いよいよ始まる伝統の一戦「デア・クラシカー」ドルトムントとバイエルンが贈るドイツクラシコに注目!

金獅子の咆哮が征するか。赤鷲の飛翔が決するか。

現地時間4日17:30、日本時間明けて5日0:30、いよいよ幕が上がるボルシア・ドルトムント/バイエルン・ミュンヘンによる伝統の一戦デア・クラシカー」。

現在首位のバイエルン・2位のドルトムントの直接対決。否が応でも盛り上がる大一番は、今シーズンの上位同士という意味合いだけでなく、この数年ブンデスリーガで雌雄を決してきた同士の激突。

今ではドイツのみならず、スペインリーガ・エスパニョーラエル・クラシコ」(バルセロナVSレアル・マドリード)に引けをとらない、世界から注目されるドイツ版クラシコとして熱い盛り上がりに。

本日はあと数時間に迫った「デア・クラシカー」をチェック!

INDEX

ドイツにおける最高に白熱する頂上決戦「デア・クラシカー」とは?

近年、システマティックな戦術を擁するブンデスリーガが、世界基準かつ世界から注目を集めるフットボールとして脚光を浴びていることは、以前ブンデスリーガ特集で記した通り。

[blogcard url=’https://blueazure.jp/sacchi/sports/football-bundesliga-germany/12668/’ width=” height=’150px’ class=” style=”]

そのドイツ・ブンデスリーガの伝統の一戦、最高に白熱する頂上決戦として知られる「デア・クラシカー」。

デア(Der)ドイツ語特有の定冠詞(英語におけるthe)
クラシカー(Klassiker)伝統的なもの・定番のもの

ブンデスリーガをリードしてきた両雄、ボルシア・ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンの直接対決にのみ使われ、この言葉がもつイミにすべての想いが込められています。



ドルトムントVSバイエルン、対戦成績はバイエルンに軍配!ただし近年の結果は?

さて、両者の対戦成績は?というと、バイエルン41勝・ドルトムント23勝・引き分け28試合。ここまでバイエルンが圧倒している結果に。

ところが、ドルトムントがブンデスリーガを連覇した2010-2011/2011-2012シーズン前監督ユルゲン・クロップが率いたドルトムントがドイツカップ含めてバイエルンに5連勝。

昨シーズンも、ドイツカップでドルトムントがバイエルンを制するなど、ますます白熱する展開!



今日も吠えまくれ!躍動を期待される「バイエルンキラー」の異名をとる香川真司

日本人ならなおさら、このひとの活躍がなにより一番気になるところでしょう。

そう、我らが香川真司!

日本のみならず本国ドイツにおける期待度が高い香川真司。その理由は、「バイエルンキラー」の異名をとるほど、過去の対戦成績が郡を抜いているから。

2010年の移籍以降、香川真司選手のバイエルン戦は6試合。この内、ブンデスリーガ3勝・ドイツカップ2012年決勝&2015年準決勝合計5勝という脅威の成績。

いまだ語り継がれるゴール前での一番印象的な活躍をピックアップすると……

2011年11月19日に行われたリーグ戦、マリオ・ゲッツェ(現バイエルン)の決勝点アシスト。
2012年ドイツカップ決勝戦、開始3分にゴール/前半ロスタイムにロベルト・レヴァンドフスキ(現バイエルン)のゴールアシスト。

こうした鮮烈な活躍に加え、混乱に陥れるほどの縦横無尽な動きで王者バイエルンを粉砕し、一躍「ドルトムントのヒーロー」に。

マンチェスター・ユナイテッド時代にも3度対戦しており、合計9戦の戦績を誇る香川真司。今回がちょうど10度目。果たしてどんな姿を見せてくれるのか?試合開始をお楽しみに!



