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どーも。笑いも涙もすべて「ワンピース」とずっとともにあったドイツサポーター王sacchiです(キリッ←せんでええ)。
ドイツサポーター王などといいつつ、まったくサッカーを観ていませんでした。ザッツ無関心。「どういうことだよ(真顔)」と、小一時間ほど問い詰められようがいっさい動じないありさま。
イエス!これぞサポーター王!(ちょっとやそっとじゃ動じないことからサポーター王はわかるけれど、サッカー無関心状態でなぜサポーター王なのか自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)
よし、出だしも完璧だ(なにが完璧なのかやっぱり自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)。
久々ブログモードの頭を起こしつつ記す今回は、ワンピース80巻読破しているひと以外は読まないことをオススメします。ガッツリネタバレ満載です。おうよ、語るぜ!(その気合い、一体どこから)
INDEX
- 仕事以外はワンピースタイム!ウォーターセブン/エニエス・ロビー編で止まっていた時間が再び動き出す
- ワンピースの展開を教えなかった友人知人に感謝!書店でも頑なに目に入れなかった意志の強さ
- 頂上戦争でのエースの散り際を目にし、冗談抜きでわたしのワンピースは終わった
- 偉大なる航路=グランドライン後半で感じるのは、危惧していた「ドラゴンボールパターン」
- トラファルガー・ローとの同盟関係は、命を救ってくれたつながりがあった上だから説得力あり
- 頭脳を活かすシーンが減ってしまい、無駄に肌露出ばかり多い風俗嬢みたいなナミ
- 女性読者の「ナミが下品。えげつない」の理由が心からよく理解できた瞬間
- 妙な嫌悪感が似ていると思い至ったのは「男性が描くエロマンガやエロゲームの女性キャラ」
- クロコダイルの右腕を務めたほどのロビンの中途半端な描かれ方にモヤモヤが残る
- ハンコックが魅せた頂上戦争での異様な強さは、王下七武海に長年名を連ねる本物の証
- それでもワンピースが通常のマンガよりおもしろいのは、ベースラインの圧倒的なレベルの違い
- 現実とリンクする物語。過ちを繰り返すサッカー界にサジを投げかけている理由も理解できるはず
仕事以外はワンピースタイム!ウォーターセブン/エニエス・ロビー編で止まっていた時間が再び動き出す
お正月から読み返しはじめた「ワンピース」。仕事以外の時間は、文字通りすべて「ワンピースタイム」。延々没頭。偉大なる航路=グランドラインに船出して、大航海時代を送っていました。
実は、週刊少年ジャンプの購入をやめてしまったことから、ワンピースも途中までの状態で、つづきが気になりつつも時間が過ぎていった日々。ああ、ワンピース、ワンピース(気を確かに)。
今回読み返して気づきましたが、連載開始早くから読みつづけた前回中断箇所はウォーターセブン/エニエス・ロビー編の途中。こんなおもしろいところで中断したなんてオマエ正気か!と我が身をボコりたい。
で、ちょうど1週間ちょっと前、見事80巻読破!この達成感……仕事でもなかなか味わえないんじゃないかと(笑)。
ワンピースの展開を教えなかった友人知人に感謝!書店でも頑なに目に入れなかった意志の強さ
中断していた間、周囲には友人知人問わずワンピース大ファンがたくさんいるにも関わらず、ストーリーをいっさい耳に入れなかったサポーター王。さすが意志の強さが自慢だぜサポーター王(なにかが違います)。
「絶対また読むから!」と、鬼の形相で宣言していることと、わたしの性格を誰もが覚えているのか、「ワンピースの今の展開さー」「あの後の内容はねー」などと耳打ちする小悪党がひとりもいなかった奇跡。
本当に友人知人に恵まれている、とこんなところでも感謝感激雨あられ(なぜいちいち比喩が古いんだとやっぱりどうしても自分自身を小一時間ほど問い詰めたい)。
そう、エースが亡くなったことすら、ひたすらいっさい耳に入れず。
あ、展開的に白ひげは予想していました。一時代をつくったおやっさんが、手塩にかけた愛する後継者にバトンタッチ=新世界突入の象徴的流れかな、と。
頂上戦争でのエースの散り際を目にし、冗談抜きでわたしのワンピースは終わった
ワンピースは、笑いはもちろん、泣けて泣けてたまらない、というポイントが散りばめられたマンガですが、80巻読破して、個人的に「肩を震わせながら嗚咽した」ほど号泣したのはコチラ。
1. 医療大国サクラ王国(旧ドラム王国)編:トニートニー・チョッパー
2. 司法の島エニエス・ロビー(回想・考古学の島オハラ)編:ニコ・ロビン
