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ニコンD90を父から譲り受け、オンオフ問わず写真撮影にいそしむ日常を過ごす現在。キリがないのでカメラ雑誌の購入は控えてきました。
ネット上で知識を共有してくださる貴重なサイトを活用したり、仲良しのプロカメラマンさんたちに時々ヒントをもらいつつ自分で試行錯誤しながらひたすら実践する毎日。楽して身につかずは真実ですぜ。
そんなわたしが、めずらしくカメラ雑誌を購入しました。それが「デジタルカメラマガジン」。
プロの写真家の舞台裏!シーンにあわせた構図やコツ、機材や撮影条件など詳細まで
「いまさら人には聞けない」のサブタイトルが光る2月号は、初心者向けというより、ある程度技術や知識が身につき、なにより「写真が大好き」な人間向けの洗練された雑誌らしい内容。
プロの写真家45人が、プロ仕様の写真に仕上げるための構図やコツはもちろん、機材や撮影条件などをシーンにあわせてわかりやすく解説した特集が超魅力的!
「この写真は、この機材、この設定で撮影し、撮影環境はこうだった。撮影時はここに気をつけるとうまくいく」の舞台裏が惜しげもなく披露され、いずれのカットもダイレクトに感性に響くものばかり。
レンズやストロボ、絞りやシャッタースピードの違いで写真がどう変わるかも実例として一緒に掲載されていて、説明がわかりやすいだけでなく、カタログみたいに眺めているだけでワクワクします。
「写真の疑問101」のタイトル通り、クエスチョン101に対するアンサー101は圧巻!読んでいるだけで「今日、今すぐにでも活かそう!」とカメラを手にしたくなる内容。買って大正解でした!
「記憶を残す」スキルをあらためて学ぶと、「記録を残す」スキルにも好影響が
初心者必見!デジタル一眼レフカメラのフルサイズ・APS-Cの違いと開発裏話
先日も記した通り、わたしの場合、仕事の写真は「記録を残す」方向性にならざるを得ないことが多く、その方向性のスキルを磨くためにひたすら実践し、そちらになるべく時間をかけてきました。
そろそろプライベートでの「記憶を残す」スキルもあらためてアップさせたくなったのが購入動機。情緒的なカットは撮影していて一番楽しいこともあり、黙々と技術を磨きつづけていきたいな、と。
完全にプライベート仕様というほど線引きをしているわけでもなく、記事によっては絵画のようなカットが効果的だったり、より自由度を求めて展開していきたい媒体にはそのほうが喜ばれることも。
なにより単純に考えると、新たなスキルを身につけることで、必ず好影響があるもの。「記録を残す」写真にまた違った変化や技術が育まれたり、良い意味で今までとは異なる味わいがプラスされたり。
趣味と実益を兼ねて、というと野暮ったくなりますが、頭で考えるより「今、これがやりたい。これが必要」と直感がシグナルを出した結果です。貪欲に学んだ結果がきちんと表れるのも写真の面白さだから。
本気でやればやるほど上手くなる!カメラの面白さは味わい深い人生のよう
写真って本当に楽しいですよ。「カメラってむずかしそう」と感じている人ほど、まずはコンパクトデジカメでいいから手にとってみてほしいな、とおすすめしたいくらいに。
先日もお伝えしましたが、スマートフォンのカメラ性能は飛躍的にあがってはいるものの、カメラ分野のプロフェッショナルは間違いなくデジタルカメラです。内部構造が圧倒的に違うから。
ある意味、一眼レフは時代に逆行しているところもあって、「簡単・軽量・安価」の真逆に位置する代物。でも、それがいい。簡単にうまくいくことばかり求める人が驚くほど脆いのに対し、凛とした強さをもつ存在のようで。
本気でやればやるほどうまくなる。貪欲に取り組めば取り組むほど自分に返ってくる。職人の娘として生まれ育ったわたしにとって、仕事もプライベートもこの余白がたまらない大好物。
だって最高じゃないですか。人生に深みが出るし、毎日が「もっとこうしたら上手になるかな」の繰り返しで、ずっと飽きずに面白く生きられる。楽して手に入るものなんて味気ないし一過性で終了ですよ。
そんなわたしの新たなモチベーションをあげてくれた「デジタルカメラマガジン」。初心者さんにはちょっとむずかしいかもしれないけれど、ある程度経験を積んだ人たちに超おすすめです!