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「国ごとの傾向を知ると、サッカーがさらにおもしろくなる」とは日頃から感じているひとつではありますが、本日アップされていたある記事がこの考えの裏付けになるかな、と思ったのでご紹介します。
欧州クラブチーム観客動員数。さて、どのチームがどのくらいかご存知でしょうか?
今回、ドイツ地元紙が欧州各チームのデータを公開。世界4大クラブなど名だたるチームを抑え、香川真司選手所属ボルシア・ドルトムントが観客動員数堂々の1位という結果に!
その数なんと平均8万人超え!しかもこの数字とランキング、記事中のデータ計測期間だけではありません。
まずは記事からどうぞ!
【サッカーマガジンゾーンWeb】欧州観客動員トップ10 驚異の平均8万人超えのドルトムントが1位に輝く
名だたるメガクラブを抑え堂々の首位
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、欧州最高のファンを抱えるクラブとしてその名を世界に轟かせている。本拠地シグナル・イドゥナ・パルクは、毎試合8万人を超える大観衆が集結。スタンドに黄色い壁を作り上げて、チームを大歓声でサポートしている。
独地元紙「RP」電子版では、今季ここまでの欧州各国リーグ戦における本拠地での平均観客動員数を発表。ドルトムントがバルセロナやバイエルン・ミュンヘンなどの人気クラブを抑えて、トップに立った。その数はランキングで唯一、平均8万人超えとなる驚異的な数字だった。
ここまで4試合のホームゲームを戦ったドルトムントは、3勝1分という本拠地での勝率の高さもさることながら、そのすべての試合で複数得点をマーク。勝利した3試合では3ゴール以上を決めている。1試合あたりの平均動員数は8万1144人。毎試合、圧倒的な規模の声援に後押しされて試合に臨んでいることが分かる。
2位には、最大で約10万人が収容可能なカンプ・ノウを本拠地とするバルセロナが入った。しかし、そのバルセロナでさえ3試合で平均は7万6704人。マラガ、レバンテ、ラス・パルマスと下位チームが相手だったとはいえ、ドルトムントはカタルーニャの名門を約5000人近く上回る観客動員を記録している。
引用:サッカーマガジンゾーンWeb
際立つドイツ勢の強さ シャルケも6位に
3位は大型補強で話題のマンチェスター・ユナイテッドで平均7万5323人(4試合)。4位バイエルンは平均7万5000人で、2位から4位は僅差となっている。いずれも超がつくほどの名門クラブで、さすがの人気を誇っている。
5位は、FWクリスティアーノ・ロナウドら多くのスター選手を抱える銀河系軍団レアル・マドリードで平均6万9394人(3試合)。そして6位には、ドルトムントと同じルール地方のクラブ、シャルケが入った。所属する日本代表DF内田篤人も、そのサポーターが作り出す雰囲気を絶賛する。平均6万869人(4試合)を動員し、メガクラブが揃うランキングに名を連ねた。そのシャルケに肉薄する平均6万31人(4試合)を動員したアーセナルが、7位となっている。
ドイツ勢の強さが目立ち、8位には日本代表DF酒井高徳が今季加入したハンブルガーSVが平均5万4377人(3試合)でランクイン。昨季はプレーオフの末になんとか残留を果たすなど苦戦が続くが、過去一度も2部リーグの経験がない名誉ある名門クラブは、多くの地元ファンに支えられている。
9位はプレミアリーグ首位を走るマンチェスター・シティで、平均5万3736人(4試合)。10位には再びドイツのクラブで、日本代表FW岡崎慎司(レスター)や酒井高が在籍したシュツットガルトが、平均5万2089人(4試合)でトップ10入りを果たした。
世界的なメガクラブとともに、上位に名を連ねた日本人にも愛着のあるドイツ勢たち。香川、内田らが多くの地元ファンに愛されていることがよくわかる結果となった。
引用:サッカーマガジンゾーンWeb
ブンデスリーガが本気で結果出してきた!それは今、世界で一番アツイリーグの代名詞
冒頭で記した「この数字とランキングは記事中のデータ計測期間だけではない」は、よかったらコチラの記事もご参考までに。
[blogcard url=’http://www.footballchannel.jp/2015/06/09/post91860/’ width=” height=’150px’ class=” style=”]
ドイツ勢が圧倒する結果となったのは、ブンデスリーガがひたすら地道に守り、積み重ねてきた「健全経営」がひとつの理由としてあり。ブンデスリーガ特集のエントリーもどうぞ。
[blogcard url=’https://blueazure.jp/sacchi/sports/football-bundesliga-germany/12668/’ width=” height=’150px’ class=” style=”]
どうもブンデスリーガは過小評価されている側面があり、言葉がアレですが、よく知らない、知ろうともしないにわかさんたちほど「ブンデス?リーガやプレミアのほうが上に決まってる!(ドヤア)」という。
オ・マ・イ・ラ・浅・は・か・す・ぎ・ん・だ・よ・ブ・ン・デ・ス・舐・め・て・ん・じ・ゃ・ね・ー・わ・現・実・見・る・よ・ろ・し
特に「ブランド物に弱い日本人あるある」ともいえるらしい。別にいいんですけど、こういう方々に遭遇するたびに、内心この世のものとは思えない冷ややかな笑いを浮かべていることだけ宣言しておきます。
「あらあら現実も知らずに馬鹿さ晒してかわいそう。冷静・多角的かつ全クラブに愛情もって見れず器ちっちゃいくせに馬鹿にするなんてみずぼらしい生き方だわ。まともな人間には相手にされなくなる一方よ、うふふ」
……………あれ?なんか今どこかからちょっと黒い心の声ダダ漏れが発生したような気がする……………うん、きっと気のせいですよ気のせい気のせい、うん(真顔)。
収益は2位バルセロナに軍配!そのワケはブンデスリーガらしい経営方針にあり
ただし、収益は?となると、2位バルセロナに軍配が上がります。これはなぜか?
