【webSportiva/Full-Count】沢村賞クリス・ジョンソンが語る石原慶幸と広島カープ

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソン

いよいよここからはラスト、“選手にスポット編”!

まずは広島カープ連覇を支えた外国人選手を代表して、クリス・ジョンソン、ブラッド・エルドレッドを!

今回は投のヒーロー、クリス・ジョンソン。なぜ早い段階で日本に馴染めたのか?広島カープへやってくるまでどんな道のりを歩んできたのか?

「アメリカに連れて帰りたい」とまで熱望し、勝利投手インタビューでは必ず真っ先に讃えるキャッチャー石原慶幸との固い絆、そして広島カープへの想い。

【スポーツ報知】地道な努力が実を結ぶ!広島カープ・松田元オーナーが語る球団運営と育成方針

「外国人も人間性重視」

松田オーナーの理念が真実であることをクリスは証明しています。

昨シーズン開幕前と、今シーズン、“最高のパートナー”石原慶幸の記念すべき日にクリス・ジョンソンが語ったインタビューをどうぞ。

2020年11月8日(日)追記

うーたんこと石原慶幸捕手現役引退を惜しみ、引退セレモニーでのクリス・ジョンソン&會澤翼両選手の様子や談話まで含めて特集したこちらの記事もおすすめです!

【今季限りでの現役引退を発表した広島カープ・石原慶幸】2020年11月7日(土)マツダスタジアムで開催された広島カープVS阪神タイガース戦(現役引退試合)後におこなわれた引退セレモニーで、長年バッテリーを組んだ相棒の先発投手・ピッチャーのクリス・ジョンソンとハグをする捕手・キャッチャーの石原慶幸 広島カープ・石原慶幸現役引退を惜しみジョンソン・會澤談話中心におくる石原引退特集


この記事はこんな人におすすめ
  • クリス・ジョンソンが好きな人
  • 石原慶幸が好きな人
  • 広島カープが好きな人
  • クリス・ジョンソンと石原慶幸の関係性が知りたい人

【webSportiva】広島・ジョンソンが日本で手にした「偉大な番号と最高のパートナー」

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソン

 広島東洋カープのクリス・ジョンソンは、メジャーリーガーが誰も持っていないものを持っている。それが背番号「42」だ。

メジャーでは、ブルックリン・ドジャースでプレーした初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソンの功績を称え、初めてプレーしてから50周年にあたる1997年4月15日に全球団で背番号「42」が永久欠番となった。

以前から「42」を着けていた選手は引き続き使用が許され、2004年以降はニューヨーク・ヤンキースのマリアノ・リベラだけが着けていたが、2013年に現役を引退したことで、誰もその番号を背負うことはなくなった。

メジャー時代、ジョンソンの背番号はピッツバーグ・パイレーツで「60」、ミネソタ・ツインズで「53」だったが、広島で待っていたのは「42」だった。

広島と契約合意してすぐ、ジョンソンがホームページで自身のプロフィールを確認していると、すでに背番号は決められていて、それが「42」だったのだ。

「日本、アメリカに限らず、どこで野球をしようがジャッキー・ロビンソンの背番号を着けられるということは、すごく名誉なことです。もちろん、自分で選んだわけではありません。おそらく、外国から来た選手に渡す番号じゃないかと思っているんですけど、やっぱりこの番号は特別なんです。だって、アメリカでは誰も着けられないんですから」

そして、特別なのは背番号だけではない。外国から来た投手には難しいと言われている捕手との信頼関係を、ジョンソンは築き上げることができたのだ。日本で成功をおさめることができたのは、石原慶幸と互いに認め合えるバッテリーになれたことが大きい。

引用:webSportiva

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソンと、彼の最高の相棒としてジョンソン登板試合で必ずキャッチャーマスクをかぶる先発捕手・キャッチャーの石原慶幸

