自撮り盛り写メより綺麗!スマホカメラで自分を撮る夫婦恋人友人撮りの方法

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

ライター/フォトグラファー田中佐江子

どーも。「ゴールデンウィーク?こちとら仕事じゃボケエ!!!!」のsacchiです(キリッ←せんでええ)。

貧乏暇なしなのにやたらと楽しく生きててどーもすみません(悪いという態度ではないだろうわたしよ)。

さて、本日はゴールデンウィーク満喫派にもガッツリ仕事派にもぜひ知っておいてほしい、スマートフォン写メの撮影手法特集ですよー。

題して「自撮り盛り写メより断然綺麗に盛れる!スマホカメラで自分を撮るときに全力でおすすめしたい夫婦恋人友人撮り」!

スマホアプリ加工より綺麗に盛れる……なんて魅惑の言葉なのでしょうか……特に女性のみなさん!ぜひぜひトライしてみてください!

“自撮りっぽく”撮れちゃう?!夫婦恋人友人撮りとは?

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

まず最初にざっくりと、スマホアプリ加工より綺麗に盛れる夫婦恋人友人撮りとは一体なんでしょうか?それがこちら!

夫婦恋人友人撮りとは?

夫婦・恋人・友だちといった近い関係性の存在にスマートフォンカメラで自分を撮ってもらう撮影方法

「え?そんなのいつもやってるよー」「別に普通の方法じゃん」と思いましたか?

はい!思いましたね?!思いましたよね?!(勝手に話を進めるなわたしよ)

観光地や街中、飲食店などでもよく見かける、記念に撮影しあうスナップ写真。子どもから大人まで恒例行事と化しているのは、記念撮影=スナップ写真好きな日本人の国民性が関係するかも。

ただし、これでは不自然写メのできあがりで終わってしまいます……ピースサインまでガッツリ決めて、顔をつくってハイポーズな方向性のアレですよアレ。

それはそれで良い思い出の一枚なのでOK!ですが、スナップとは別に、もう一段階先に進んだおしゃれな仕上がりを目指し撮影してみましょう!

まず今回のこの記事の写真、見てみてください。自撮りそのものですよね?

自撮りそのもの……ですが、自撮りではありません!一枚も自撮りなし!

「盛る」がすっかり市民権を得たように、盛って綺麗に見せる加工アプリも大人気。SNSの普及により「写メで自撮り」はもはや定番です。

そんな自撮り大全盛のなか、すでに5年以上、自撮りをしたことがありません。その間、自撮りにトライしたといえば、友人たちからテーマが届き、そのテーマに沿ってお互いそれぞれの自宅で自撮って送りあった程度。

あれ?じゃあ誰がわたしの写真を撮っているの?

そう、すべてわたし以外です!それも親しい関係性!

自撮り盛り写メより綺麗で自然な写真が撮りたい多くのみなさんに全力で提言したい!きっと「これあたし?!」のうれしい驚きに出会えますよー。


自撮り盛り写メより断然綺麗に撮れる夫婦恋人友人撮りの方法

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では、自撮りっぽい仕上がりになるのに、自撮り盛り写メより断然綺麗な夫婦恋人友人撮りとはどんな撮影方法なのでしょうか?ざっくりとコツをまとめるとこんな感じです!

  1. 自然光が肌を照らす撮影環境と場所を選ぶ
  2. 屋外なら柔らかな日差しOR半日陰が鉄則
  3. 室内なら窓際の白いレースカーテン越しで
  4. ピースサイン&盛り盛りがんばりキメ顔はNG!
  5. 撮る側は「撮るよー!」な声掛けはNG!
  6. 会話しながら撮影して自然な素の表情を
  7. 楽しんだもん勝ちで盛り上がってなんぼ
  8. (可能なら)自撮りと同じインカメラ使用

後述しますが、「自然光が肌を照らす撮影環境と場所を選ぶ」「屋外は柔らかな日差しOR半日陰で」「室内は窓際の白いレースカーテン越しで」にはぜひこだわってみてください!

これを意識するだけでも確実に写真の質が変わりますよー。

自撮り盛り写メより断然綺麗で自然な写真を撮る重要ポイント

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

前章のコツを踏まえたうえで、自撮り盛り写メより断然綺麗で自然な写真を撮るために重要なポイントをみていきましょう!

夫婦恋人友人撮りの重要ポイント

  • とことんこだわって!自然光を活かそう
  • “撮るよー”NG!顔とポーズは決めちゃダメ
  • コツをつかむと面白い!会話しながら撮影
  • 可能であれば!インカメラで自撮りっぽく

これさえこだわれば写真が変わる!重要とはいうものの、実は誰もが取り入れやすい手法です。ぜひ詳細を確認しながらトライしてみてくださいね。

詳細はこちら!

