼んでいます。
SNS病選手とSNS病嫁、勘弁してもらえないですかねー。そんなにマウント投稿しないと息ができないのかなあ。
どれだけ着飾ろうが所詮ハリボテでしかなく、頭と性格が悪い中身がバレるだけなのに(うっかり本音)。
その厚顔無恥さを「スポーツ選手はカップルアカウントつくっちゃう中高生恋愛ばかりw」と指摘する多くの声に賛同です(笑)。男女問わず競技で成績をあげるだけで生きてきて、社会性や文武両道に遠い選手・元選手ほど結婚していようが軒並みコレ。
ほんと、あらゆる意味でイチローさんや、彼と質が似た選手は素晴らしいです。野球界はせめて、反社会性も散見されるサッカー界の二の舞になってほしくないんですがねー(正直すぎるだろうわたしよ)。
何事にも先鋭的なイチローが見せてきた、奇跡の軌跡
さて、シンプルで優しい夫婦の在り方を貫き、奥さまの弓子さんと文字通り二人三脚で歩んできたイチローさんは、言わずもがな野球人としても常に先鋭的でした。
前人未到の偉大な記録を打ち立てながらも、飽くなき探究心で前へ進み続ける。日本人どころか、本場メジャーの選手たちが尊敬と羨望のまなざしで讃え、彼をきっかけに野球をはじめた若手が後を絶たず。
その姿に、選手、関係者のみならず、多くの観衆が惹きつけられ、想いをともにしたのは自然なこと。
印象に残るシーンがありすぎてあげられないくらい頭を悩ませてくれる選手ですが、ワールド・ベースボール・クラシック、通称WBCでの大活躍は、いまだに鮮烈な記憶として脳裏に焼き付いています。
それまで“クールな男”とのパブリックイメージだったイチローさんが、プレイで引っ張るだけでなく声を張り上げ、率先して仲間を鼓舞し、喜んだり悔しがったりおどけたり……なんだこれ最高だろう。
第1回、第2回大会と、日本が連覇を果たした大会までリアルタイムで前のめりになりながら声援を送っていましたが、もはやあの2大会は日本野球界の殿堂入りでいい!(力説)
WBCを書き出すと、ちょっとやそっとじゃ止まらなくなり論文レベルの長文間違いなしなので、こころを鬼にして控えますが(笑)、日本代表、通称侍ジャパンのユニフォームを身にまとったイチローさんの美しいことよ……。
第3回大会からデザインが変更になったことが残念でならないわたしは、「第2回大会までの勝利のユニフォームをベースにしておけばよかったのにー」とついついぼやいてノムさん状態。
ああ、もっとも野球を楽しみに見ていたあの時代よ。不屈の魂で這い上がり頂点をつかんだ、強く美しい日本野球の素晴らしさよ再び。
敬意を払えない人間が足を引っ張ることすらできない
本日の最後に、これだけは。
ここ1、2年、これだけ偉大な記録を数多く打ち立て、たゆまぬ努力で凛とした姿を見せてくれたイチローさんに対し、「もうイチローの時代じゃない」といった敬意を払えない言葉に眉をひそめてきました。
誰にも認めてもらえない陰湿さんの遠吠えでしょうかー。典型的なダメダメ日本人がやらかしがち。あなたはダメな人間ですよー(だから正直すぎるだろうわたしよ)。
そういう人は決まって、素晴らしい人物や組織を下げることで、なぜか自分の価値が上昇するとの派手な勘違いがお約束。
この類いは準公人、あろうことかスポーツ界にも存在します(イチローさんに対してだけという意味ではなく)。全体から見たらわずか一部とはいえ滑稽さが痛々しい……。
最近では、イチローさんを下げ、大谷翔平さんを無駄に褒めたたえる声。
いやーちょっとさー人間心理も物事の有り様もまったく理解できないダメダメさんに教えてあげたいわー。
当の大谷くんはなにひとつうれしくないでしょうよ、どう考えたってその失礼極まりない行為。
むしろ大迷惑だとなぜ理解できないのだろう?自分に置き換えたらわかりません?
大谷翔平が尊敬してやまない大先輩に失礼をはたらくだなんて、やらかされたらむしろその人を嫌いになる、と。
一般層だけでなく準公人でも、人様を踏み台にし、足を引っ張ることで自分が評価されたという失笑レベルの錯覚に陥る最下層の無能ほど、ピント外れで理解できないのかもしれません。
だって自分がそんな最低な褒められ方されたら、逆に喜んじゃうんだから。つくづくおめでたい人生だなー(なにからなにまで容赦しないわたしが通りますよっと)。
海外で高く評価されている日本の歴史的建造物や美術品、情緒ある文化を、片っ端から壊し、国外流出させてきた日本の無能政治家や愚かな企業、準公人と同レベルだと気づいたらいいのに。
自国の歴史を大事にできないのは日本最大の弱点です。
だから現実として諸外国から徹底的にこき下ろされ、馬鹿にされているんですよ。「あんたらは価値すら見極められないんだねー救いようもねえわプゲラw」と。
もちろん若手らに酷い嫌がらせを繰り返し、自分のプライドを保つだけの老害と化したお荷物は別ですよ。……というより、むしろそのお荷物ほど老若男女問わず、こうした最下層行為をやらかす日本人あるある。
とはいえ、たとえかわいそうな人たちが必死に足を引っ張ろうとしても、きちんと本質を評価する揺るぎのない世界で永遠に讃えられる。
イチローさんがその身ひとつで掴み取った価値と立場は、年齢関係なく僻み根性と島国根性丸出しの時代遅れさんたちには、きっと一生理解できない。そして間違いなく、一生到達できない領域。一瞬たりとも。
だからこそ、さらに価値は増すのです。多くに讃えられるイチローさんですが、彼が崇高である証は、多くに讃えられる以上に、陰湿さんらが一生太刀打ちできない本物志向たちの崇拝を受けていることなのだから。
野球の素晴らしさを魅せてくれた“永遠の野球小僧”
黒ちゃんこと黒田博樹さんが引退し、なんだか力が抜けたところに、昨年、ついに新井ちゃんこと新井貴浩さんが現役生活にピリオドを。
現在では広島カープと大谷翔平さんくらいしか見ておらず、上原浩治さんや岩隈久志さんらが引退したら、大谷くんは変わらず応援するとはいえ、わたしのなかでは野球完全終了の勢い。
冒頭の「昨年末から続くこの虚無感よ。燃え尽き症候群どころの騒ぎではない」は本音どころじゃないですよw
いつかは終わりが来るとはいえ、覚悟はしていたとはいえ、寂しい。野球の面白さを教えてくれた彼らに変わらぬ想いを寄せながらも、スタジアムでその勇姿を目にすることができない現実は、物悲しさがあり。
いままでのように、野球に夢中になることはもうないだろうなあ。
ひとりの選手の引退ではなく、ひとつの時代が終わった。こころからそう実感しています。
野球という競技がどれだけ素晴らしいか、その身ひとつで魅せてくれたイチローさん、本当にどうもありがとう。これからの人生も、どうか幸せでありますように、と祈りつつ。