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現地時間13日に行われた国際親善試合フランスVSドイツ戦。結果は2-0でフランスの勝利。が、試合内容や勝敗なんてはっきりいってどうでもいい。どちらが勝つだ負けるだ二の次どころではない事態になりました。
フランス・パリにて、大規模同時多発テロが発生。発表される死者の数が増え続ける現在、犠牲者の方々およびご遺族に対しご冥福をお祈りするとともに、被害の拡大が防がれることを心から願っています。想いはパリのみなさんとともに。
今こそ国際社会の団結が必要です。どうかサッカー界に学んでいただきたい。
目的はただひとつ。
世界はひとつのチームにならなければいけない。一致団結するときは、まさに今。チームワークが必須なときに、決してくだらない諍いを起こしてはいけない。立場上のプライドを優先させてはならない。
焦りや不安に飲み込まれず、一瞬たりとも冷静さを失わず、「テロリストに勝利すること」ではなく「犠牲者を出さないこと=結果としてテロリストに打ち勝つこと」を最重要目的として確固たる意志でテロリストに立ち向かわなくてはいけない。
INDEX
- ドイツ代表、宿泊ホテルへの脅迫行為で緊急避難。試合中に起こった爆発音に騒然とした状況に
- スタジアム付近で爆発が起きた時点で避難させていたら、大惨事になっていた可能性が高い
- パリ市民とともにフランス代表チームの身の安全の確保を。ドイツ代表チームの無事の帰国とケアを
- ドイツ・メルケル首相の緊急声明を支持。試合はいつでもできる、だけど命はたったひとつ
- 来年開催のユーロ2016開催国変更の検討を。陸続きのEU圏の危険性をよく考えてほしい
- 世界中が震撼する、緊急対応を迫られる事態にも関わらず、日本メディアのお花畑ぶりに心底呆れた
- 対岸の火事として片付けようとする危なっかしい国に、オリンピックを開催する資格はいっさいない
ドイツ代表、宿泊ホテルへの脅迫行為で緊急避難。試合中に起こった爆発音に騒然とした状況に
■前日にはホテルで爆発物騒動…テロの恐怖語る独代表監督「全員が震撼」(サッカーキング)
今回発生したパリ大規模同時多発テロ。サッカー界にフォーカスすると、ドイツ代表チームは宿泊していたホテルに爆発物が仕掛けられているとの匿名の情報が入ったことで、即刻ホテルから避難。
試合後半開始からわずか20分頃、大きな爆発音が響き騒然とした事態に。試合は中断せずそのまま続行し、終了後、ピッチ上に観客全員(両代表チームもらしい)を避難させる緊急措置をとることに。
試合を続行したことに賛否両論あるらしいですが、そこで中断するとテロに屈する意思表示をしてしまうというより、大勢の人間があの時点でスタジアム外に出たらより一層危険。
よって、この判断をわたしは支持します。ただ、「選手たちはたとえようもない恐怖だったろう」と、本当に気の毒でなりません。
スタジアム付近で爆発が起きた時点で避難させていたら、大惨事になっていた可能性が高い
では、なぜあの時点でスタジアム外に出ると一層危険だったか?
現地の報道によると、当初、試合が行われていたスタジアム「スタッド・ド・フランス」内にテロリストが侵入しようと試みたそう。ところが、同試合はフランス大統領が観戦していたため、いつも以上の厳重警備。
このため、スタジアム侵入は失敗。結果、テロリストはスタジアム外でのテロ行為を敢行。厳重な警備網が敷かれていたおかげで膨大な犠牲者発生だけは免れることに。
仮にスタジアムに侵入されていたら、サッカー史上最悪の惨劇でした。もちろん、犠牲者や遺族や被害者のみなさんには哀悼の意を表し、どうでもいいというわけではまったくあるわけがない大大大大前提です。
フランス・オランド大統領は、テロの第一報が入った時点で退去および緊急事態を宣言。即座にテロリスト対策にスイッチ。
ここが日本との大きな違い。欧米諸国は、安全確保目的の警備が必須とあれば普通に装甲車を出したり、最高クラス武装の警官や軍人が厳重警戒にあたります。
危険だと判断したその瞬間、警備側は危険人物の排除に関してまったく躊躇しません。よって、ヘタに慌ててスタジアム外に出てしまうよりスタジアム内が安全だった、と。
パリ市民とともにフランス代表チームの身の安全の確保を。ドイツ代表チームの無事の帰国とケアを
ドイツ代表チームは、スタッド・ド・フランスのドレッシングルームで夜を明かしたとのこと。「どれだけの恐怖だったろう」と思うと、どうしようもなくやりきれない想いで胸が苦しいです。
ようやくドイツに帰国ができた状況だそうで、代表チーム全員が無事でよかった。
パリで発生しているテロということもあるため、パリ市民とともにフランス代表チームの一層の身の安全の確保を願います。そして、ドイツ代表チームを無事に本国に帰すことに成功したことだけでなく手厚いサポートを。
また、全選手のPTSD発症を防ぐケアをお願いしたい。PTSDを甘くみてはいけない。たとえプロフットボーラーであっても、日常生活が送れるようでも、PTSDはケアをしないと気づかぬうちに思わぬ形で発症する厄介な病。
選手はプロフットボーラーである以前に、誰もがひとりのたいせつな人間。代表チームは当然のことながら、所属各クラブチームの関係者の方々、どうか手厚いケアをお願いします。
