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お正月といえば、お雑煮やおせち料理。年越しそばと同じく、土地ごとで風習があり、種類や味、食べ方が異なることも魅力のひとつです。
特に実家を離れて暮らしている人は、年末年始の里帰りでお雑煮やおせちを口にして、「実家=故郷に帰ってきたなあ」なんて実感することも少なくないはず。
みなさん、今年のお雑煮・おせち、食べましたか?
田中家の“これだけは外せない”!正月の鉄板食材「くわい」の歴史
一年前の元日にも記しましたが、我が家では両親が高齢で食が細くなり、ここ数年、以前のような“ザ・おせち料理”をつくらないお正月を過ごしています。
むしろ少数精鋭のこれだけは外せない!を厳選。
田中家の場合、くわいは鉄板。昔から父の好物で、「無事にお正月が迎えられる」との要望から、毎年必ず登場し、ほぼすべて父がひとりで食べています(笑)。
くわいは漢字で書くと、慈姑。お正月に欠かせない食材です。
くわいは、れんこんと並んで正月料理に欠かせない野菜の一つです。小さな球形から先のとがったくちばし状の芽が伸びている姿から、「芽が出る」と、昔から縁起をかつぐものとして、おめでたい席での料理に欠かせない野菜の一つである。
くわいの名前は「鍬(くわ)芋」の略で、地上に出ている葉と茎が農具の鍬に似ていることからきています。
くわいは、一つの根にたくさんの子がついています。その姿が母親が子供を慈しみつつ哺乳しているように見えるため、それを姑(しゅうとめ)にたとえて「慈姑」という字が当てられた。
世界で野菜として栽培しているのは原産地の中国と日本だけで、日本には奈良時代に中国から伝来したといわれています。京都での栽培は1586年(天正14年)豊臣秀吉が京都を外敵から守るために築いた「御土居」に大量 の土が運ばれた跡が湿地になり、そこでアイ(藍)をつくり、その裏作にくわいを栽培したのが始まりという。
http://www.kanazawa-market.or.jp/Homepage/mame/seika_kuwai.html
知って驚き、旅したい気持ち爆発!栗きんとん発祥の地とは?
いつもよりちょっといいお刺身も我が家の元日料理のひとつ。
なかでも、生ホタテはわたしが抱えて食べるほど大好物(親子そろってお気に入りにはまっしぐら)。
栗きんとんも外せません。こちらも主にわたしひとりでパクパク食すのが恒例行事。
もともとパンやパイ系の“栗あん”をこよなく愛する人間。で、栗あん&栗きんとん好きが高じてネットサーフしていたら、こんなサイトを見つけました。
http://kurikinton.info/
栗きんとん発祥の地!ワクワク感しか存在しない!
もうこれは栗きんとんにたわむれる旅に出るしかない!明日にでも今すぐに!(正月そうそう落ち着こうわたし)
Google先生大活躍!おせち料理の歴史を調べアジアの凄さを知る
くわいだの、栗きんとんだの、Google先生大活躍で調べものに没頭していたわたしがふと思い立ち、「そうだ おせち、ググろう。」(オマエはJR東海のまわしものか)。
おせち料理の発祥や歴史ってなんだろう?やけに気になってきたので「Google先生ー!」とお呼びしてみました。
さすがはGoogle先生。現在、この世でもっとも走りまわっている大忙しのお方でしょう。大活躍も当然です。あらゆる答えにたどりつかせてくれるんだもの。
おせち料理の歴史をさかのぼっていくと、なんと弥生時代にまでさかのぼれるそうですが、それは日本人がお米を食べ始めたということに起因するようです。
人間の食事というのは、大昔は狩猟によって営まれていたのですが、弥生時代からはそれが稲作などの農耕へと移行していったのです。
この頃から、自然の恵みというものに感謝する習慣が生まれ、ことあるごとに神様に感謝をする行事をするようになりました。
その時代に、中国から季節の変わり目を「節」とした暦がもたらされて、この「節」に合わせて感謝をして作ったお料理が「おせち料理」のそもそもの始まりだといわれています。
http://osechiryouri.com/mame/rekishi.html
弥生時代!
えらい遠い時代キタコレ。「アジアの歴史って深いなあ」と妙に感心しました。
こんな感じで“ふとした疑問を深掘り”が大得意の毎日を過ごしています。昔からその連続で雑学を蓄え続けているという……(笑)。年末年始は仕事から離れる分、よりあらゆる角度からハマるハマる!
最後に登場、お雑煮の歴史!武士や貴族も食した室町時代の物語
最後に、忘れちゃいけないお雑煮!
東京の田中家のお雑煮は、年越しそばと同じく関東風。かつお出汁・しょうゆベースに白いお餅。長年食べつづけているのでホッとします。
で、お雑煮の歴史もググってみました。おせち料理が弥生時代……さて、お雑煮は何時代?
雑煮の歴史は古く、室町時代頃にはすでに食されていたようです。当時、武士の宴会では必ず一番初めに酒の肴〔さかな〕として雑煮が振舞われていました。すなわち雑煮は宴の一番最初に食べる縁起のよい料理で、雑煮を食べなければ宴がはじまりませんでした。この習わしをもとに、一年の始まりである元日に雑煮を食べるようになったと言われています。
http://iroha-japan.net/iroha/B02_food/25_ozoni.html
ム・ロ・マ・チ・ジ・ダ・イ
室町。これまたキタコレ。長い年月重ねすぎワロタ。
ひとつひとつに意味があり、歴史がある。あらためて調べてみると面白いなあ。
そんなアレコレを感じながら元日料理をゆっくりと食した今年。無病息災。良い一年にしたいですね!