サッカー日本代表イラクに勝利!本田香川岡崎らの融合に感じるハリルホジッチらしさ

国際親善試合、キリンチャレンジカップ2015日本VSイラク戦。見事4-0で勝利!

いよいよ5日後からはじまるワールドカップアジア予選に向けて幸先のよい結果となりました。よっしゃー!

ハリルジャパン4発快勝で3連勝 W杯予選へ弾み

宇佐美を代表初スタメンに抜擢

 日本代表は11日に国際親善試合でイラク代表と対戦し、前半5分のFW本田圭佑(ACミラン)の先制点などで4-0で圧勝した。

6月16日のW杯アジア2次予選シンガポール戦に向けた前哨戦の相手、イラクは1月のアジアカップオーストラリアでベスト4入りを果たした難敵。就任3試合目となるバヒド・ハリルホジッチ監督は4-2-3-1システムで臨んだ。1トップにはFW岡崎、右サイドの攻撃的MFには本田、トップ下には香川を配置。左サイドにはA代表初先発の宇佐美貴史(G大阪)を抜擢した。

引用:サッカーマガジンゾーンWEB

前半3得点とイラクを圧倒

 日本は序盤から攻勢をかける。前半2分、本田が相手DFのクリアミスを左足でシュート。相手GKがセーブし、右CKのチャンスを迎えた。本田のCKに、フリーのDF酒井宏と槙野が飛び込んだが、ゴールはならなかった。

その3分後に試合は動いた。MF柴崎のスルーパスに本田がDFラインを巧みに抜け出す。マーカーに並走されながらも左足を振り抜き、ゴール右隅に先制点を決めた。3月27日のチュニジア戦に続くゴールは通算29得点目となった。ラストパスを出した柴崎ら同僚と歓喜の抱擁を交わしたエースの一撃でチームは乗った。

前半9分には香川の左CKからDF槙野がファーサイドで左足でゴール。追加点を挙げると、前半33分には前線が華麗な連携を見せる。香川のパスから本田を経由し、柴崎が前線に走り込む宇佐美にパス。宇佐美はドリブルでマーカーを引きつけた後、左サイドでフリーになった岡崎にパス。岡崎が左足のシュートでGKの手をはじき、追加点を決めた。3月31日のウズベキスタン戦に続き、2試合連続ゴールは代表通算44ゴール目となった。

一方、イラクは前半アディショナルタイムにはDF酒井宏のファウルで、ゴール前でFKのチャンスを手にする。FWヒクマトの放ったシュートはゴールをわずかに外れたが、これがイラクのこの試合初シュートとなった。

引用:サッカーマガジンゾーンWEB





原口の代表初ゴールで追加点

 ゴールネットを揺らすたびに、大きなガッツポーズで喜びを表現していたバヒド・ハリルホジッチ監督がチームに伝えた熱い思いはフィールド上で表現されていた。

「目標をかなり高く設定した。数日間かけて、勝つぞと言い続けている。この勝利のスパイラルを続けたいと思っている。自分たちに自信をしっかり植え付ける。2015年は1つも負けない。美しい年にしたい。できるだけたくさんの試合に勝ちたいと思っている」

試合前の記者会見で選手と交わした約束を明かしていた。このイラク戦を含めて2015年の日本代表は12試合が予定されているが、チームに年間不敗を厳命していた。

だが、圧倒的な前半から一転、後半立ち上がりは守備陣が安定感を欠いた。13分にはDFラインの背後に出たボールをDF吉田がクリアし切れず。カバーに入ったGK川島と槙野が交錯するあわやのシーンがあった。

15分には相手FKに対し、川島が飛び出すもクリアできず、無人のゴールへシュートを許した。だが、必死に戻った槙野がクリアし、難を逃れた。

流れの悪さを察知したハリル監督は動く。後半21分に本田、香川、宇佐美という3人の攻撃的MFを全員下げ、永井、武藤、原口の3人を同時に投入した。同28分には、FW岡崎に代え、大迫をピッチへ。その3分後には主将の長谷部に代え、A代表初出場となるMF谷口も送りこんだ。

39分、柴崎からのロングボールを永井がポストプレーで原口につなぐ。原口がドリブルで持ち込み、右足で追加点を決めた。原口はこれが代表初ゴールとなった。

63877人の大観衆に包まれた日産スタジアムで、ハリルジャパンは前半で勝負を決め、後半に新戦力をテストする理想的な試合運びを見せた。そして、ハリルホジッチ監督は就任以来、3連勝を飾った。

引用:サッカーマガジンゾーンWEB



同時先発の本田・香川・宇佐美・岡崎・柴崎に感じた「新旧融合」へのハリルホジッチ流満点回答

今回のスタメンはコチラ。

ハリルホジッチ監督らしいな、と。新旧融合はこれから先に向けて必須課題。その課題に対し、満点回答を出してきました。

満点回答」というのは、この試合でしっかりと融合しながらプロセスと結果を出したこと。監督の思い描く「ワールドカップに出場する」「ワールドカップで結果を出す」にも幸先がよい。


陰湿さとチャラさがないジェントルマン・ハリルホジッチは本物

今回の試合は親善試合ということもあり、宇佐美・柴崎両選手のみならず積極的に新戦力も試した部分あり。

出場した選手はもちろん、ベンチの選手も全員目が輝いていたのが印象的。今回の招集メンバーがもうベストメンバーかなと感じるほど。

ちょっと今日はあえて直前練習と集合写真の様子をピックアップ多めにしたのは、この雰囲気の良さに良い感触がすべて表れているから。

ベテランも若手もどちらも戦力としてしっかりと受けとめながら、生き生きと活性化させていく。対立ではなく融和。これ、政治家や上場企業の社長さんたちのお手本にもなる姿。

さすがハリルホジッチ。なにからなにまで心から思う。イイ監督だわ本当に。陰湿さとチャラさがないジェントルマンは本物。この比較にならない安心感。マネして身につくものじゃない。