3. 造船大国ウォーターセブン編:ゴーイングメリー号
4. 九蛇海賊団女ヶ島編:ボア・ハンコック
5. 頂上戦争マリンフォード編:ポートガス・D・エース&モンキー・D・ルフィ
涙腺が決壊したどころじゃない。特に頂上戦争では感情がおかしくなったかと。そう、遅ればせながら、エースの散り際の鮮やかさと対面しました。泣けた。本気で悔しいやら見事やらイミわからんくらい。
エース兄ちゃん、超大好きなんで、わたしのワンピースはここで終わりました。いや、コレ、かなり冗談抜きかもしれない(笑)。もちろん、理由はもっと違うところにありますが。
偉大なる航路=グランドライン後半で感じるのは、危惧していた「ドラゴンボールパターン」
予想していたこととはいえ、残念に感じているのは「後半に入ってから、面白さと勢いが落ちた」こと。まだまだつづくとはいえ、修正せずにつづけたらもうワクワク感が浮上することはないかもしれない。
完全に「ドラゴンボールと同じパターンに陥ってしまった」という切なさ。ワンピースにはなんとかそのパターンを避けてほしかったにも関わらず、これが超長期連載の悲しさなのかもしれません。
ドラゴンボールパターンとは、すなわちひと言でいってしまうなら「マンネリ化」。全キャラクターが主人公の添え物的な魅力に乏しい描かれ方に傾倒し、最終的にいつも「悟空すごい」=「ルフィすごい」。
この画像のシーンはルフィへの期待感がなくちゃおかしい見せ場だし、主人公を一番魅力的に描くのは自然だと思っている大前提です。ドラゴンボールのグダグダに残念な想いをしたひとなら理解できるかと(笑)。
トラファルガー・ローとの同盟関係は、命を救ってくれたつながりがあった上だから説得力あり
たぶん、ドレスローザ編でともに闘った各海賊団の船長格がルフィの傘下に、みたいな流れが、「あれ?これってヤバイな。ドラゴンボールパターンだ」と感じたことが大きいかな、と。
新世界では傘下や同盟を構築しながら闘っていかないと先に進むことができないほどむずかしい、という理由はよくわかります。ただ、ドレスローザ編の描き方がドラゴンボールパターンの妙なざわざわした想いがあり。
それを大前提として、トラ男くんことトラファルガー・ロー率いるハートの海賊団との同盟関係は、シンプルですごくおもしろいです。
ルフィが純粋に「おもしろい」と単純な理由で組んだこともだし、シャボンディ諸島や頂上戦争でローに助けられているつながりがあった上でだから。加えて、ローのヒストリーやキャラがおもしろい。
納得いく「同盟」やつながりの描かれ方だと、すっと入ってくるんだな、と。あらためて、物語を読みすすめていく側の当たり前の感情にも出会いつつ。
頭脳を活かすシーンが減ってしまい、無駄に肌露出ばかり多い風俗嬢みたいなナミ
魅力に乏しい描かれ方といえば、特に、女性キャラの魅力の損なわれ方よ。なんだコレ。もう心の底から、ものすごく残念極まりない。とりわけ、ナミ。どうしたの、ナミ。違うよ、ナミ。
あの凛とした強さ美しさ。それがベースにあっての、まぶしい笑顔。だからこそ、ギリギリまでひとりで闘い、「仲間」として助けようと必死なルフィにこらえきれない涙を流し頼ったあのナミを返して(白目)。
確かに、ナミは麦わらの一味の中では頭脳勝負のキャラで、ガツンガツン闘う戦闘要員ポジションではないとはいえ、彼女の魅力はあほヅラ晒して「助けて助けてわたしは弱い」と口にしないこと。
ポイントとして時折ギャグで使うのであればおもしろいけれど、せっかくの頭脳を活かすシーンが減ってしまったことから、なんだか「カラダだけで売っているあほキャバ嬢」みたいな印象。
いや、キャバ嬢よりひどい。航海が日常の海の物語で、女性キャラの衣装は露出が多め(加えてマンガだし現実とは違う)とはいえ、あえていってしまうと「魅力に欠けた風俗嬢」のような悪印象しかない。
女性読者の「ナミが下品。えげつない」の理由が心からよく理解できた瞬間
後半=新世界編に突入して、女性キャラクターの衣装の露出度がやけにあがったことも影響しているのかな、と。
今までの女性キャラクターの衣装パターン(コーディネート)をみていると、「トップスの肌露出が多いとボトムは肌露出控えめ。ボトムが多いとトップスは控えめ」が基本。
と・こ・ろ・が
後半から、特にナミ。上も下も出しすぎ(笑)。あの格好でウロウロしているくせに、サンジ・ブルック・錦えもん(パンクハザード編から)たちが覗き見などしたらぶっ飛ばすパターンはまったく説得力ない(笑)。
「オマエが裸同然の格好しているのが悪い。自分から誘っといてなにこの女」という感情を同性がもつのは自然。女性読者が「ナミが下品。えげつない」とやたら口にしていた理由がよくわかりましたw
