【パリ同時多発テロ】【ゲキサカ】EURO組織委員長、安全な開催を強調「中止を論じることはテロリストを利する」

現地時間13日に発生したパリ同時多発テロ。テロ発生時刻に、国際親善試合フランスVSドイツ戦が「スタッド・ド・フランス」で行われていたこともあり、同試合に関連するニュースを中心にピックアップしてご紹介します。

ゲキサカ」の同記事では、来年開催されるユーロ2016に関して、組織委員長による声明を紹介。こうした動きから透けて見えるのは、変更であっても利権や金が絡んでいて容易に首を縦にふらない事情。

中止にすることはテロリストに屈することになり、むしろテロリストの動きを促進させることになりかねない。それは重々承知しています。ただし、開催するのであれば、絶対に安全第一であること。

それが守れない危うすぎる状況なら、速やかに開催国変更を。中止じゃなく変更で。ひとの命がかかってるんだよ。大事なひとの命がかかってる。再優先にすべきは利権でも金でもない。命です。

ミスジャッジを犯した結果、命を奪われたり恐怖に陥れられたりなど、あってはならない事態に発展しないように。ひたすらそれだけを切に願います。

なお、今回はメディアやニュースブログから記事が発信された日時(時刻表記がないものは日付のみ)もあわせて記載します。

あくまでも「発信日時でどの時点の情報かを把握する」ことを念頭に置き、「現地がどういう状況だったか」をきちんと知るために目を通していただければ幸いです。

【ゲキサカ】EURO組織委員長、安全な開催を強調「中止を論じることはテロリストを利する」(配信日時:2015年11月15日 12:45)

 13日にパリで起きた同時テロ事件で開催への懸念が高まっているEURO2016だが、大会運営委員長は安全な開催への自信を強調した。中止の可能性を議論することは、それだけでテロリストたちを利すると訴えている。

 フランスでは今年1月、シャルリー・エブド襲撃事件も発生している。1年と経たないうちに大規模なテロ事件で多くの犠牲者が出たことで、来年夏に開催予定のEURO2016でも安全が確保されるのかが議論されている。

 フランスサッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長も、「EUROに関して前から懸念あったが、現在はそれが強くなっている」と安全上の懸念を口にした。

 だが、ジャック・ランベール委員長は次のように述べ、開催を強調している。フランスメディアでのコメントを、イギリスメディアが伝えた。

「EURO2016を中止すべきか議論するのは、テロリストたちを利することになる。1月に(シャルリー・エブド襲撃事件で)高まったリスクレベルがさらに高まった。当然、今からEURO2016までテロに対する計画を緩めることはない」

「我々は、最も安全なコンディションでEURO2016が開催されるように決定を下していく。スタジアム内の安全は機能している。よりリスクがあるのは、パブリックスペースだ」

 

引用:ゲキサカ