華麗なゴールが決まるか?!ドルトムント・オーバメヤン/バイエルン・レヴァンドフスキ

フットボールの最大の見せ場といえば、ゴールシーン。セレブレーションタイムが期待される選手といえば、ドルトムントオーバメヤンバイエルンレヴァンドフスキ。

出場試合連続ゴール記録更新(オーバメヤン)、9分間5得点ゲット新記録樹立(レヴァンドフスキ)といった超人的な記録でブンデスリーガの舞台を彩りつづけるエースストライカー。

もともとチームメイト同士ということもあって、普段は仲が良いふたり。で、ドルトムントとバイエルンは共通項がある同士も多いことから、試合以外では同じように仲良しという選手がたくさんいます。

これぞスポーツマンシップ。ピッチ上でのガチンコ対決以外は、お互いの健闘を讃えあう姿。そんなグッとくるシーンも含めて、エース同士の熱いゴール合戦にご期待あれ!



両クラブ注目6選手の比較データに見る驚愕の?!事実!

注目カードとあって、ブンデスリーガ公式SNSも1週間前からお祭り騒ぎのように盛り上げる盛り上げる!

中でも、両クラブの注目6選手の比較データが興味深かったのでご紹介しましょう。

『GK』【バイエルン・ミュンヘン】マヌエル・ノイアー/【ボルシア・ドルトムント】ローマン・ビュルキ

『DF』【バイエルン・ミュンヘン】ジェローム・ボアテング/【ボルシア・ドルトムント】マッツ・フンメルス





『MF』【バイエルン・ミュンヘン】アルトゥーロ・ビダル/【ボルシア・ドルトムント】イルカイ・ギュンドアン

『MF』【バイエルン・ミュンヘン】ドグラス・コスタ/【ボルシア・ドルトムント】マルコ・ロイス

『MF』【バイエルン・ミュンヘン】トーマス・ミュラー/【ボルシア・ドルトムント】ヘンリク・ムヒタリアン





『FW』【バイエルン・ミュンヘン】ロベルト・レヴァンドフスキ/【ボルシア・ドルトムント】ピエール・エメリク・オーバメヤン

各データなども調べて載せようかとも思いましたが「もうこの画像だけでなにより注目だろう(白目)」と感じたため、画像のみで。よーーーく見てください。

ご注目あれ。この年齢不詳感。

一番若く見えるマヌちゃんことマヌエル・ノイアーが一番年上って一体どういうことなのか小一時間ほど問い詰めたい(真顔)。

ギュンドアン・ビュルキ・コスタのこの得も言われぬ貫禄って一体どういうことなのか小一時間ほど問い詰めたい(震え声)。

加えて、ドルトムントの4選手。フンメルス・ロイス・ムヒタリアン・オーバメヤン。わかりました?わかりましたね?

全員26歳(真顔)。

あ、もう一度書きましょうか?全・員・2・6・歳(真顔再び)。

もうひとつ注釈つけると、シンジカガーワこと香川真司選手も26歳(どこまでも真顔)。

なんかちょっとイミのわからない年齢不詳感満載チームだと思っておいて間違いない。いや待てなにかが違うきっと違う。

フンメルスキャプテンとカガーワくんは同い年。フンメルスキャプテンとカガーワくんは同い年。大事なことなので2度言いました。

いやどこからどう見ても兄と弟……」わかる、わかるよそう言いたいその気持ち。日本人の中でも童顔の部類になるシンジカガーワ、ドイツで愛されまくっている理由はこのイノセント感にもあるのかも。

これだけ覚えておいたらもう世の中に怖いモノはありません。堂々と生きてください(なにをいっているのかイミがわからんと自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)。

勝敗より心に焼きつけてほしいのは美しい姿!「デア・クラシカー」ならではのストーリーをお楽しみに!

どちらが勝つか負けるか?白熱する試合になればなるほど、結果が重要視されるのは自然なこと。

でも、勝敗よりももっと大事なことがあります。見逃さず心に焼きつけてほしいそれは、彼らのその美しい姿。

わたしにとってフットボールとは、全身で表現される人間の限界を超えた躍動感や臨場感、人間性や人生をも映し出す、映画やドラマや小説よりも魅力ある美しいストーリー。

事実は小説より奇なり。その言葉を証明する「デア・クラシカー」がいよいよはじまります。

どんな試合内容になったとしても、すべてが彼らの真実であり、彼らが全力で闘った証です。目をそらさず見届けてください。きっと、あなたのその心になにかが灯るはず。

健闘を祈ります。

#BVB und #FCB vor!!!!