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どーも。「うひょーっ!」だの「おわーっ!」だの、奇っ怪極まりない叫び声をあげながらユーロ2016を満喫しまくっているドイツサポーター王sacchiです(キリッ←せんでええ)。
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先日記したとおり、デッド・オア・アライブな毎日。「今は昼間?それとも夜中?」などと余裕で自問自答できます。でも、なんでしょう、毎度毎度のこの「幸せ疲れ」ってヤツは。
「わかる!オレも!ワタシも!」と首がもげるほどうなずきまくったそこのキミら!ボクらもう仲間さ!1ヶ月連続不眠不休でサッカー語りあおうぜ!(確実に死線を越えるのでやめてください)
冗談さておき。本日はグループステージ観戦記を!
初出場国・新興国の大躍進に拍手喝采!ハイレベルのユーロ2016グループステージ
現時点でベスト8が出揃ったユーロ2016。いよいよファイナルカウントダウン。ますます見応えたっぷりの準々決勝に突入です!
とはいえ、ここに至るまでの道のりにおいて、目が離せない熱戦ばかり。そりゃあもう当然のごとく「ガッツリ観戦&ガッツリ仕事」の不眠不休になりますわ(真顔)。
まずなにより印象に残ったのは、初出場国・新興国の拍手喝采な闘いぶり。
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見事ベスト8入りを果たしたアイスランド・ウェールズを筆頭に、北アイルランド・アイルランド・ハンガリーなど、観ていてグッとくるどころじゃない。観戦側をも自然と前のめりにさせるスピリッツ。
「一服の清涼剤」という表現は、激闘を繰り広げる彼らにそぐわないかな?とは思いつつも、その姿は清々しく多幸感たっぷり。「サッカーって素晴らしいな」とあらためて感じるひとときです。
サッカー大国以外を見下した表現を用いる日本のフシギ。選手を意識高い系に陥らせる土壌
いつものことながらふとした疑問は、「なぜ日本の実況・解説陣は、サッカー大国以外をやや見下したような表現をするのだろう?」ということ。
誤解なきよう補足すると、WOWOWの実況・解説陣は、公平感にあふれ上質である大前提で(地上波でおなじみの解説陣も別人のような解説ぶりで魅せてくれるのも新発見!問題は地上波の方針にありそう・笑)。
地上波ほど辟易する悪癖はまったくないものの、いつしか気づいてしまうこうした側面にも、「日本人サッカー選手の勘違いを増長させてしまう土壌」を感じるなど。
日本より格上の実力国揃いなんですけれどね、全チーム(笑)。日本人の勤勉さってサッカー界は失ったのかな?いつのまにやら在り方が意識高い系で、見聞きするとじんましん出ます(白目)。
惨敗してもキャーキャーお出迎え。年中行事でチヤホヤされ、「オレレベル」な持論演説はじめる代表チーム様と関係者たちが、格上揃いを見下す構図。
たとえば、アイスランドの清々しさ・全力姿勢・不屈の精神・歪なプライドゼロ・緻密な戦略・磨き上げられた実行力。
これらを目にしてなにも感じない、自らを恥じて律することができないのであれば、日本はもうサッカーから手を引いたほうがいいとすら思わされる。
それほどまでに、圧倒的な差を感じました。きっと気づいていないだろう、「弱いこと、ド下手くそなことが咎められているわけじゃない。調子乗りで馬鹿げた驕りが咎められている」真実を。
残念極まりないロシア・クロアチアサポーターの暴動。誰も得をしない大迷惑
気がかりだったのは、ロシア・クロアチアの各サポーター(もどき)による暴動。いずれも、チームが失格処分になりかける事態に。
[blogcard url=”http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/15/russian-ultras-suspected_n_10473942.html”]
[blogcard url=”http://www.footballchannel.jp/2016/06/18/post158788/”]
自国の政治・経済に文句があるだの、サッカー協会に不満があるだの、過激派の犯行だの、うさ晴らしだの、言いたいことはよくわかった。あいわかり申した(サムライ化しないでください)。
でもさ、あのさ、もっともシンプルかつ根本的なことを、拡声器ガンガン使いまくる勢いで冷ややかにお伝えしてもよろしい?
選手・監督・スタッフ・サポーター、誰ひとりとして関係ないじゃん(真顔)。
言いたいことはわかったけれど、キモチはいっさいわからない。いずれもいい試合ばかりだったのに、大迷惑かけてりゃ結果的に理解されないどころか、法で裁かれてもいっさい文句いえない。
あ・ほ・じ・ゃ・な・か・ろ・か・!(直球すぎます)
「こうした行為はテロリストと相違ない」
残念ながらこれが現実。フーリガンなど体のいい名を勝手につけているだけで、テロリストそのもの。重体者まで出してなにを訴えることができるというのだろう。
「フーリガンや過激派しちゃってるオレ(あたし)ってイケてるわかっちゃってるウェイウェイ」だのどいつもこいつも斜に構えて甘ったれてないで、とっとと働け、マジメに生きろ馬鹿野郎ども(だから直球すぎます)。
グループステージの闘いぶりに「らしさ」がうかがえるドイツ・イタリア、次戦真っ向勝負!
