【中田英寿】あの日出会った衝撃を今も忘れない。時代を越え美しく輝き続ける七色の虹の架け橋

hidetoshi nakata

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【HIDETOSHI NAKATA】continuing changing is beautiful」へのたくさんのご反響、本当にどうもありがとうございます!

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【香川真司】」を作成した際、「度肝を抜かれるとんでもない反響」と記しましたが……いやはや……やっぱり中田英寿はすごかった。

……なんだこれどーすんだこれ今日なに書いたらいいんだこれ(茫然)。

はっきりといえることは、わたしにだからこそ中田英寿を希望されていたんだな、ということ。世界中に数多存在する他のどの選手でもなく。

たいせつにつづったあの日の記憶。「たてにつむぐいのち」に込めた想い

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なんだかんだ20年近くに渡って中田英寿さんのファンです。初めて目にしたあの衝撃は、今でもはっきりと覚えています。忘れることができません。その気持ちをすくいあげて書いたのがコチラ。

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たとえようもない衝撃は言葉を越える。どうやっても表せない尊さですが、「言葉では表しきれない」という想いを込め、たいせつにつづったものです。


海外リーグ所属日本人選手100人超え達成。扉を開く役目を担ったそのひとこそ、中田英寿

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時代は後ずさるのではなく進むもの。そこにたゆまぬ熱意努力があれば、必ず。

サッカーの戦術や技術、選手の体の根本的な造り方にしても、関係各位の熱意と努力によって進化を遂げています。中田英寿が引退したのが、2006ワールドカップドイツ大会直後。今から7年前。まだ近年のことではありますが、それでも7年の月日が経っています。

当時は数えるほどしかいなかった海外サッカーリーグ所属選手。それが今はどうでしょうか。

先日も記した通り、香川真司がついに世界トップクラスの名門マンチェスターユナイテッドに所属し、長友佑都がイタリアの名門インテルナツィオナーレミラノの中心選手に。

現代表キャプテン長谷部誠、若手筆頭株清武弘嗣がドイツの古豪1.FCニュルンベルク

現日本代表中心選手である本田圭佑に至っては、厳しい環境でよく知られるPFC CSKAモスクワにて、熱すぎる引留め工作が風物詩になる寵愛を受けています。

あげればキリがありません。現在、海外リーグで活躍する選手は、というと……さて、どのくらいの選手が厳しい環境に身を置いていると思いますか?

実にその数、100人を超えています(全世界リーグ・3部リーグまで含めて)。

こちらをご参考までに。素晴らしいまとめです。

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日本サッカー界が草の根活動を続け、ひたすら愚直に邁進した結果。

これまで「日本サッカーは弱い」との印象が強く根づき、ワールドカップは夢のまた夢、海外リーグに身を置くなど漫画の世界、ましてや中心選手として活躍なんてありえない。

そんな不遇の時代にめげず、不屈の精神で常識をすべて覆し打ち破り新たな扉を開いた

まさにこれこそ、日本サッカー界の総力です。

では、その大いなるはいつ開かれたのでしょうか?誰によってもたらされたのでしょうか?

役目を担った人物。中田英寿、そのひとです。


「デビュー戦2ゴール」呆気にとられる答えを提示した中田英寿の鮮やかさ

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サッカー界において、群雄割拠をつづける強豪リーグと言えば、ヨーロッパリーグに他なりません。

現在でも成功がむずかしいことに変わりありませんが、中田英寿が1998ワールドカップフランス大会での成功を元に海を渡った当時のイタリア・セリエAは、超激戦区の強者揃いの超強豪リーグでした。

挑戦に対し、やたらと否定を投げつける習性をもつ日本人。すべてとはもちろん言わないけれど、そのクセなくしたらいいのに…教育文化や躾の根深い問題を思うと呆れつつ(笑)。

イタリアリーグに挑戦?なーに寝言言ってんだか、どうせ失敗するよ、成功なんか無理、と、自分がやるわけでもないのに無駄に偉そう(超本音)な言葉が飛び交ったものです。内心、がんばってくれ、と祈っているくせに。

それら下衆の勘ぐりに彼が出した答えが、セリエA・デビュー戦で2ゴール達成

当時、実況が我を忘れたかの如く絶叫したあのシーン、昨日のことのようによく覚えています。本場イタリア・セリエAを担当する目の肥えた実況が、です。

誰も予想できなかった期待以上をやってのけた彼は、その後も常識を覆し続ける旅を続けました。そう、まるで中田英寿名言集TOP1に輝く、「人生とは旅であり、旅とは人生である」そのもの。

周囲の「おいおいっ!どこまで旅すんねんっ!」なんてツッコミ、どこ吹く風。己を信じ、愚直に磨く中田英寿にとって、周囲の言葉(というより斜め上論評)は良いイミで無意味なもの。


輝かしい先人として「確固たる成功」という名の美しい橋をかけた虹の戦士

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中田英寿が成し遂げたこと。それは、「確固たる成功という名の美しい橋をかけたこと」。

