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1894年に日本初の近代的なオフィスビルを誕生させるなど、主に経済分野における歴史と伝統を誇り、大手町と並び日本屈指のビジネス街として日本経済を牽引する丸の内。
東京駅に隣接する好立地に加え、1998年にスタートした丸の内再構築計画によりビジネスとショッピングが融合した複合エリアへと大きく進化したことで、ビジネスパーソンだけでなく、国内外の観光客や買い物客など多彩な客層が行き交う街です。
東京イルミネーション特集をお届けするなかで幾度も触れてきた、長年“庭”として熟知する丸の内・八重洲・大手町・日本橋・銀座・有楽町・日比谷のなかで、お隣りの大手町が「最も仕事で訪れる街」なら、丸の内は「公私を問わず一番訪問回数が多い街」。
足を運ぶ機会に比例してというより、生まれ育った地元以外だと日本で最も愛着の深い街。それがわたしにとっての丸の内です。比喩的表現ではありますが、「目を瞑って歩いてもどこになにがあるかわかるレベル」だったりします☺︎
季節を問わず美しい街並みで魅せてくれる丸の内ですが、多くの人から冬を待ち望まれている理由は丸の内イルミネーションがあるから。
るるぶWebやウォーカープラスなど複数の大手メディアによる「全国イルミネーション人気ランキング」堂々1位。個人的にも最もおすすめしたいイルミネーションイベントです⁂
本当にもうただただ美しい。一生に一度は行かなきゃ損しますよ〜܀ꕤ୭*
丸の内イルミネーションとは
丸の内イルミネーションとは、11月から翌年2月まで約100日間にわたって開催される街路樹型イルミネーションイベントです。
約1.2kmにおよぶメインストリート「丸の内仲通り」を中心に有楽町駅前の東京交通会館まで、約286本の街路樹がLED電球により彩られる恒例行事で、1999年の初開催から年々人気が高まり、2024年に23年目を迎えました。
使用されるLED電球の総数は、なんと約82万球！
圧巻の規模はもとより、さらに注目したいひとつがカラー演出として丸の内オリジナルカラーの「シャンパンゴールド」を採用していること。
ゴールドとプラチナの中間色を思わせる色味で、従来のゴールドより洗練された印象の上品な大人の輝きは丸の内にぴったり。
現在では他地域のイルミネーション紹介でも「シャンパンゴールド」と称されることが少なくありませんが、正真正銘本物は丸の内イルミネーションだけです☺︎
もうひとつの注目ポイントは、全国でいち早くエコイルミネーションを導入し、現代のイルミネーションイベントの歴史を変えたと称賛されていること。
従来品に比べてLED電球1球あたりの消費電力が65%削減されたエコイルミネーションでスタートし、2014年以降には1球あたりの使用電力をさらに30%カットするNEWエコイルミネーションを一部に採用。
従来の明るさや輝きは変えず、消費電力削減への取り組みを積極的に続けていますॱ❆.*
さらに期間中に使用するすべてのエネルギーは、太陽光や風力などの自然エネルギーから発電したグリーン電力で統一し、都内で最も地球環境に配慮したイルミネーションとして高い評価を得ていることも大きな魅力です。
ただ単に美しいだけではない、確かな技術と明確な理念・想いのもと継続してきた老舗イベントなんですよ❖
そうした積み重ねの結果、全国各地はもちろん、世界中から観光客が押し寄せる大人気行事に。
冒頭でも触れたとおり、複数の大手メディアによる「全国イルミネーション人気ランキング」の1位にも輝いています⁂
ぜひ一度訪れてみてほしい。ここまでずっと地道に継続できた理由がきっとわかるはずです。
あらゆる意味で「日本で一番美しいイルミネーション」だと実感しています☺︎
丸の内イルミネーションの見どころ
シンプルでオーソドックスな最上級の美しさで魅せる老舗イルミネーション
初開催となった1999年以来、東京の冬を彩る風物詩として愛される丸の内イルミネーションの最大の見どころは、極めてシンプルなイルミネーションなこと。
丸の内イルミネーションは昨今流行りの派手な演出込みの類いではありません。シャンパンゴールドのLED電球で照らすというのが主な仕掛け。
実はごくごくオーソドックスなイルミネーションイベントなんですね。
これが本当〜〜に美しい……！
この意味は、実際に丸の内に訪れてみるとわかります。国内随一の洗練された街である丸の内には、余計な装飾や演出が一切不要だからです☺︎
メイン会場となっている丸の内仲通りの区間にはオフィスビルをはじめとする建物が立ち並び、各ビルの1Fがまるで一軒家造りの路面店のように店舗ごとの世界観を構築しながらも上手に調和し、街全体をつくりあげている稀有なエリア。
過剰な演出や誇張するかのデコラティブが必要ないのは、シンプルが最も美しいと証明している街だから。
シャンパンゴールドで照らすだけでいいんです。
オーソドックスなのに最先端。その裏には、丸の内が実直に積み上げてきた歴史・伝統・実績があるからこそ。