とことんこだわって!自然光を活かそう

もっとも重要なのは「自然光が肌を照らす撮影環境と場所を選ぶ」ということ。

スマホアプリ加工以上の絶大な威力を発揮してくれるのが、自然光のソフトフォーカス効果です。アプリ加工だと人工的な仕上がりになりますが、自然光はふんわりベールをかけた陶器肌にしてくれます!

もとの肌が荒れていて、毛穴開きやシミ、シワが目立つ状態だと限界があるのは事実ですが、加工で顔だけ浮いた不自然な質感にするより、自然光の柔らかフィルターでふわりと整えたほうが、実は断然綺麗で好印象。

そのためにも、まずは屋外をセレクト。カシャカシャ撮影していても通行人の邪魔にならない公園や、人通りの少ない道、もしくは早朝の人が少ない時間帯などを選ぶと◎。

それからもうひとつ、薄曇りの柔らかな日差し、または半日陰にとことんこだわること!柔らかな日差しか半日陰を選ぶだけで、自然な肌色と表情に仕上げることができます。

特に女性の肌は、晴天より少し曇りの日のほうが断然綺麗に撮れます!薄い雲がディフューザー(光を弱める白く薄い布。ストロボの発光部の前や、屋外で日光を弱める目的で使用)の役目を担ってくれるからです。

反対に避けてほしいのが、直射日光がガンガン照らす天候・角度・場所。むしろ肌が汚く見え逆効果でガッカリという結果に……。実際に撮影し、肌の写り方を確認しながらちょうどいい光の加減をつかんでくださいね!

屋外で撮影するメリットとして、自然光のソフトフォーカス効果のほかにも、室内にはない開放感がより自然な表情を引き出してくれるのもあり。笑顔もアンニュイ表情もすべてナチュラルになりますよー。

一方、屋内なら窓際の白いレースカーテン越しの明るい場所がおすすめ!さらに白い壁・白い床ならレフ板代わりになってくれるので、肌のグラデーションが美しく表現されます。白い布で壁や床を覆っても◎。

屋内でもポイントとなるのは、自然光での撮影を徹底すること。電球や蛍光灯といった部屋の照明は必ずすべてオフにして、自然光がいい塩梅で入る窓際+白いレースカーテン越しで!

また、屋内でも屋外同様、直射日光がガンガン照らす日や時間帯は、白いレースカーテン越しでも光がきつくなることも。その場合は、試しに撮影し肌の写りを確認しながら、窓から少し離れるなど調節を!

繰り返しますが、屋外でも屋内でも「自然光+柔らかな日差しOR半日陰」が鉄則ですよー。

“撮るよー”NG!顔とポーズは決めちゃダメ

自分が写真を撮る側になったとき、ついついやってしまいますよね。アレですよ、アレ。

「いいー?撮るよー!」ってやつですよ。「はいチーズ!」「1+1=2〜〜!」などなど、あの一連の声掛けです。

それ!NG!禁止!「撮るよー!」卒業で!(断言)

なぜかというと、その声掛けをすることで、被写体に「写真を撮られる!」と身構えさせ、キメキメの顔とポーズをつくらせてしまうから。

なので、断然綺麗で自然な表情を撮るポイントは、「いいー?撮るよー!の声掛けありきの撮り方をやめる」こと。

ピースサインつくってカメラ意識しまくって、シャッター切る瞬間にあわせて思いきりイイ顔して「笑顔つくっちゃいましたっ!がんばっちゃいましたっ!」むしろ逆効果なのですよ……。

たとえピースサインをせず、笑顔ではなくアンニュイ顔でも、自撮りを繰り返してきた人ほどもはや癖になっている“キメキメの顔とポーズ”は、不自然感&違和感満載で、客観的に見て「表情が死んでるよこれ……」です。

じゃあ、どうやって撮ったらいい?撮られたらいい?

その手法は、次をどうぞ!

コツをつかむと面白い!会話しながら撮影

では、「いいー?撮るよー!」の声掛けをやめる代わりに、どんな撮り方をしたら断然綺麗で自然な写メに仕上がるのでしょうか?

題して「カメラマンなりきり作戦」!

プロカメラマンのシューティングで、「いいねー!」「可愛い!」といった感じでモデルに話しかけながら乗せつつ、次から次へとシャッターを切っていくアレ。アレですよ、アレ。

ぜひ自分たちでもやってみましょう!初心者さんたちがトライするなら、作戦にして盛り上がってしまうべし!

といっても、撮る側も撮られる側もプロのカメラマンやモデルではないので、「いいねー!」「可愛い!」ではむしろ恥ずかしくて躊躇してしまう人も多いですよね。

大丈夫です!なにげなく会話しながら撮影するだけでOK!

