【デア・クラシカー】バイエルン完勝!ドルトムント再生楽しみ!リベンジはいつものシステムで殴り合いを

バイエルンは鬼のように強かった(白目)。ドルトムントはいつものシステムで真っ向から殴り合いをしてほしかった(悔)。

これが昨夜観戦した正直な感想。

リーグ1位バイエルン・ミュンヘンリーグ2位ボルシア・ドルトムントの直接対決となった「デア・クラシカー」。結果は5-1バイエルンの圧勝。

上から見下す采配批判ではない」という大前提で、今回は客観的事実とあわせて正直なキモチをつづってみようと思います。

【映像&ゲキサカ】香川トップ下起用もドルトムント完敗…天王山で5発圧勝のバイエルンが開幕8連勝

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シュメルツァーがケガ?!ロイス不調・シュメルツァー不在・ヴァイグル疲労困憊、苦肉の策に出たトゥヘルの戦略

試合開始の数時間前、ディフェンスラインを担う重要なひとり、シュメことシュメルツァーが帯同していないとの情報が入り「ええええ?!?!(白目)」と騒然とした状態に。

日本のドルトムントファンのみならず世界中のファンが「シュメおらんでどないせいっちゅーねん(白目)」。そりゃ当然。だってバイエルン戦ですぜ?ベストメンバーでいかなきゃむずかしいどころじゃない。

マーコちゃん不調・シュメいない・ヴァイグルくんお疲れたまりまくり。正直、好調時とはどうやっても程遠かった昨夜のドルトムント。

トゥヘル博士の腕の見せどころとなった今回の試合、苦肉の策として試行錯誤したことがうかがえるスターティングイレブンとリザーブがコチラ。対するバイエルンの同リストもあわせてどうぞ。

ボルシア・ドルトムントリスト

バイエルン・ミュンヘンリスト


もしかすると練習でも取り組んでいないかもしれない苦肉の急造システムで臨み惨敗という結果に

試合開始直前、今回の試合に臨むシステム発表。

あれ?シンジカガーワがいつものインサイドハーフじゃなくトップ下?
え?パパちゃんがいつものセンターバックじゃなくサイドバック?
(パパちゃんことソクラテスに関してはわたしは気づかず、大混乱に陥った守備陣をひたすら応援しつつ後で教えてもらった)

トゥヘル体制が敷かれて以降、もしかすると練習でも取り組んでいないかもしれないポジションにそれぞれを配置。もちろん、彼らだけじゃなく。

ロイス・シュメルツァーという飛車角落ちで闘わなくてはいけない監督が悩みに悩んだ末の決断だったんだと感じています。

マーコちゃんことマルコ・ロイスを先発から外したのは、調子が上がっていないことに加えPAOK戦でのフル出場を考慮、との専門家の見方が強いです。

結果、惨敗。特に、先に記したとおり、慣れない急造システムを敷いたことにより守備陣が大混乱に陥った状態を「なんとか立て直してがんばれー!」と祈るようなキモチで必死に応援しつづけた試合でした。


マルコ・ロイスと心中し、香川真司とソクラティス・パパスタソプーロスをいつものポジションで見たかった

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これはもう本当に個人的な意見として書かせてください(同じことを感じたひとがすごく多いらしいけれど、それでもわたし個人として感じたこととして)。

トーマス・トゥヘルバイエルン監督ペップ・グアルディオラをリスペクトし、心酔していることはよく知られている話。

その「憧れのひと」と対戦するにあたり、リスペクトしすぎてしまったのかな、と。策に走りすぎ、相手に合わせすぎてしまったのかもしれない。真っ向勝負のガチの殴り合いに出なかった。

でも、疲労困憊のヴァイグルをそのままいつものポジションに置き、彼の「なんとかする!責任感の強さに賭けたように、マルコ・ロイスと心中し、香川真司とソクラティス・パパスタソプーロスをいつものポジションに置いてほしかった。

マーコは誰がなんと言おうがドルトムントのエースだし、シンジとパパはドルトムントのセンターラインという生命線であり、あのポジションこそ代えが効かないのだから。


クロップがバイエルンを制したように、トゥヘル流「はあ?バイエルン?」の構築を期待

真っ向勝負のガチの殴り合いで負けたのであれば「バイエルン強し!いい勝負だった!両チームお疲れさま!」と拍手喝采だけでした。

どうにもモヤモヤが残っているのは「なぜいつものシステムで勝負に出てくれなかったのかな」という悔いが残るから。

シュメルツァーが欠けた苦肉の策だっただろうことはよく理解しているつもりです。それでも、バイエルン相手だからこそ殴り合いに出てほしかった。

前監督ユルゲン・クロップがバイエルンを制したのは、彼がバイエルンに対していっさいの遠慮をしなかったから。

はあ?バイエルン?知ったこっちゃねーわw」くらいの豪快な笑いとともに全力で正面から殴りにいった。結果として連勝をつかむことに。

クロップのマネをしてほしいだなんていっさい思わない。トゥヘル流はあ?バイエルン?知ったこっちゃねーわw」を構築してもらえたらドルトムントを愛する人間としてうれしい。本当にそれだけ。

考えてみたら、トーマス・トゥヘルがドルトムントクラスのチームを率いるのはこれが初めて。博士のこれからの大躍進に心から期待しつつ!

