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【KOJI UEHARA the zasso spirit get to the top】へのたくさんのご反響、本当にどうもありがとうございます!!アスリートの方々を取り上げさせていただいた際の、もう毎回恒例行事となっているようなこの地鳴り起こすかのご反響…冷や汗やらおののくやら感無量やら、えらいことになっています(笑)
そして、今回あらためて実感したこと。
上原ファンはやっぱり精神的大人が多い!
上原浩治という選手と一緒に年を重ねてきた方も多く、その親世代が子世代に受け継いでいたり。「親子孫三代で上原ファン!」というお声もすごく多いです。
若い世代の方々も、生き様そのものに憧れを抱く羨望のまなざしといった印象。キャーキャー大騒ぎするより、自分の人生の良きお手本だったり、大きな励みにもなる存在。これ、上原選手の能力だけじゃなく、類い稀なお人柄の良さもものすごく反映されている結果だなあ…。しみじみ感じています。
ものすごい選手なのに隣りのお兄さんのような気さくさ
上原浩治という選手を語るにおいて欠かせない、名言中の名言。
「自分は雑草ですから」
今やメジャーリーグの頂点をつかんだ、恐ろしいほどの戦績を誇る最強クローザー。ふんぞり返っててもおかしくない実績をひたむきに積み重ねてきた上原選手が、なぜ今でも、「なんだろう…この隣りのお兄さんっぷり…」と思わされるチャーミングさに溢れているか?
いつも自分の原点を忘れていないからじゃないかな、と。
【雑草魂】で読売ジャイアンツに入団した上原選手。あれからキャリアをどれだけ積み重ねても、どれだけのすごい選手になったかの確固たる事実があっても、それでも一切驕らないのは、本当に人間性が素晴らしいからでしょう。
だからこそ、周り中から心底愛される。
愛されキャラ、ここに極まれり。
同じ系譜と感じる選手たちは人間性も素晴らしい
上原選手は、松井秀喜さん、黒田博樹選手と共に、野球界において私が人間性もあわせて本当に大好きな選手。能力素晴らしい・人間性素晴らしい。性格のタイプはそれぞれで違うけれど、共通して言えることは両極を兼ね備えているという事実。この「両極を兼ね備えている」ということは、実は本当にむずかしいこと。だからこそ、彼らは同じ系譜の方々だなーと思います。
若手選手だと、先日取り上げさせていただいた田中将大選手。ちなみにサッカー界だと、同じく取り上げさせていただいた香川真司選手、あと長友佑都選手。
たとえば、ビジネス界に転身したとしても大成功するだろうな、と実感しています。トップアスリートにも関わらず、トップセールスマンやトップクリエイターにもなれる人間性をみなさんお持ちなんですよね。
イチロー選手は、どちらかというと、こうした選手たちになつかれるタイプの選手ですね(黒田選手や松井さんは「なつく」ってタイプじゃないけど。多くを語らずわかりあえる腕の立つ仕事人仲間、みたいな)。
というか、この写真見ててあらためて思ったこと。ヤンキースに黒田・イチロー、レッドソックスに上原・田澤。マンチェスターユナイテッドに香川、インテルに長友。…なんだこれ一体…すごい時代になったもんです…(感涙)。
愛すべき雑草魂は甘え上手の愛されキャラ
上原選手のすごいところって、なつかれるタイプの選手でもあり、なつくタイプの選手でもあり。この愛されキャラっぷりは、もう本当に天性のものとしか言いようがない。いくら他者がマネして同じことをしても、こういう関係性にはならないし、どうやっても得られない才能です。
イチロー選手が、愛情こめておちょくったり嫌がるそぶり(すっごいうれしいくせに・笑)をこれだけする存在って、本当に稀だなーと驚きます。
松井さんにもこの通り!田口さんの爆笑する気持ちもわかる!(笑)
心底尊敬している、だけど、へりくだらずに素直に接する、素直に甘える。これはもう本当に、天性の才能です。計算高いところがなくて嫌らしさがない。この資質こそ、どの分野においても受け入れられて認められる人間が持つもの。
頂点をつかんだのは 才能も実績も人間性も