妙な嫌悪感が似ていると思い至ったのは「男性が描くエロマンガやエロゲームの女性キャラ」
で、「この妙な嫌悪感……なにかに似ているな」と考えて思い至ったのは、「男性が描くエロマンガやエロゲームの女性キャラ」。
理性も感情もなにもない、ダッチワイフよりひどいあほ女。やることといったら、男の都合よくヤラれるだけ。しかも、男の歪んだ願望欲望丸出しの痛々しいセックス(というより主にレイプ)。
以前、「エロマンガに対する女性視点での感想が聞きたい」と、友人に頼まれて何作品か読んだことがありますが、女性と男性でこんなに描き方が違うのか、と吐き気がしたほど。
レイプまがいのAV含めて、こんなのばかり見て、いつのまにかどこかで真に受けている男性は間違いなくモテないし、女性とは一生まともに付き合えないか付き合ってもすぐ終わる、と実感させられたくらい(笑)。
まさに近い感情がわきあがったのは、もともとナミはまったく違うキャラクターだったから。成長過程がしっくりこない。尾田先生の周りには凛とした女性がいないのかしら?と感じるほど。
「いつも助けられているから今度はルフィを助けるんだ!」と2年の修業に入ったにも関わらず、あいかわらず戦闘シーンで逃げ腰なくせに調子いい姿を描きすぎなのも、どうにも説得力に欠けてしまう。
クロコダイルの右腕を務めたほどのロビンの中途半端な描かれ方にモヤモヤが残る
ロビンにしても、ナミ以上に頭脳明晰キャラとはいえ、クロコダイルの右腕を務め、アラバスタ編であそこまで麦わらの一味を苦しめたほど戦闘能力的にも弱くないにも関わらず、なぜ中途半端な描き方になったんだろう。
ルフィらと同じように、ロビンも2年間修行している。しかも、ロビンの場合、ルフィのお父さん・ドラゴンが率いる革命軍にいたということは、数多くの修羅場をくぐり抜けていると考えないほうがおかしい。
もう残念ながらナミの描かれ方は諦めざるを得ないのかな、と感じているので、せめてロビンは強く気高い上で可愛い女性であってほしい。
もっというのであれば、なにがあってもボア・ハンコックは最強の女帝として描ききってほしい(どこぞの芸能事務所の反社会的パワハラばあさん&馬鹿娘とは比べたら失礼な強さと気高さと美しさをもつ本物ね・笑)。
ハンコックが魅せた頂上戦争での異様な強さは、王下七武海に長年名を連ねる本物の証
頂上戦争での異様な強さは、入れ替わりが激しい王下七武海に長年名を連ねる本物の証。ケタ違いに強い女性が、悲しい過去を物ともせずあっけらかんとすべて受け入れたルフィに心を許したことにイミがある。
ルフィたちが2年修行したからといって、そうそう簡単に勝てる相手じゃない強さで描かれていたハンコックを、イミわからん崩し方だけはしてほしくない。ハンコック大好きなのよ、愛してるよハンコック。
なにがいいたいかというと……
ドラゴンボールパターンでズルズルダメになっていくワンピースは、もうこれ以上見たくないんだよーーーー!!!!(絶叫でお届けします)
それでもワンピースが通常のマンガよりおもしろいのは、ベースラインの圧倒的なレベルの違い
そんな想いをもちつつも、それでもやっぱりワンピースは通常のマンガよりずっとずっとおもしろいです。これはもう、どうやっても比べものにはならない。ベースラインがまったく違う。
単純に、こういうテイストのマンガがとても大好きというのもありますが、このベースラインの圧倒的なレベルの違いこそ、作者である尾田先生の力量や才能、センスだと実感しています。
リアルな現実ともリンクする物語だな、と。
現実とリンクする物語。過ちを繰り返すサッカー界にサジを投げかけている理由も理解できるはず
ワンピースに関しては、また記します。なぜわたしが、悪癖という過ちをいつまでもあらためず、誰も止めず同じことばかり繰り返すサッカー界にサジを投げかけているかも、同時に理解できるはずです。
天竜人。人間。魚人。海賊。無駄な差別を生み出し、誰も救われないのに嗤いつづけるドス黒く汚い顔。差別が差別を生み、諍いが諍いをよぶ。己は傷つかず、己の無駄な影響力で間接的にひとを殺す。
そこにあるのは、セレブ気取りのサッカー選手の姿そのもの。あなた方は、一般社会人より決定的に総合力・人間力が劣ることを自覚してリスタートしない限り、もう二度と真っ当な人間として這い上がることはできない。
無駄な影響力を行使した隠喩まがいの攻撃は、存在が核兵器と等しいと、そろそろイヤでも冷酷な現実と向き合ったほうがいい。ゲーム感覚で遠くの無実の人間たちを虐殺できる核兵器だ、と。
ナチスドイツを建国したヒトラーのように、それぞれが独裁者として君臨したいのであれば、忌み嫌われながらやればいい。でも、一生恨まれ蔑まれ、早く死んでほしいと願われつづける現実から一生逃げないようにね。