 来日当初、ジョンソンも捕手とコミュニケーションが取れるのか不安だった。しかも、ジョンソンの公式戦初登板となった昨年3月28日のヤクルト戦でマスクをかぶったのは、キャンプ、オープン戦でわずか数回しかバッテリーを組んでいない石原だった。だが、この試合でジョンソンは1安打完封という素晴らしい結果で、記念すべき来日初勝利を飾った。

以来、ジョンソンが投げる試合は石原がマスクをかぶり、昨季は登板した28試合すべてでバッテリーを組んだ。ジョンソンは石原について次のように語る。

「うまく説明できないのですが、僕は大きめのキャッチャーのほうが投げやすいのです。でかいキャッチャーミットとともに、大きな的があるような気がするんです。イシ(石原)は、結構大きいですからね。もちろん、太っているという意味ではなく、ガタイがいい。実際、身長177センチで体重は90キロ。決して巨体というわけではありませんが、僕にとってちょうど投げやすい体格なのです。それに、イシはどんなボールでも捕ってくれるし、ボール気味の球でも審判にわからないようにうまく捕球してくれる。なんとなく、言っている意味をわかってもらえたかな?」

もちろん、石原の体格だけがジョンソンの投球を支えていたわけではない。ジョンソンが最も頼りにしていたのは、石原の経験だった。一度も見たことのない打者と対戦していかなくてはいけないジョンソンにとって、広島一筋14年のキャリアを持つ石原の情報と経験は参考になったとともに、素晴らしい結果をもたらした。

引用:webSportiva

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソンと、彼の最高の相棒としてジョンソン登板試合で必ずキャッチャーマスクをかぶる先発捕手・キャッチャーの石原慶幸

「イシは打者のことを手に取るようにわかっています。昨シーズン、僕は彼の出すサインに一度も首を振ったことはありません。ただ彼のことを信じ、ボールを投げ込むだけでした。イシの経験と知識により、僕は投げることだけに集中できたんです。それともうひとつ、もし僕がミスを犯してしまったら、それを恐れることなくまた同じところに投げさせてくれます。僕に対して信用してくれていることが、なによりうれしい」

石原との関係について、プロ11年のキャリアのなかでも1、2を争うほど信頼が厚いとジョンソンは言う。

「パイレーツの3Aでプレーしていたとき、トニー・サンチェス(現トロント・ブルージェイズ)というキャッチャーと出会うことができました。彼も、イシと同じような体格で、同じようにキャッチングがうまかった。イシと築き上げた関係とすごく似ているんです」

サンチェスと出会った2013年、ジョンソンはプロ入り後、最高の成績を残した。26試合に登板(うち先発は21試合)し、10勝4敗、防御率2.39で3Aインターナショナルリーグの最優秀防御率に輝いた。

それから2年後、今度は日本で同じように信頼できる捕手に出会った。その出来事がいかに大きかったかは、昨年残した14勝7敗、防御率1.85という数字が証明している。

そしてジョンソンと石原のバッテリーは、2016年シーズンの開幕戦を任された。展開に恵まれず試合は敗れたものの、今シーズンの活躍を予感させるには十分な内容だった。そして2戦目となった3月31日の中日戦でも6回無失点の好投を見せた。はたして、黄金バッテリーはチームにどれだけの勝ち星をもたらすのだろうか。

引用:webSportiva

広島・ジョンソンが日本で手にした「偉大な番号と最高のパートナー」



【Full-Count】「チョットマッテ」―広島ジョンソン、取材中断で報道陣を待たせた理由とは

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソンと、彼の最高の相棒としてジョンソン登板試合で必ずキャッチャーマスクをかぶる先発捕手・キャッチャーの石原慶幸

昨年は外国人投手史上2人目の沢村賞、女房役の石原は「アメリカに連れて帰りたい」

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソンと、彼の最高の相棒としてジョンソン登板試合で必ずキャッチャーマスクをかぶる先発捕手・キャッチャーの石原慶幸

「少し時間はかかったが、やっと自分のピッチングができた」

いつも通りの冷静な口調の中に、わずかだが高揚感のようなものが感じられた。オールスター前、最後の試合となったDeNA戦で、先発の広島ジョンソンは、今季最長となる8回1失点の好投で4勝目を挙げた。緒方監督が「気迫あふれる投球。今季一番だった」と絶賛した快投で、チームは2位阪神に8ゲーム差と独走状態での首位ターンを決めた。

