おかえりシンジ!香川真司古巣復帰でボルシア・ドルトムントでの第二章が始まる

shinji-kagawa

shinji-kagawa

シンジカガーワこと香川真司本人が一番ホッとしているでしょうが、観ている側もホッとし、涙しました。

ドイツ・ブンデスリーガへの復帰。

ドイツの多くのサポーターとともに日本人サッカーファンからも「おかえりなさい……!」の愛情あふれる想いが届いた、第二の故郷でのリスタート。

そのリスタート初戦でこんな絵に描いた見事な結果を出すだなんて……うおお……やっぱりシンジカガーワこと香川真司は違いますぜ……!

「見たかマンチェスター・ユナイテッド!これが香川だ!」などと多方面で喜びとともに溢れかえるのもごくごく自然なこと?!w

【SOCCER KING】香川が古巣復帰戦でいきなりのゴール、先制点も演出しドルトムント勝利

 ブンデスリーガ第3節が13日に行われ、香川真司の所属するドルトムントとフライブルクが対戦した。

8月末、マンチェスター・Uから3シーズンぶりにドルトムントへと復帰した香川。加入後最初の公式戦で[4-2-3-1]のトップ下で先発出場となり、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクのピッチに立つ。

開始早々、アドミル・メーメディにペナルティエリア内右でシュートを打たれたドルトムントだが、GKロマン・ヴァイデンフェラーがセーブ。5分にはヘンリク・ムヒタリアンからの横パスを受けた香川がゴール左から左足でミドルシュートを打ったが、枠を外れた。2分後にもミロシュ・ヨイッチのスルーパスに抜け出したケヴィン・グロスクロイツがエリア内左でシュートしたが、飛び出したフライブルクGKロマン・ビュルキに当たって枠の右へ外れた。

試合はドルトムントが支配するも、中盤でのミスからボールを奪われる場面も目立つ。21分、ドルトムントはムヒタリアンのスルーパスをグロスクロイツがペナルティエリア右で受け、中央へグラウンダーの折り返し。香川が待ち構えていたが、手前で相手DFにクリアされた。

さらに41分、ドルトムントはカウンターからグロスクロイツが右へ展開する。受けたラモスがグラウンダーの折り返しを送ると、中央のヘンリク・ムヒタリアンがスルー。ファーサイドまで流れ、受けた香川が右足でゴール左へ流し込み、ドルトムントが2点のリードを得た。直後にも同じ形でムヒタリアン、エリック・ドゥルムとつなぎ、最後はグロスクロイツが右足でシュートしたが、大きく枠を外れた。

フライブルクは2点目のシーンでメーメディが負傷。マキシミリアン・フィリップとの交代を強いられる。前半はドルトムントの2点リードで終える。

後半に入り51分、フライブルクは左サイドからのクロスをジョナタン・シュミットがヘディングで合わせたが、GKヴァイデンフェラーが好セーブを見せ、防いだ。

迎えた64分、ドルトムントはラモスに代え、チーロ・インモービレを投入しようとした際、直前に香川が右太ももをつってしまう。そのため急遽、香川に代わってインモービレがピッチへ。香川は笑顔を見せ、自力で歩いてロッカールームへ下がり、その後ベンチへ戻った。75分にはラモスを下げ、ピエール・エメリク・オーバメヤンがピッチに立った。

78分にはユルゲン・クロップ監督の采配が的中。ドルトムント自陣でのクリアボールが相手のミスもあって抜けるとオーバメヤンが独走。そのままGKとの1対1を浮き球で制して、ダメ押しとなる3点目を獲得した。試合は90分、フライブルクがオリヴァー・ゾルクの得点で1点を返したが、ドルトムントが3-1で勝利を収めた。

リーグ戦2連勝としたドルトムントは16日、アーセナルとチャンピオンズリーグのグループステージ初戦をホームで迎える。一方のフライブルクは1分2敗となった。

【スコア】
ドルトムント 3-1 フライブルク

【得点者】
1-0 34分 アドリアン・ラモス(ドルトムント)
2-0 41分 香川真司(ドルトムント)
3-0 78分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
3-1 90分 オリヴァー・ゾルク(フライブルク)

引用:SOCCER KING


ユナイテッド=大手企業、ドルトムント=ベンチャー企業

たとえるならば、マンチェスター・ユナイテッドは脈々と歴史を積み重ねてきた伝統ある大手企業。

対するボルシア・ドルトムントは、新進気鋭の存在として時代を彩るベンチャー企業。

どちらにも良さがあり、魅力がある。

香川真司のボルシア・ドルトムント第一章では、ドイツに渡り、新進気鋭のモダンな企業とトップのもと、持ち前のセンスと才能で実力を発揮。

その結果、企業そのものをワンステージ、ツーステージ、ランクアップさせる大活躍。

その存在は「伝説」として語られ、移籍後もこよなく愛されました。


香川真司は伝統ある大手で通用しなかった?その答えは、否

では、香川真司は伝統ある大手企業で通用しなかったのか?

答えは、否。

旧態依然としたリーグ、そしてチームそのものに危機感を覚えていたフットボール界の重鎮、サー・ファーガソンが、現状を打破し、現代フットボールにスイッチするため白羽の矢を立てたそのひとこそ、ドイツで結果を出した香川真司。

事実、マンチェスター・ユナイテッド移籍1年目の香川真司は、その期待に応え活躍しました。

モダンフットボールの先駆者として魅せたからこそ、今回ドルトムントへの帰還決定の際、多くのユナイテッドサポーターから惜しまれる声が途切れず、チームメイトから惜別の言葉が寄せられたわけで。

いやもうぶっちゃけ……なにしろ2年目以降のトップが痛すぎた。一言、もう正直に、痛すぎたw

アレックス・ファーガソンが築き上げたチームは、「こんな酷いことが起こるのか……」と愕然とするほど崩壊し、サポーターの悲鳴に近い慟哭のなか、見事に空中分解。

その迷走ぶりは、モイーズ元監督からファン・ハール現監督に引き継がれた今、完全に泥沼。病状は悪化の一途をたどるばかり。

香川真司はドイツに、ボルシア・ドルトムントに戻ってきて正解です。

伝統あるビッグネームに所属し、結果を出すことだけが「フットボーラーの正解」ではない。

なにより、合わないチームで苦しむことは前向きな努力ではない。

不遇の中であそこまでやりきったその事実が、なによりも美しく尊い。それでいいじゃないですか。

挨拶代わりとばかりに復帰初戦で鮮やかな結果を残し、「香川真司ここにあり」を示した今日。

モダンフットボールでこそ香川真司は輝く。

これぞSHINJI KAGAWAです。


香川真司の新たな第二章が大いなる躍動感で彩られますように

時代は、ボルシア・ドルトムント。現代サッカーを牽引するリーグは、ブンデスリーガ。2014FIFAワールドカップブラジル大会優勝国は、ドイツ。

現代サッカーのひとつの答えなのかもしれません。

香川真司の新たな第二章が、大いなる躍動感で彩られることを祈っています。

Good luck!! SHINJI!!!!
You’re so beautiful and fantastic!!!!