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2014年。全世界で社会現象にもなったディズニー映画、「アナと雪の女王」(原題:Frozen)。
本国アメリカでは2013年11月先行公開。そこから世界中に広がり、毎回観客動員が話題となるディズニー映画のなかでも史上空前の大ヒット。アニメーション映画としての興行収入は全世界歴代1位を記録しました。
内容もさることながら、ミュージカル・ファンタジーとしてつくられた映画だけあり、優れた音楽性が過去最高記録へと押し上げた、と称される名作。
主題歌のサビのフレーズ「レリゴ~レリゴ~♪」は、大人から子どもまで誰もが口ずさみ、全世界で愛されるようになりました!
誰よりも“雪の女王エルサ”そのものだった松たか子の真骨頂
「ありの〜ままで~♪」
日本ではもうすっかりおなじみですね!
日本語版主題歌「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」を担当したのは、劇中歌を主人公エルサ役の松たか子さん、エンドソングをMay Jさん。
とりわけ松たか子さんの美声は、エルサ役担当の各国女優で歌いつないだ25か国語映像が公開されるやいなや、「日本語の女性は誰?!」「なんて美しい声!」と各国で話題となり、大絶賛が巻き起こったほど……!
喝采はやまず、世界中から熱い評価を受ける結果となりました。
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劇中最大の見せ場で松たか子さんが歌う「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」。
映像美と松さんの美声が見事な化学反応を起こし、映画未見の層までその歌声に感動し涙したといわれる貴重な映像です。
ここで正直に暴露しますが……実はわたしも、通称「アナ雪」をまだ観たことがありません。
いや……もっと正直に打ち明けると……あれだけ社会現象になったにもかかわらず、つい数日前まで超話題の主題歌も聴いたことがありませんでした……。
それがいまや、執筆業務時以外はエンドレス!文字通り、終わりを知らず延々ループ!
なにこのハマり方……我ながらあまりの変わりようワロタ。
で、いまさらながら納得しました!
ネズミのリーダーが笑顔で出迎える夢の国が大好きな小さなお友だちから大きなお友だちまで、なぜ誰もが力いっぱい熱唱しているのかを……!
この曲のおかげで「わかるー!」「いいよねー!」とガッツリ意気投合し、新たにお友だちが増えた人が後をたたない現象にも超納得でござるw
本家担当はイディナ・メンゼル!各国女優による共演も話題に
こちらの映像は、本家英語版の「Let It Go」。
本家を担当したのは、イディナ・メンゼルさん。昨年の大晦日放送のNHK「紅白歌合戦」への出演により記憶に新しい人も多いかもしれませんね。
ブロードウェイ・ミュージカル「レント」のモーリーン役でトニー賞助演女優賞にノミネートされ、「ウィケッド」のエルファバ役で同主演女優賞を受賞した超実力派です!
こちらは、メンゼルさんの英語版を日本語にほぼ直訳した字幕付き映像です!
で、こちらが先ほどちらりと触れた、エルサ役の各国女優による25か国語映像……!
圧巻だわー!お芝居も歌もピカイチの実力派をそろえた大迫力!
「さすがディズニー……!」とスタンディング・オベーションをおくりたいくらい、このキャストはほかではなかなかお目にかかれませんよー。
可憐な歌姫“エルサ”!松たか子の表現力が命を吹き込む
出典:シネマトゥデイ
さて、ここまで観ていただいたところで、いまだ映画未見、先入観なし、まっさら状態のわたしだからこそ語りたい、「なぜそうそうたる女優陣のなかで、日本語パートの松たか子が世界中に絶賛されたのか?」。
松たか子がもっとも雪と氷の世界の“エルサ”だったから。
これが率直な感想です。
芯の強さを感じさせながらも、どこか儚く脆い……そんな“松たか子エルサ”が多くのこころを揺さぶったのではないでしょうか。
わたし自身、初めてその歌声を耳にした瞬間、鳥肌が立ちました。
「松たか子……なんて綺麗なの……」と、もうこの一言に尽きる……!
その後、「これ……本当にお松さん……?!?!」。
演じるのではなく、役そのものを生きることができる彼女のポテンシャルの高さに、こころが震え、思わず涙目に。
各国の女優とチーム・エルサとしてこうして並んでみると、歌の上手さ云々を超越した「アナと雪の女王の“エルサ”」に誰よりもふさわしい女性が松たか子さんだったのかもしれません。
その透き通るような美しい声に、世界の多くの人々がエルサを見たのではないかなーと。
特徴は、透き通る声・しっかりした発音・クセのない歌い方
出典:スポニチアネックス
松さんの声は、前述の通り透き通った雑味のないクリアボイスに加え、発音を含めた歌唱のベースがしっかりしているという特徴があります。
クセのない歌い方のため耳馴染みが良く、映像美を邪魔しないどころか、お互いに引き立て合いながら相乗効果につなげる心地よさ。
類まれな美声ぞろいのなかで、良い意味で異色ともいえます。「水晶の輝きと透明感を持つ絶対的な声」と表現できるかも!
ディズニー、そしてアナ雪の世界観を余すところなく体現しているのですよね。
繰り返しますが、どの女優さんも本当に素晴らしいです!みなさんそれぞれ個性的で、誰もが迫力がある。
でも、長いあいだ苦悩し、暗闇でもがきながら、ようやく自分らしい道を歩こうと決める……そんなエルサの繊細さやたおやかな強さをもっとも的確に表現したのは、彼女だった。
そこにいたのは、まさに本物のエルサ。
繰り返しますが、日本語も、日本語の意味もわからない世界中の多くが、松たか子の歌声にエルサを見たからこそ、誰よりも評価を受けたのでしょう。
日本語の愛らしく綺麗な響きと歌詞の総合力で“エルサ”を表現
出典:リアルサウンド
もう一点、日本語の愛らしく綺麗な響きが印象的なのが、日本語版エルサと松たか子さんの大きな特徴です。
彼女の歌声、表現した歌詞……それらすべてを総合して“エルサ”だった。
英語版の直訳と比較すると理解しやすいのですが、歌詞の内容がよりエルサの内面を表現しているんですよ。
本家のメンデルさんの歌詞も歌い方も好きですが、松さんの日本語版と比べると、ややクセとアクが強いといえるかなーと。
これはアナ雪、そしてエルサのこころの機微といったすべてを日本語で具現化した和訳担当者やディレクターなど、ディズニー社が誇る総合力のたまものでもあります。
あえて言うのであれば、チームジャパンの勝利!!
世界一のネズミさんが率いるディズニーチームに感服!
出典:E-TALENTBANK
一連の映像に目を通して感じたことは、「ネズミの国は伊達にネズミが長年トップ張ってないな……さすがやで……」(どこの関西人なんだわたしよ)。
いまだ映画を観ておらず、しかも流行りものだからと乗っかる性格とは真逆な人間を、ここまであっという間に惹きこむとは……ガーサスディズニー……!
さすがは世界一のネズミさんが率いるチームだぜw
あふれんばかりの夢を世界中に届けるディズニー、感服しました!
あらためて、こころから敬意を表します。ガーサスディズニー……!!(2回目)