ペップ・バイエルン攻略法をいつも超マジメな人間だからこそ超マジメに考えてみた(おいそこ疑うな)

博士はもっとふてぶてしくていいんですよ。

だってさ、ペップだかピップだか知らんけど、日本じゃピップエレキバンってコリを治すシールですよ?バイエルンなんて「ああ、ソーセージね」って連想するひとのほうが多いんですよ?

試合直前までは「キャーッ♡ ペップさまぁ~尊敬してますぅ~♡」で。でも、そこまでの準備期間と試合に入ったら

なんであんなハゲにオレのチームが負けてやらなくちゃいけねえんだよ!シンジの母国じゃハゲはコリほぐしでハゲが率いるチームはソーセージだと?コリほぐしソーセージ?ギャグかよw 絶対負けねーわオレらのが強い!(ドヤア)」

こんなもんでいいんですよこんなもんで(真顔)。

リスペクト するならハゲより 部下だよね

これだっ!キマッタっ!

……………念のためあらためていっておきますけど、わたしだってペップもバイエルンも大好きなんですからね?愛情表現ですよ愛情表現。あ?なにかな?その疑ってる顔は?んん?(真顔)

いつもならありえない香川真司とマルコ・ロイスの交代風景、全選手共通で鬱憤晴らしてGO!

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コチラの写真は、通常ありえないめずらしすぎる光景。

ピタリとハマった現システム以降、いつもお互いがお互いのために存在する香川真司マルコ・ロイス。昨夜は香川真司を途中で下げ、交代でマルコ・ロイスが登場することに。

悔しい想いをそれぞれで抱えることになった両選手も、どうか顔を上げて前を向いてほしい。「悔しい!」それは観ていた人間も。本気になると誰もが大きなひとつのチームとして一緒に悔しくなるのは真実。

だからこそ、ぜひ胸張ってその鬱憤を晴らしてほしい。ちょうどインターナショナル・ウィークに入るし「代表戦で大暴れしてやる!」「代表戦で疲れを癒やそう!」などなど思うままに。

これはもちろん全選手共通で。今回は招集されていない選手たちも思い思いの方法で。

あーーーー!悔しい!」って叫んでくれていい。ガンガン叫んで大暴れして「よっしゃまたやるぜ!オレらはボルシア・ドルトムントだ!」って笑ってくれたらそれでいい。

長いシーズン、こんな試合だってある。だけど、人生がつづくようにフットボールはつづいていく。笑っていきましょう。ドルトムントは全力で闘った。その真実が、なによりも本当に尊い。

一番ゾクッとするほど釘付けになったシーンは、オーバメヤンのゴールした際の表情

昨夜、一番ゾクッとするほど釘付けになったシーン。ピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールした際の表情。

普段、陽気な笑顔とともに空中一回転披露までしてくれるオバニャンが、劣勢の中、超クールな表情を浮かべたまますぐさまスイッチを切り替えた姿。

ああ、これがストライカーだ

涙があふれそうになるほど感動した瞬間でした。

PKを与えてしまったことで(これは不可抗力!)その責任を感じ、さらに全力プレイで窮地を救おうとしたムヒタリアン。

カラダが悲鳴をあげるほどの疲労困憊と混乱状況の中、責任感むきだしに尽力したギュンドアンヴァイグル。

逃げ出したくなるほどの絶望的な状況で、心を折らないように闘いぬいた守備陣。

ひとりひとり全員つづりたいくらい、どんな映画もドラマも小説も敵わない凄みと美しさがあった昨夜の一戦。完敗で力及ばずだったけれど、それでも本当に本当に美しかった。

マッツ・フンメルスはボルシア・ドルトムントの象徴。この世のどのクラブチームより美しく尊いと心新たに

勝敗よりももっと大事なことがある。前回の更新で記したこともやっぱり真実でした。

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それは、このインタビューを目にしてなおさら。

あの試合後にインタビューに答えるということは、正直どれほど苦痛だろうと想像するに難くないこと。ましてや守備の要を担う選手が。

でも、チームキャプテンとして、ディフェンスリーダーとして、柔和な表情すら浮かべながら対応するその姿に、「やっぱりこのチームは最高のチームだ」と、あらためて喜びが湧いたほど。

このひとがキャプテンで本当によかった。彼がキャプテンを務めることは間違いなく必然。

ボルシア・ドルトムントはこの世のどのクラブチームよりも美しく尊く素晴らしい。そのチームをずっと応援できることを、わたしは心から誇りに想います。

力強い再生を楽しみにしつつ、ひとまずお疲れさま!ゆっくり疲れを癒やして、心から笑えますように!