14年オフ、MLBを含めた数球団の争奪戦の末に広島入りしたジョンソンは、その評判通り来日1年目から14勝をマークし、防御率1.85でタイトルも獲得した。2年目の昨季は、チームメートの野村祐輔と最後まで最多勝争いを演じ、15勝で次点に終わったが、防御率2.15で外国人投手として史上2人目の沢村賞に輝き、チームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

将来性は買われながら、MLBでは未勝利に終わったジョンソンが、日本でここまで成功した理由は何だったのか。技術面では、来日してから投げ始めたという「スパイクカーブ」が大きな武器となっている。人差し指を立てる独特の握りから繰り出す、この緩い変化球は緩急の「緩」の役割を果たし、しかも縦に大きく変化するボールで、特に左打者には厄介なボールとなっている。アメリカに渡った日本人投手が、MLBの滑るボールに苦労することが多いが、ジョンソンの場合は「滑らないボールは自分に合っているし、マイナーリーグのボールが日本のものに似ていたのが良かったのかもしれない」と扱いやすい日本のボールで、各球種の精度が高まった。

キャッチャーの石原慶幸の存在も大きい。ジョンソンが「来日してから今まで、サインに首を振ったことが数回しかない」と絶対的な信頼を寄せる“恋女房”の名前をヒーローインタビューでは常に挙げる。言葉に関してのコミュニケーションの問題も「言葉は少なくても、お互いに何をすればいいかわかっている。基本的に同じ方向を向いているので、少しの言葉でも通じる」と意に介さず、「キャッチャーとして全てが素晴らしい。アメリカに連れて帰りたい」と絶賛する。

引用:Full-Count

「チョットマッテ」、ジョンソンが報道陣をまたせた理由とは?

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソンと、彼の最高の相棒としてジョンソン登板試合で必ずキャッチャーマスクをかぶる先発捕手・キャッチャーの石原慶幸

 3年目の今季は「キャンプの流れもわかってきたし、コーチにも配慮してもらっている。自分のやりたいように調整できたし、今年も沢村賞を狙いたい」と、万全の状態で開幕を迎えたはずだった。しかし、2年連続の開幕投手となった今季初登板は、試合前まで降り続いた雨に低気温と最悪のコンディションに見舞われ、結果は来日最短となる3回2/3、7失点で降板。さらに試合後には、咽頭炎を発症して登録抹消となり、約2か月間の離脱を余儀なくされた。

交流戦に入って復帰を果たしたが、勝ち星こそ重ねるものの、内容的には昨年までと比べると物足りないものだった。そして迎えた前半戦の最終戦で、左腕はようやく本来の姿を見せた。

ヒーローインタビューが終わり、ベンチ裏に下がって報道陣の囲み取材を受ける前に、ジョンソンは「チョットマッテ」と、いったんロッカールームに下がった。10分ほど経った後、再び報道陣の前に姿を現した左腕は、「登板前に自分の投球のビデオを見たりして、いろいろ考えて調整してきた結果が出た。どの球種もしっかりコーナーを突くことができたし、高低にもコントロールできた」と満足そうに語り、「もう少し早くこういう投球ができればと思っていたが、今日がターニングポイントになって、これからさらに上を目指したい」と、後半戦の活躍を誓った。

いつになく雄弁だったジョンソンが、報道陣を待たせた理由とは――。自他ともに完全復活を認めたこの試合、通算1500試合出場を果たした石原を祝して、チームの仲間たちと乾杯するためだった。

引用:Full-Count

「チョットマッテ」―広島ジョンソン、取材中断で報道陣を待たせた理由とは

日本へ来日以来、リーグ優勝の原動力となった活躍を続ける、広島カープの先発投手・エースピッチャーのクリス・ジョンソン

そんなクリス・ジョンソンはもちろんカープファンにも愛されています!

2020年11月8日(日)追記

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