【ルールダービー】すべてを黄金色に染めた香川真司の咆哮。ドルトムント、シャルケを下し勝利をつかむ

8万人もの大観衆から、ドイツの文化を覆し誕生した個人チャントを熱唱される瞬間は、筆舌に尽くしがたい。

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しかも、舞台は「ルールダービー」。ボルシア・ドルトムントがすべてをかけ、対戦相手シャルケと闘う決戦のステージ。

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やっぱり彼は勝負強かった。大事な節目節目に必ず、約束したかの象徴的なゴールを挙げるそのひとは、香川真司。こう着状態の均衡を破る先制点は、香川真司らしからぬ豪快かつ美麗なヘディングでのゴール。

どこまでもセンセーショナルなボルシア・ドルトムントのレジェンド。2015-2016シーズン初対決にて勝利への口火を切った日本のエースは、確かにドイツの地で愛され続けていることをも証明しました。

【Dortmund Celebrate】ボルシア・ドルトムント、勝者の名乗りをあげた金獅子の舞い

勝者と敗者に分かたれし瞬間。されど、その姿はすべてが尊く美しい。

どうか目に焼きつけてください。これが「ルールダービー」です。そして、両者に万感の想いを込め、リスペクトを。



【映像&ゲキサカ】香川が先制ヘッド!ドルトムントがダービーマッチに競り勝ち、公式戦7連勝!!

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ボルシア・ドルトムント&シャルケ、スターティングイレブン・メンバーリスト

ボルシア・ドルトムントスターティングイレブン

シャルケスターティングイレブン





2015年11月8日開催「ルールダービー」メンバーリスト



香川真司、5年ぶりのルールダービーゴールは、強い信念で描かれたダービーの象徴

先述の通り、大事な節目となる試合に必ず、約束したかの象徴的なゴールを挙げてきた香川真司。

今回のルールダービー、残念ながらエースマルコ・ロイスが欠場のため、いつもの仕事に加え、得点タスクの比重が増えた香川真司がどういう働きをするのか?期待しながら勝負の行方を追ったひと多数。

こうした想いをすべて勇気とパワーに変えてきた香川真司、やっぱり健在でした。めずらしいヘディングでのゴールは、パワフルなだけでなく、なにがなんでもゴールを奪う強い信念で描かれたルールダービーの象徴。

その瞬間、スタジアムが大揺れに揺れ、スタンドに向かって大きく指差しながら駆けまわる香川真司の姿がそこに。

最近ではめずらしく、感情をすべて解き放ったかの激しいゴールセレブレーション。その姿を目にして、2010年~2012年在籍時を思い出したひとも少なくないはず。

そう、本来の香川真司は、幾度も幾度も、己とチームメイトとファンを鼓舞するように、想いを爆発させながら喜びを露わにする選手。

直後、8万人もの大観衆によるセレブレーションタイムカガワチャント」。美しいシーンでした。どこまでも限りなく美しいシーンが心に響きました。



優秀なストライカーは修正能力が高い。進化を止めないピエール・エメリク・オーバメヤン

優秀なストライカーは、優秀であればあるほど修正能力が高い。この事実をあらためて世に提示したのは、ピエール・エメリク・オーバメヤン。

先日行われた試合で、ゴールキーパーと1対1の場面でのゴールを逃していたオーバメヤン。現在、ゴールハンターとして、ブンデスリーガを超え、欧州に名を刻む彼にしてはめずらしい失態。

ところが、すぐさま同じ場面でゴールゲットの答えを出してくるあたり、「ああ、やっぱり優秀なストライカーはこうなんだよね」と思わず知らずのうちにうならされたほど。

もちろん、お待ちかねのパフォーマンスも!

バットマンTシャツを誇らしげに掲げ、仲間とはしゃぎながら喜びあう姿が似合うチャーミングなストライカー。

ボルシア・ドルトムントには、戦術技術はもちろんのこと、どこにも負けないチームワークという強い絆あり!

ドルトムント・ヴァイグル、ギンター。シャルケ・ザネ。明日のドイツを担う新星のきらめき

さすがはドイツ」と感服させられるのは、ベテラン選手の質の高さは言わずもがな、綺羅星のごとく降臨する若手が光ること。

両チームの代表的選手でいうなら、ボルシア・ドルトムントユリアン・ヴァイグルマティアス・ギンター。シャルケリロイ・ザネ。

チームにおける役割はそれぞれ違えど、いずれもチームのみならずドイツの基盤を担うにふさわしい実力派。揃って19歳~21歳という事実に戸惑ってしまうほどの業師たち。

今回のダービーマッチ3人共に大活躍したこともあり、クラブチームは当然のことながら、ますますドイツ代表チームでのこれからが楽しみな存在。

心が洗われるような爽やかな笑顔も彼らの魅力。とはいえ、みんなやたらとどでかいんですがね、さすがドイツだけに(白目)。

絶対ビールとソーセージにヒミツがあるよな、間違いなく(真顔)。

ドルトムント終始優勢ながらもフンテラールなどの活躍で3-2!シャルケの荒さにヒヤヒヤ?ブチキレ?

試合内容に目を移すと、ドルトムントの優勢で終始試合は進行。ただ、もっと点差が開くかと思ってはいたものの、クラース・ヤン・フンテラールリロイ・ザネなどの活躍で、終わってみれば3-2という結果に。

本音をいえば、「シャルケの荒さが目立つことに、iPadに向かってちょっといい加減にしてよ!うちの選手壊さないで!とキレること何度か」(笑)。

特に、ヴァイグル集中砲火だったため、だんだんブチキレだすひと多数発生。ヒヤヒヤどころじゃない、もう本当にどうか無事にケガなく終わってほしい、と祈りつつ。

もっと本音をいうのであれば、「うちのヴァイグルにケガさせたら、ドイツまでボコりに行くからな!覚悟しとけよ?!」というドルトムントファンあるある。

今のところ、どちらのチームからもケガ人情報などは出ていないので、ホッとひと息。パワフルプレイは大歓迎ですが、いくら熱くなるルールダービーとはいえファール連発はもう勘弁してほしい(苦笑)。

笑い合える仲間がいることは人生を豊かに幸せにする。ルールダービーで出会った再認識

本当は書きたいことがありすぎて「言葉にできない」。「オマエは小田和正かっ!」などと、やっぱりどうしてもどこかでボケないと気が済まないのは、生まれたときかららしいです(たぶん違うと思いたい)。

いや、事実、選手ひとりひとり、両監督、すべてをピックアップした巻物レベルのエントリーを作成したいほど、魅力あるダービーマッチだな、との想いを新たにしました。

せっかくなので、ちょっと笑ってしまうドルトムントほっこりエントリーはまた別にアップします。

やっぱり笑っていること、笑い合える仲間がいることって、人生を豊かに幸せにするよね」。そんな人間の在り方・楽しさ再認識にも出会いつつ。

今回敗れたことから笑えなかったシャルケメンバーも、いつもは笑顔満載で「ヒャッホーイ!」なノリにあふれています。

また次回、ルールダービーでの顔合わせを楽しみにしつつ!