撮る側は、日常会話の延長線上でラフに話しかけたり、「こんな感じにしてみて!」とリクエストしてみる。撮られる側は、自然な流れで会話を楽しんだり、リクエストを面白がってやってみる。

たったこれだけで表情や仕草がガラリと変わります!

コツは、撮る側も撮られる側も余計なことをいっさい考えないこと。いくらでも撮れるし、撮り直しできるデジタルのスマホカメラのメリットを活かして、アレコレ考えずどんどんトライするだけで◎。

「どんな写真ができるかな?」なんて仕上がりを楽しみに撮っていくだけで、だんだんコツがつかめてくるはず。撮れば撮るほど、撮る側・撮られる側双方が慣れてきます。ぜひ積極的にやってみてください!

可能であれば!インカメラで自撮りっぽく

これはもう本当に“可能であれば”程度で大丈夫なのですが……。

自撮りじゃないけれど自撮りっぽい写メをとことん目指したいのであれば、「自撮りするときと同じインカメラを使って相手に撮ってもらう・相手を撮ってあげる」!

かなりのコツが必要なので、可能であれば・できたら、で。むしろ「とことん自然光にこだわる」「撮るよー!の声掛けと、ポーズとキメ顔NG」「会話しながら撮影」を徹底してみてください!

で、インカメラで撮るメリットは、より陶器肌になる……かも?!

「インカメラのほうが肌が綺麗に見える」との感想を抱く人が少なくないのは、カメラの質の問題かな、と。

一般的にアウトカメラ(背面のカメラ)よりインカメラ(モニター側のカメラ)の性能は劣ります。その結果、肌がクリアではなく若干ぼやけて写るので、フィルターやベールをかけた仕上がりに見えるのですね。

ただ、柔らかな自然光にこだわることで、極上のフィルターやベールをかけた状態になるので、そこまでこだわらなくてもいいかと……。優先順位としては断然、自然光>インカメラですよー!

なぜ自撮りではなく夫婦恋人友人撮りになったのか?

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

さて、なぜこうした自撮りではなく夫婦恋人友人撮りをするようになったのか?あわせて説明しておきます!

実はわたしも以前は「自分の写真を撮るときは自撮り」が当たり前でした。

ただしわたしの場合、「SNSや人に見せるために自分を綺麗に撮りたい!」より、“写真日記”として自分自身を風景の一部やツールにして撮っていた時期があるので、風景や日常に同化する方向性だったことがポイント。

2年前のInstagram「写真日記」話&VANQUISH石川涼社長にモノ申す(キリッ)

#photodiary #photo #instaphoto #life #sacchi 2012.1.6

#photodiary #photo #instaphoto #life #sacchi 2012.1.14

もともと数年前からこうした方向性や流れがすっかり定着していたわたしの日常。上記の投稿を見ていただけるとわかるかと思うのですが、その影響で周囲には業師が多いのです。

え?業師?!業師ってなんぞや?!?!という方々のために、ざっくりと説明するとこちら!

そのとき、外で風景を撮っていると、それを見かけた友人知人が、次から次へと「撮らせて!」。「わたしのiPhoneでわたしを撮る。しかもわざわざ自撮りっぽくインカメで」という手の込んだことを生き生きとやけに楽しみながら、写真日記に参加していたわけです。みんなで作り上げるみたいな。

なんでこんなみんな楽しそうかね……と不思議に思いつつも、楽しいならいいやね、楽しいことは幸せやね、と(笑)。

そのときのことをいまだに覚えているひとたちが多くて、今でも外に出ると「撮らせて!」と「わたしのiPhoneでわたしを撮る。しかもわざわざ自撮りっぽくインカメで」を生き生きと楽しみつつされることがかなりあります。

わざわざ自撮りっぽくインカメで……自撮りでもないのにインカメで撮影する業師たちですよw

いつもいつも「すごいな……」(白目)と感心しています。インカメラで人を写すのってかなりむずかしいんですよ……ほんと驚くほどみんな器用です(笑)。

ちなみに、わたしはインカメラでは人を撮りません!なので、コツや重要ポイントでも「あくまでも可能であればインカメラで」にしました。

インカメラじゃなくても自撮りより綺麗で自然な写真は撮れます!業師目指さなくても大丈夫ですよーw




自然な素の表情は自撮りでは写せない・切り取ることはできない

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

こうして過去から現在に至るまでに“写真日記”という産物があり、その結果として自然な流れで生み出された「自撮りではなく自撮りっぽく相手を撮る夫婦恋人友人撮り」。

冒頭でも触れましたが、そんなわけでわたしの「自撮りっぽい写メ」はあくまでも「自撮りっぽい」だけで、どれも自撮りではありません。

ところが、逆にこれでわたしは「あ!なるほど!」と気づきました。自然な素の表情は自撮りでは写せない・切り取ることはできないということに。

人によると思うので一概に「絶対こうだよ!」とゴリ押しする気はないのですが、カメラに対して作り込んだキメ顔・盛り顔はむしろ不自然さ満載になり、特に女性は表情を殺してしまっていることが多いのですよ。