「グループステージは消耗戦になる」とはよくいわれていること。強豪国であればあるほど、決勝ラウンドでの対戦相手を見極めながら、何位で通過するかまで計算し、戦略を練るのがセオリーです。
加えて、どのあたりにコンディショニングの頂点をもっていくかも同様に。強豪国ほど、大会当初は「あれ?あれ?!」と心配されるほどスロースターターなのは、終盤にピーキングしているから。
そんな闘いぶりがわかりやすくみてとれたのがドイツ。いやーやっぱドイツってさー最高だよねー(24時間語りつづけそうな自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)。
対して、「下馬評が低いときほど、ことごとく予想をくつがえす伊達男チーム」は、今大会も健在でした。そう、イタリア。
コチラも当然のことながら終盤戦にピーキングしていることはうかがえるものの、フシギなくらい「全力姿勢」。老獪なのに全力。あいかわらず豊かな魅力にあふれています。
もし「イタリアらしさ」を肌で感じたいのであれば、まずは国歌斉唱にどうぞご注目を。イケメンダンディ揃いアズーリ軍団の全力歌唱、ココロ打たれること間違いなし!
「国歌ってそういうモノだよね」と、妙に納得させられる姿。熱い魂のほとばしりを感じる、かつて世界一の栄華を誇ったイタリア。今大会、サッカー大国復権をかけた闘いなのかもしれません。
想いをめぐらせつつ、次戦、ドイツは彼らとの真っ向勝負です。イタリアを苦手中の苦手とするドイツにとって、間違いなく今大会最大の大一番。高揚感あふれる一戦にご期待あれ!
スウェーデンのレジェンド・キング、ズラタン・イブラヒモビッチの代表引退を惜しむ
グループステージでもっとも忘れられないトピックスといえば、スウェーデンが誇るレジェンドでありキング、ズラタン・イブラヒモビッチの代表引退。
長いこと絶えず感じてきたのは、「イブラヒモビッチレベルの選手が、あとひとり、ふたりいたら、スウェーデンは優勝を果たせるポテンシャルなのに」ということ。
突出したプレイヤーゆえに、その肩にかかる重責は想像を絶するモノ。にも関わらず、微塵も感じさせない。なぜ彼が「レジェンド」「キング」と尊敬の念をこめて讃えられるかの理由がここにあります。
現サッカー界におけるトッププレイヤーとして真っ先に名があがる、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド。二度と出てこないだろうとまで評される彼らと等しく、ズラタン・イブラヒモビッチもそれ。
独自性豊かなパーソナリティが時として「悪童」とも表現されるけれど、果たしてそうだろうか?と疑問です。悪童の枠にはまったく収まらない。それがズラタン様の魅力じゃないかな、と。
頼もしい親分肌のアニキ。二度と出てこない存在感、映画の主人公のような人物像
とりわけ、スウェーデン代表での彼を眺めていると、「優勝請負人」として各クラブで驚くべき結果を残してきたその功績だけではなく、人間性含めてまた少し違った角度から捉えることができるはず。
幾度となく繰り返したくなる、「このひと、やっぱり悪童じゃない。周りに慕われる頼もしい親分肌のアニキなんだよね」。
特に、プレーオフで今大会出場を勝ち取った試合後のインタビュー時、チームメイトが駆け寄り抱きつきながらおどけてはしゃぐのをうれしそうに一緒に笑う様子。
ズラタン・イブラヒモビッチの愛されぶりがあらためてうかがえたその光景は、「悪童」だなんて陳腐な表現じゃ失礼極まりないとすら感じるほど。
愛すべきレジェンドでありキング。リオネル・メッシの代表引退表明とはまた違ったイミで、ものすごくショックであり寂しいです。偉大な功績を残した彼のラストマッチ、せめて勝利で飾って見送ってあげてほしかった。
その分、クラブチームでその手腕を発揮していただきたい。現時点で欧州から退くなんてキングにはありえない。その存在を必要とするチームが数多くある。まだまだ主戦場・欧州での活躍を応援させてほしい。
現実の存在とは思えない、映画の世界に登場する主人公のようなひと。圧巻の「イブラヒモビッチ語録」もらしさ満載!ピックアップして特集組もうかな。きっと誰もが好きになるよ。圧倒的に突き抜けているから(笑)。