ドイツ・メルケル首相の緊急声明を支持。試合はいつでもできる、だけど命はたったひとつ
今回の事態を受け、ドイツ・メルケル首相はテロへの緊急声明を発表。サッカー界に関する内容をピックアップすると、ブンデスリーガの延期および中断含めて現在検討中とのこと。
これは正しい判断だと感じています。この状況では危なくてサッカーどころではないから。ましていずれのスタジアムも大勢の人間が集まる場所だけに、テロリストの格好の標的になってしまう。
勝敗やリーグ順位なんて本当にどうでもいい、心からどうでもいい。その代わり、どうか再優先で選手たちの安全を確保、命を守ってあげてほしい。
試合はいつでもできます。だけど、命はたったひとつです。今回、卑劣どころではないテロリストの無差別な攻撃に巻き込まれ、無関係な命がたくさん奪われました。これがどれほど悲しいことか、あってはならないことか。
繰り返しますが、選手たちはフットボーラーである以前に、誰もがひとりの人間。もちろん、選手以外もすべてが。これがなによりたいせつなこと。どうか基本中基本を見失わないでほしいと心から願っています。
来年開催のユーロ2016開催国変更の検討を。陸続きのEU圏の危険性をよく考えてほしい
同時に、来年開催されるユーロ2016の開催国変更の検討をお願いしたい。
このままではユーロ2016は格好の餌食。今現在、残念ながらフランスは最大のターゲットです。テロリストの動機が表明されていないため言葉を差し控えますが、フランスでビッグプロジェクト開催は危険すぎる。
ヨーロッパは日本と違って陸続き(イングランドもそうだけど、ドーバー海峡海中の「英仏海峡トンネル」で直通列車により往復でき、日本より陸続きの側面は強い)。つまり、EU圏はひとの移動が自由自在。
ということは、どこにテロリストが紛れているかわからない。数万人規模で観衆が集まるスタジアムともなれば、疑いを強めざるを得なくなります。これはチャンピオンズリーグなども同じです。
チームと観客、すべての命を第一に。目先の利益に走らず、各国家のトップが今こそ決断を。自国民たちを、もっというのであれば、世界をひとつのチームとしてチームメンバーを危険に晒すミスジャッジだけはしないでいただきたい。
世界中が震撼する、緊急対応を迫られる事態にも関わらず、日本メディアのお花畑ぶりに心底呆れた
それにしても、今回、腹の底から憤りすら沸いたことは、日本のメディアの危機意識のなさ。国際社会に対して無関心さここに極まれり状態。あらためて失望でしかありません。
インターネットニュースのみ随時情報配信が活発に行われているだけで、テレビなどはどうでもよすぎるお花畑情報番組などを平常運行で垂れ流し。
これだけ全世界各国が緊急事態に対して危機意識をもって対応しているにも関わらず、なんだろうこの平和ボケでどうしようもない頭のネジが飛んだ日本は。日本政界の都合よすぎるポチばかりやっているからこうなる。
日本のメディアは、日本人白痴化計画の片棒をかついでいる(上の人間にとってコントロールしやすいあほにするため)という定説はウソでもなんでもないだろうな、と。
https://blueazure.jp/sacchi/sports/jal-fifa-football-soccer-japan-national-team-makoto-hasebe-germany-eintracht-frankfurt/7301/
こんなときに、己の無駄な影響力ばかり行使し、物事がわかっていないからこそあほヅラ晒して馬鹿やらかすタレントたちの言動垂れ流されても、誰もなにも得しない。日本の足引っ張るのであれば黙っててといいたいくらい呆れすぎワロタ。
また、日本で影響力をもつこうした組織、人物たちのせいで「日本は国際社会から軽んじられる=国際社会に参加する資格がない」と冷笑されている現実に気づいたほうがいい。すべてはあなた方の責任。
国民の努力をすべて台無しにするのは、既得権益にしがみつき、自己利益ばかり追求するしか能がない頭の悪い連中です。
対岸の火事として片付けようとする危なっかしい国に、オリンピックを開催する資格はいっさいない
今回の緊急事態を「対岸の火事」として片付ける人間は、あまりにも頭が悪すぎるしイミがない。国外退去いただきたい。といっても、どこの国でもそんな頭の悪さじゃ役立たずでお断りだろうけれど。
真っ当な人間たちの頭が痛くなるほどどうしようもないくせにドヤ顔晒している現状は、2020年に東京オリンピックを開催する国の在り方だとはまったく思えない。あまりにも無防備でお花畑脳すぎる。
対岸の火事ではありません。いつ日本も、テロリストの標的になるかわからない。なにより、これだけの事態に無関心でいられる神経がさすがに理解できない。危険すぎる。
日本もテロリストの標的になる可能性だって高い。だからこそ、緊急対策をとり、危機意識をもつこと。それから、こうした世界の動きに敏感になること。
こんな基本的なことができず、あいもかわらずあほヅラ晒して内輪受けばかり繰り返したいのであれば、東京オリンピックなんか辞めたほうがいい。危なっかしい国に開催能力があるだなんて恥ずかしすぎる派手な勘違いしないでください。