街の存在感がイルミネーションを引き立てているとも言えます。上質な大人の街にふさわしいイルミネーションイベントなんですねॱ❆.*
東京都内のイルミネーションのなかでも、最も「百聞は一見にしかず」と伝えたいのが丸の内イルミネーションです。
ぜひ遊びに行ってみてください！毎年国内外から多くのリピーターが訪れる理由がわかりますよ〜☺︎
丸の内仲通りを歩けば歩くほどオンリーワンの風景に出会える景観美の世界
前述のとおり、昨今トレンドとなっている派手な仕掛けや演出を売りにするイルミネーションイベントの対極に位置するのが丸の内イルミネーションです。
一言で言うなら「削ぎ落としの美学」ですね☺︎
本質をとことん極めたシンプルな飾らなさ。なのに、というより、だからこそ、最上級の美しさを実現している。
なぜなら、丸の内という街そのものの質が高いからです❖
ぜひ約1.2kmの丸の内仲通りをゆっくり歩いてみてください！
どのビルも店舗も趣向を凝らして個性豊か。外観を眺めるだけでも本当に楽しいんですよ。
よく知っているブランドでも「こんなテイストでお店づくりしてるなんて知らなかった」、初めて知るこだわりのお店には「すごくおしゃれで気に入った」などなど、新たな発見だらけで多幸感たっぷり！
そしてそれぞれ違うお店なのに、不思議とすべてしっくり街に馴染んでいて、みんなで丸の内を構成し、そんな街全体をシンプルなイルミネーションで照らしている。
丸の内イルミネーションの最も大きな見どころかもしれません⁂
シャンパンゴールドにより浮かび上がる通りを歩けば歩くほど、どんどん違った景色が見えてきて、表情の豊かさに見とれてしまうひととき。その時間のなんと贅沢なこと……！
なにかと忙しい現代人を癒やしてくれる街並みですよ〜☺︎
さらに店舗だけでなく、さりげないしつらえや装飾、植栽にもぜひご注目を！
「なぜ丸の内がほかの街とは異なる雰囲気をもつエリアなのか？」の答えが詰まっています。
実は丸の内仲通りは官民連携のたまもの。国土交通省とともに街並みの景観をマネジメントしながら整備し、歩道を両側7mに拡幅したうえで樹木・ベンチ・屋外彫刻作品などを設置して、豊かな歩行者環境をつくりあげてきました。
もちろんこのプロジェクトは継続していて、さらなる空間創出を目指しています₊❀̥୭
まとめてしまえば「センスが良い」に尽きる。上品でセンスが良いってほんと最強ですよ☺︎
これ以上ない大人の街歩きを体感できます。ぜひゆっくりのんびりお散歩してみてくださいねॱ❆.*
Marunouchi Street Parkや周辺イルミスポットなど多彩な楽しみ方が可能
前章にて「丸の内は豊かな歩行者環境を創出してきた」とお伝えしましたが、その取り組みのひとつが「Marunouchi Street Park」。
丸の内仲通りや行幸通りを舞台に、多くの人が滞在できる空間づくりとしてマーケットやスケートリンクを展開しています❖
スケートリンクはウィンターシーズン限定企画ですが、丸の内仲通りで実施するマーケットは年に数回登場！
街の景観に溶け込むシックなデザインのキッチンカーや雑貨店などが並びます⁂
丸の内イルミネーション期間中のマーケットは例年12月25日までですが、季節ごとに実施していますよ〜。
ぜひ公式サイトをチェックしてみてください☺︎
さらに丸の内イルミネーションの周辺にはイルミネーションスポットが集まっていることも見どころのひとつ。
1Fアトリウムに登場する巨大ツリーでおなじみのKITTE丸の内をはじめ、丸ビル・新丸ビルなど複数施設による連動型ホリデーシーズン企画、さらに丸の内仲通りの目の前に位置するOOTEMORIのオリジナルクリスマスツリーなど、どれも見応え抜群⁂
大人がこころから楽しめる丸の内がおくる、とっておきのイルミネーションやクリスマスツリーの数々。毎年2月中旬まで実施している丸の内イルミネーションとともに、ぜひ丸の内エリア全体をじっくりと堪能してくださいね☺︎
丸の内イルミネーション2024 イベント概要
丸の内イルミネーション2024
- 開催期間
2024年11月14日(木)～2025年2月16日(日) - 開催時間
16:00〜23:00
※※12月1日(日)～12月31日(火)は16:00～24:00（予定）
※一部エリアは異なる可能性あり - 開催場所
東京駅前周辺および丸の内仲通り - アクセス
JR各線・東京メトロ丸の内線東京駅すぐ - 入場料
無料 - 公式サイト
Marunouchi.com
今回掲載した写真は撮影日、情報は更新日時点のものなので、開催日時や企画内容が変わっている可能性があります。お出かけ前に公式のHP・SNSなどで最新の情報をご確認ください。
丸の内イルミネーションの撮影に使用したカメラ・レンズ
ポチップ
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https://www.instagram.com/saeko_tanaka/
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