【東京カメラ散歩紅葉特集】九品仏浄真寺/アド街ック天国九品仏特集1位の名所

テレビ東京系列で放送中の「出没!アド街ック天国」。

アド街」の愛称で親しまれ、“地域密着系都市型エンターテイメント”をコンセプトに、東京と周辺都市のさまざまな街にスポットをあてる情報バラエティ番組としてご存知の方も多いはず。

ご多分に漏れず、我が両親も大のアド街ファン。先日、「映画鑑賞をこよなく愛する」と記したは、WOWOWの映画をじっくりと楽しむのと同じように、アド街も録画保存し、何度か鑑賞するほど。

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その両親の鶴の一声、「そうだ 九品仏、行こう。」(九品仏はJR東海ではなく東急電鉄です)。

アド街ック天国「九品仏特集」ランキング堂々の第1位!紅葉の名所「九品仏浄真寺」

10月29日(土)放送が九品仏特集だったそうで、中でもランキング第1位に輝いた「九品仏淨眞寺(浄真寺)」にどうしても行きたい、と。

 

九品仏浄真寺といえば、紅葉」と記憶していた娘のわたしにとっても、紅葉シーズン真っ只中のうれしいお誘い。そんなわけで、絶好の散歩日和だった昨日、親子3人連れ立って九品仏へ。

 

自然は、なにひとつも加工が必要ないほどに、純粋なありのまま、ただそれだけで美しい(詩人なキブンでつぶやいてみる)。

 

もともと写真は加工するより一発勝負が好きで、好みの写真家の方々や、ふと目にして心を動かされるカットも「リアルそのものを映し出す、混じりけのないシンプルさが強く胸をうつ」タイプばかり。

 

その方向性をこれ以上もないほどの納得感をもって実感させてくれる、それが自然。

加工が悪いとはもちろん言わないけれど、ゴチャゴチャした印象が強くなり、特に自然風景だと魅力半減。写真によっては「この撮影者は自分の良かれしか受け入れられない、ひとりよがり世界の住人」と感じてしまうほど。

 

なんというフォトジェニックな空間。神社仏閣がもつ凛とした空気もさることながら、息を呑むとはまさにこのこと。いっそここに住みたい(いきなり坊さんを目指すのはやめてください)。

 

アド街ランキング第1位」、なにひとつ間違いありません。「九品仏を特集してくれてありがとう!」とやけに感謝したくなるほど、独特の雰囲気をもつお寺でした。

 

「九品仏」の地域名の由来は「九品仏浄真寺」だった!九品の仏から育まれた歴史

実はこの九品仏浄真寺、「九品仏」という地域名の由来になっていることを知る人は意外と少ないかも。

 

九品仏浄真寺には、本堂から対面の位置に3つの阿弥陀堂があり、各堂に3体、合計9体の阿弥陀如来像が安置されています。

 

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各像は浄土教における極楽往生の9つの階層を表し、これらをあわせて「九品」または「九品往生」とし、九品の仏から「九品仏」と呼ばれるようになったとのこと。

 

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この由来を知った当時、懐かしの「へえ~」連発。地域名はもとより、神社仏閣の由来を紐解くだけで「なるほど」の発見ばかり。神社仏閣マニアはこういう側面もツボだそう(笑)。

九品仏浄真寺の歴史に関しては、リンクを張っておくのでよかったらご参考に!

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視界に入るすべてが芸術品!荘厳な雰囲気を漂わせる、都内屈指の紅葉の名所

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お寺自体にも惹かれながらも、広大な敷地内に広がる紅葉黄葉の麗しさに惚れ惚れ。見渡す限り、視界に入るすべてが芸術品。荘厳な雰囲気すら漂わせるそれは、日本の美そのもの。

 

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和の色彩にトキめくのはなにも日本人ばかりではないことを証明するように、外国人観光客の方々も懸命にシャッターを切る光景はとっても微笑ましくもあり。

 

日本の自然は、もっとも素晴らしい日本らしさの象徴かもしれない」と再発見のひととき。仕事の合間にこういう時間がもてること、ただそれだけで、この上なく幸せだなと感じました。

 

圧倒的な自然を前にすると、あらゆる想いが去来するとはよくいったもの。日ごろ忙しい人ほど九品仏はオススメ。ココロとカラダのデトックスストレスリリースはもちろん、頭の整理にも最適です。

 

ひとりやカップル、友人同士もいいけれど、親孝行を兼ねた親子散歩にピッタリ

せっかく親子で遊びに来たし、普段の和やかな雰囲気を撮りたかったので話しかけて笑わせつつ、「現役時代は建築職人の父」「着付け教授免許持ちの母」をパシャリ。

手に職一家のため、成り立ちを正直に記すとおカタイ?家族像になりそうですが、なーに!娘を見れば「おカタイ?んん?どこのご家庭が?」と一発でわかるだろうよ!(自分で書いていてやけにむなしい)

 

そんな愉快な両親を撮影しつつ、「いい表情をしているなあ」とファインダー越しにホッとする娘。元気とはいえ、かなりの高齢。「この時間をもっとたいせつにしないと」などと、あらためて感じた九品仏散歩でした。

 

ひとりでゆっくりしたり、カップルや友人同士で仲良くもいいけれど、九品仏は親子でお出かけにもピッタリ。ぜひ親孝行がてら訪れてみて。