親愛なるシベリアンハスキー

sacchi

「オレは女には興味ない

さえこには興味ある」

 

あんたそれはギャグか??

とツッコミ入れてやりたいけれど

残念ながら誰かそんな言おうものなら
間違いなく容赦なく全力でぶっ飛ばす勢いで
徹底的に全否定ぶちかますひとがいる

もう何年も
ずーーーっと変わらず

そしてこれからも間違いなく変わらず
そう言い切ることが
あからさまレベルで(笑)わかるひとがいる

 

信じられないくらいに
本当に信じられないくらいにイイ男で
だけどやたらとカワイイ

誰に対しても基本的に優しいし
心底、慈愛のひとだし

仕事の腕はハンパないレベルで
まさにシャレにならないスーパーエリート

 

顔ヨシ
性格ヨシ
仕事の腕ヨシ

 

ハタからパッと見ただけだと
どこか欠点ないの?!
ってくらいのイイ男

だからこそえらいモテるのだけれど

 

本当に気を許す相手に対しては
誰もがまずビックリするくらいに

表情が、行動が、言動が変わる

わかりやすいくらいに

 

つまり

ズルイ人間には容赦ないし
ともかくひとを見抜く眼力が容赦ないし
そうそう簡単に心は開かない

これまたわかりやすいくらいに

 

だからこそ

彼があほみたいに(超褒め言葉)心を許し
大型犬シベリアンハスキーが
うっとーしいくらいにジャレつくがごとく
全身でなつきまくって甘えまくり
そしてその身を呈してでも絶対に守ろうとする

そういう存在は
彼にとっての間違いなく特別であり
不変の存在であり

 

こんな愛嬌たっぷりのシベリアンハスキー

ハタから見たら
シャレにならないイケメンのスーパーエリート

 

その彼の出発点は
わたしが師匠だった

 

駆け出しの社会人だった彼は
謙虚で厳しくも本当に優しい親御さんに育てられ
礼儀やひととの接し方といった
人間としてのベースがとってもしっかりしていたけれど

やっぱりそこは駆け出しの男子
そりゃ20代の社会出たての男の子

カッコつけたいのも当たり前だし
今の彼なら大笑いしてる自信たっぷりだったり

それは全然いいのだけれど
その時代にそれがなければ
大きくも伸びないわけでね
人目を意識して小さくまとまるなんてつまんない

 

ただ

ソツなく接しすぎるクセと
ちょっとそれはないんじゃないか?という
ちょっとした若い男子特有の思い上がりが出てて

 

出会って一週間で
真剣に本気で叱り飛ばした日がやってきた

 

彼なら間違いなく通用する
そして、このままじゃもったいない

と心底感じていたから

 

そこで拗ねるか?

 

真逆

 

その日を境に
彼はより一層の目覚しいまでの成長をしていった

 

ちょっとしたヤンチャな思い上がりなんて
簡単に吹っ飛んでしまったのは
もともとが人間としてしっかりと育ち上がってる男だったから

そんじょそこらの思い上がったガキどもとは
質が比べ物にならないくらい違う

 

自然と
その日を境に
仕事以外の時間は
そりゃあもうシベリアンハスキーが思い切り

どーーーーん

とばかりに全身で甘えまくるのごとく

 

彼にとってわたしは
誰がどこからどう見ても
特別な存在になった

 

そしてその想いは
あれからもう何年も経っても
彼にとってずっとずっと変わることがない

 

「いや~
わたしなんかもう師匠なんかじゃないよ
師匠なんて越してるんだから」

 

なんて言うと

真顔

あんた怖いよ
なんであんたそんな怖い顔してんだよ

そんなレベルのマジ真顔

 

「越してない、一生越せない
オレにとっての一生の師匠はさえこだ」

 

とね

やたらとイケメンが言うわけ

もうあっさりと

 

誰もが否定できない勢いと
誰もが否定できない満面な笑みと
誰かが否定しようもんなら臨戦態勢入るパワーで

 

なんだこのひと

奇跡みたいな男だな

 

そう
わたしと彼は
奇跡みたいな出会いだ

きっと
お互いがこういうメンタリティだからこそ
この関係が築き上げられてきてるんだろう

 

綺麗なひと

心が本当に綺麗なひと

自分が守りたいもの
自分が守るべきもの
それをずっとブレることなく持ってるひと

 

だからこそ
ひとの道に反するような
平気で外道以下の行為をするような
畜生にも劣る無様なクズのような
同義がなってない人間に対しては
容赦なく、本当に容赦なく冷徹になるひと

 

彼とわたしは恋人同士ではない

だけど
彼にとってわたしは永遠の嫁さんだ

 

なんともおもしろい愉快な関係である

 

この関係を理解しようとしても
まず
イケメンだから収入がいいからステータスだから

とかなんとかって

そういうとこしか見れない人間には
一生かかっても理解できないし

彼とわたしの絆を理解しようとできない人間には
そして
ひととの関係や絆を
たいせつにしながら生きてきてない人間には
いくらすべてを話したとしても
一生理解できないだろう

 

あなたほどのイイ男は
冗談抜きでなかなかいないよ

あなたは

「オレをイイ男だって言うなら
イイ男にしてくれたのはさえこだよ」

というけれど

じゃあ

「わたしをイイ女だって言うなら
イイ女にしてくれたのはあなただよ」

と返してあげたい

 

苦しいときほど
恐怖に、不安に、あらゆることに負けないように
立ち向かい戦ってるときほど

あなたの優しさが本当に胸に染みます

 

奇跡的な出会い

わたしに出会ってくれてありがとう

 

シベリアンハスキーこと

親愛なるかっちゃんへ

 

sacchi