今では、海外主要リーグで成功し、活躍することが当たり前になり、聴衆がどこか麻痺してしまい尊敬の気持ちをおざなりにしがち。

これは良くないかと。過酷な環境で結果を出している現実に思いを巡らせなければいけない。加えて、表面的なことだけで判断すべきではありません。尊敬なき者にスポーツを観る資格はなし。

さておき。成功という確固たる実績を高々と打ち立て、後に続く者のためにも道を切り拓いた先人は、中田英寿に他ならず。誰がなんと言おうが、間違いなく。

中心選手であり、橋渡しの役目をも担っていたのは、現役時代のプレイスタイルもそうでした。

メディアによって傲慢に身勝手につけられた印象から、エゴだ自分勝手だと散々書き立てられたけれど、彼を真っ当に観てきた人間なら誰もがいとも簡単に、「それは誤解でしかない」とわかること。

誰よりも体を張り、誰よりも負けることを嫌い、そのためならどんなことも厭わず走り続けた選手であったことを、素直な気持ちでまっすぐに観てきたひとなら知っているはずです。


虹の戦士はステージを変え、スーツが似合うイイ男へと変貌を遂げ

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さて、その後の中田さん、戦場ともよべる現場を離れ、常に背負ってきた肩の荷を下ろし、新たなステージへと足を踏み入れたことはご承知の通り。

ずいぶんとスーツが似合うイイ男になったなあ……。

しみじみと実感してしまったほど。

重圧を背負い闘い続けた時代を経ているからこそ、セレブだなんだという薄っぺらい捉え方やカテゴリーの産物ではなく。

ちょっと変わり者でユニークで、だけど気遣い屋さんでなにより人間大好きな彼のメンタリティを、そのまま色濃く表したかのイイ男になってきました。

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論より証拠。こちらでその面構えの変遷をご覧あれ。

もちろん、わたしのファンとしての欲目は入っているとは思いますが(笑)。

自由という名の翼を持つ人間は、同時に責任もわきまえている

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自由という名の翼を持つ人間は、同時に、責任もわきまえています。無責任に叫ぶ自由は、一切自由にあらず。勘違いするなかれ。

自らの立場における責任もわきまえながら、中田英寿はこれからも自由という名の大いなる翼で羽ばたき続けるはず。

なにより、「………このひと本当にサッカー選手だったっけ?」と不思議になるほど、現在取り組んでいる伝統工芸継承へのサポートや、旅で出会うひとたちへの溶け込みっぷり。

これこそ「サッカー選手というカテゴリーにとらわれない、柔軟な変化であり、その時々で対するひとと目線を同じにした真摯な生き方」だと。

現役時代の中田英寿は、本当にカッコイイ選手でした。誰にも負けないほどの。でも、個人的にわたしは、今の中田英寿のほうが好きです。人間として。

最近よく、小学生から中学生の年代の子たちから、「中田ってすごかったの?」と、素朴な疑問を本気で投げかけられるエピソードが続きました。

「うわー中田英寿の現役時代知らないのか……」

確実に時が経っている事実に愕然としながらも、なんだかうれしく思えるのは、今の中田さんが現役時代に負けないどころか、それ以上に男として、人間として生き生きとした生き方をしているから。

そうなんだよ、あのおじさんすごいサッカー選手だったんだよー(笑)」と答えるわたしもわたしだけれど、いいイミで肩の力が抜けた今のニュートラルな中田英寿なら、同じように笑いながら「そうなんだよ、おじさんサッカー選手だったんだよー(笑)」と話せるのでは。

サッカー選手としての過去にしがみつく必要のない、瑞々しい本物の生き方をしている中田さんだからこそね。

唯一無二の絶対的存在。中田英寿のファンであり続けることは、わたしのプライド

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誰の胸にも、「この選手は忘れられない」、そんな存在があるはず。スポーツ好きなら、必ず。そこに在る想いはなによりシンプルで、時代が変わろうがその想いを越えるものは存在しない。

わたしにとってその存在は、中田英寿です。どれだけサッカーの戦術や技術が進化しようと。きっと、いや、間違いなく、一生忘れることができない。

変化を恐れず立ち止まらない生き方を選ぶ中田英寿を、変化を恐れず立ち止まらない生き方を選ぶわたしが好きになり。唯一無二の絶対的存在である貴重な人物。

今後の彼の活躍を楽しみにしつつ、わたし自身も「中田英寿のファンは最高にカッコイイんだぜ!」と言われる生き方を、地道にこれからもしていけたらいいな、と。

共鳴とは、そういうことじゃないかな。身近な人間同士でよく言われる「類は友を呼ぶ」。それは、遠い存在同士でも、等しい。

尊い姿勢を見せてくれた、そんな彼という時代と共に生きるわたしのかけがえのないたいせつな時間。中田英寿さんへの感謝と尊敬を込めて。

彼のファンであることを、誇りに思います。

中田英寿のファンであり続けることは、わたしのなによりのプライドです。