一方、夫婦恋人友人、それも近ければ近い関係であるほどベストで、そうした存在がなにげなく自然な風景のように撮ってくれた写真は、きっと「これあたし?!」の驚きに出会えるはず。

自分でも気づかない素の表情が映し出されますよー。夫婦恋人友人撮りはほんと身をもっておすすめします!


相手のスマホで相手を撮ってあげる愉快で楽しい日常風景

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

そんなわたしと、わたしの周囲は現在、「相手のスマホで相手を撮ってあげる」がデフォルト。集合写真で「ハイポーズ!」がほとんどありません。集まってごはんを食べても、わたしのスマホではゼロw

付け加えると、いまのわたしは仕事でもプライベートでも一眼レフが相棒で、風景や物撮り、人物撮影が多く、スマホで撮影することがなくなりました。

ただ、くすぐったいくらいうれしいことに、わたしが撮る写真が大好きという仲間や友人知人が多く、相手のスマホでその相手を撮ってあげる機会が増えることに。

わたしのスマホでわたしを撮ってくれるのが習慣化した流れで、「撮ってあげるよー」とお返ししたら、その仕上がりに喜んだ友人知人からさらに別の友人知人に話が広まり、「あたしも撮って!」という(笑)。

でも、それが一番かな、と。お互いに自然なポートレイトを楽しむ。それでいいんじゃないかなーとみんなで盛り上がっています。


自分のスマホに相手が撮ってくれた自分がいるワクワク感

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

こうしてはじまったスマホ撮りあい合戦ですが、わたしが撮る写真は「作品をつくってもらった」と、なんだかこそばゆくなってしまうほどありがたい言葉をかけてもらうことが多々。

彼らによると「自分のスマホに、sacchiが自分をモチーフにつくってくれた作品がある」のがうれしいのだそう。

でも、これは逆にわたしもそうで、自分のスマホに相手が撮ってくれた自分がいるワクワク感ってたまらないのですよ。「えー!わたしこんな表情するんだ?!」と驚くことばかりです。

加えてわたしの場合、自分以外の人物や風景、物を撮ることが大好きなのでなおさら楽しいのかもしれませんが、ハマると面白いですよー。お互いの素が見れて盛り上がります。

自撮りより綺麗で自然な自分が撮れる撮影方法。自撮りをやりつくしたら、ぜひトライしてみてください!

繰り返しますが、わたしの周囲の業師軍団のように、わざわざインカメラを使って撮影しなくても大丈夫ですよー!(笑)


最後に、夫婦恋人友人撮りのポイントとコツをざっくりまとめ

フリーランスライター/フォトグラファー田中佐江子

最後にもう一度おさらいです。夫婦恋人友人撮りのポイントとコツはこちら!

  1. 自撮りではなく夫婦・恋人・友人撮りで自分を撮影してもらう
  2. 自然光がふわりと肌を包み込んでくれる撮影環境と場所にこだわる
  3. 屋外は柔らかな日差しOR半日陰、室内は窓際の白レースカーテン越しが◎
  4. 直射日光や蛍光灯などの人工的な光は肌が綺麗に見えないので避ける
  5. ピースサインとキメ顔の集合写真的スナップの仕上がりを目指さない
  6. 撮影する側は「撮るよー!」な堅苦しさNGで被写体にカメラを意識させない
  7. 撮影する側・される側が会話しながら撮ることで自然な素の表情を引き出す
  8. 写真を撮ること・撮られることをとことん楽しんでお互い盛り上がる
  9. 撮影する側が「極める!」と業師を目指したいならインカメラで撮る

こんな感じでしょうか。これらを意識しておけば、「なんかいつもと違う写メ撮れた!」「これあたし?!」の驚きとともにうれしさが味わえるはず!

そういえば、つい先日、突然「あたしも撮ってほしいんですが、深い間柄じゃないとダメでしょうか?」と声をかけられました。

深い間柄って!お嬢さん!あなた方可愛すぎるわ!w

もうどうしよう……あまりにも可愛すぎて抱きしめたくなりました(変態発見!というツッコミはいりません、自覚はあります←むしろそれはそれで大問題だという自覚を持てわたしよ)。

びっくりしましたが、全然OKです!みなさんスマホ持って遊びにきてください!(笑)