kamome

かもめ食堂

By cinemasacchi, 2007/11/26

kamome
華美さや派手さを排除した、
上質な余韻に身を浸すことができる、
とでもいうのでしょうか。

それはきっと、この一品、
それ自体が、華美さや派手さを排除した、
穏やかな水面のような営みを魅せてくれるから、
かもしれません。

余白を残した粋さ、美しさ。
それぞれを語り切らないからこそ生まれるそれは、
なによりの贅沢でもあり。

観終わったあとに、思わず心をよぎる3つ。
同じようによぎったヒトがいたら、
ついつい、この作品を語り合ってしまいたくなるかも。
決して、声高にではなく、
穏やかな水面のように粛々と。

1. フィンランドに行きたくなった。

2. かもめ食堂に行きたくなった。

ここまでは、なかなか実現がむずかしい。
(というより、2.は実現不可能)

そして、3つ目。

3. 炊きたてのごはんで、おにぎりを作って食べたくなった。

同じように、思わずほっこりと心によぎったヒト、
いますか?

 

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