ボルシア・ドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルクは、チケット平均単価2,000円の立見席を約28,000席も用意しているなど、ファンに寄り添った価格設定がされていることが大きな理由。
どこよりも地域密着が基本理念。ファンのことを考えたゆえに、売上だけでみるとバルセロナのほうが高い。
ドルトムントのみならず、ブンデスリーガ全体の傾向といえるかなとも感じているのですが、フットボールの試合が「なかなか訪れることができない特別で高価なもの」という理念がありません。
「毎週末、ご飯を食べに行くように気軽に訪れることができて、人生と共に楽しめるもの」
それがドルトムント、ひいてはブンデスリーガのフットボールの在り方とスタンスです。
「愛され度がものすごく高いクラブチーム」といわれるドルトムント。そのワケは、ブレずにひたすら愚直に貫く裏側があるからこそ。
一緒に泣いて笑って人生を共にするブンデスリーガ、劇場で観劇を楽しむリーガ・エスパニョーラ
では、各国のファンの傾向は?というと、国民性やお国柄を反映してか興味深い違いがいくつかあります。
ドイツは日本と似ている側面もあって、ゴール裏を中心に大きな旗をふったり掲げたり、声援で選手を後押ししながら共に闘うというスタンス。さすが「親和性の高い同士」といわれているだけあるかな(笑)。
このため、実際に各国訪問してまわっているひとたちによると、日本人が現地観戦した際、好みなどで多少違いはあるものの「他国よりずっと楽しめる」だそう。
特に、カガワチャントは必聴!もちろん、現地観戦だけじゃなくテレビ観戦でもそのすごさは笑っちゃうほど。冗談抜きで鳥肌立ちます。ぜひ観てみて!
もうひとつ、こうした傾向とやや似ているリーグが、イングランドのプレミアリーグ。コチラも選手後押し系応援のすごさは必見・必聴!
対して、スペインのリーガ・エスパニョーラは「フットボールはエンターテインメント」という位置づけ。たとえると、劇場に観劇や鑑賞のために足を運んでいるかのよう。
敵・味方いっさい関係なく、良いプレイには拍手・悪いプレイにはブーイング。ものすごく厳しく冷静に鑑賞する=楽しむ。だからこそ「勝利は絶対、プラス美しい試合運びじゃなければダメ」を求める傾向あり。
体感するのに一番適したスタジアムといわれているのが、ご存知バルセロナが誇るカンプ・ノウ。誰もが選手ひとりひとりのプレイを食い入るように観ていることが中継だけでもよくわかるはず。
今一番やりたいことはドルトムント中心にブンデスリーガ観戦旅行!
日本のスタジアムのような陸上トラックなどもいっさいなし。ピッチがすぐ目の前。臨場感あふれまくりの熱戦がすぐそこに。現地で実際に観戦したらものすごいんだろうな、とワクワクします。
わたしが今、一番行きたい場所はドルトムントを中心としたドイツ。ドイツに行くなら、絶対にブンデスリーガ観戦で。ともかく観戦メインで、観光は観戦にプラスくらいでいい(笑)。
よーし!本場のビールとソーセージ片手に応援だな!(やっぱり食いしん坊万歳じゃないか、などというツッコミはいっさい聞こえません)