上原選手の長年のひたむきな走りが、なぜあそこまでの結実を果たせたのか。
それは、両極を伴っていたからこそ、だとも言えると思います。
当然のことながら、完全な実力社会のメジャーリーグ。契約社会のため、シビアな面が多々あります。上原選手ご自身も、日本球界のみならず、海を渡ってメジャーリーグに籍を置いてからも、本当に様々な思いをされながらここまでやってこられた方です。良い思いだけをしてきたわけではありません。
だけど、上原浩治という選手は、絶対に下を向きませんでした。
どんなことがあっても。
誰かやなにかのせいにしなかった。そして、常にひとときちんと関わり続けた。セットアッパーやクローザーの地位が向上するように尽力したり、チームが盛り上がるようにおどけてみたり、率先して声を出してみたり。それはどんな相手に対しても。トップ選手に対してだろうが、ファンに対してだろうが。
それは、なにかを信じる、というより、自分自身を信じている人間が持つ、これ以上もない真っ直ぐな美しい姿勢です。
だからこそ、すべてのチームで受け入れられたのだと思います。
特にレッドソックスにおいては、投球内容のすごさ、素晴らしさに試合中継の実況が叫びあげることも恒例行事ならば、主力中の主力・オルティス選手に至ってはすっかりおなじみとなった上原選手を抱え上げて讃えるパフォーマンス。大の大男を大の大男が抱え上げて、あらゆるイミで讃えるそのすごさ。なんだこれ、夢じゃないか、いや現実現実。何度自問自答したことか(笑)。
野球もベースボールも、チームプレイに他なりません。メジャーは個人主義だろ、アメリカだし、というのはちょっと浅はか。メジャーリーグのほうが、日本のプロ野球以上に「チームとして」をたいせつにする部分は根強いのです。
才能と実績だけならば、上原選手はここまで認められる選手にはならなかった。人間性だけならば、も同様。
類い稀な両極があったからこそ、上原浩治は頂点に立てたのです。
周り中に祝福されながら。
子は父の背中を見て育つ チャーミングな超人気者
ところで。レッドソックスには、今やハリウッドスターも顔負けの人気者がいます。さて、このチャーミングな少年、誰でしょうか?
彼こそ、上原選手の愛息・カズくん!
子は親の背中を見て育つって本当だな…としみじみ実感したほど、なんという溶け込みっぷり!なんという愛らしさ!優勝インタビューの堂々とした受け答えといい、頭の回転の良さといい、あんた親父譲りやな!てか、親父より英語上手やな!と誰もが声をかけたくなること請け合い(笑)
昨日ピックアップさせていただいた写真も、あまりの可愛らしさに身悶えるかと。なんなのこの親子ストレッチ…もう破壊度バツグンの可愛らしさ…。
親父同様に愛情たっぷりにいじられてます(笑)もうなにもかもが可愛すぎる!!
奥様はえらい!異国の地で大変なことも多い中、ご主人を支えるだけじゃなく、これだけまっすぐな可愛らしいお子さんに育て上げたのは、やっぱりいつも接する機会が多い奥様によるところが大きいです。
そして、こうした家族に力強く支えられているからこそ、上原選手はあの大記録を達成したんだな、とあらためて実感。
胃薬や睡眠薬を飲まなければならないほどの、レッドソックスのクローザーを務める凄まじいまでのプレッシャー。最後の切り札と呼ばれ続ける上原浩治のパワーの源は、なによりもホッとできる安らぎがあるからこそなんでしょうね。どの写真からも愛情が溢れまくっていて、本当にこちらまでうれしくなります。
投球フォームそのものに羽ばたき続けることを願って
上原選手の投球フォームには、ある特徴があります。
投げ終わった瞬間、鳥が翼を広げたかのような姿になるんですね。
昔からそのフォームが好きで、雄大に翼を広げて羽ばたき続ける鳥のようだなあって感じながら、ずっと応援してきました。
今年、上原選手は最高の仲間たちと共に、世界一という頂点に到達しました。でも、まだ続きがあります。あらゆることがあっても、どんな姿であっても、それは闘い続ける真実。すべての姿の上原選手を応援しつつ、どうかご本人の納得のゆくまま、投球フォームそのものに羽ばたき続けることを願っています。