岡崎慎司プレミアリーグ初ゴール!レスターでも変わらないストライカーの凄み

昨シーズン終了後、ドイツブンデスリーガ・マインツから、長年の夢だったイングランドプレミアリーグへの挑戦を決めた岡崎慎司選手。彼の新天地はレスター・シティ。

レスター・シティFC(Wikipedia)

日本人が本当のイミで「プレミアリーグで成功する」というファンの夢をものせて、初戦から上々の滑り出しをみせた岡崎選手。なんと第2戦目でプレミアリーグ初ゴール達成!

おおおお!!!!岡ちゃんおめでとう!!!!

岡崎 移籍後初ゴール!プレミア日本人5人目 開幕2連勝に貢献

 サッカーのイングランド・プレミアリーグ、レスターのFW岡崎慎司(29)は15日、アウェーのウェストハム戦に2トップの一角で先発。後半17分までプレーし、前半27分に移籍後初ゴールを決めた。レスターは2―1で勝ち18年ぶりの開幕2連勝を飾った。

岡崎は初戦に続いての先発。0―0の前半27分に左サイドのFWバーディーからのクロスを右足でダイレクトボレー。GKがはじいて浮いたボールを自ら頭で押し込んだ。プレミアリーグでの日本人選手のゴールは稲本、中田、香川、吉田に次ぎ5人目。

また、前半38分には左サイドでボールをキープし、DF陣を引きつけてパスを出し、マフレズの2点目の起点となるプレーも見せた。後半10分にウェストハムに1点差とされたものの、逃げ切った。

岡崎はJ1清水から2011年にドイツ1部のシュツットガルトに移籍。ドイツでは5シーズンでリーグ戦128試合に出場し、37得点。マインツに在籍した13―14、14―15シーズンは2季連続で2桁得点をマークした。

引用:スポニチアネックス

岡崎がプレミア初ゴール…レスターが接戦を制し、開幕2連勝で暫定首位(サッカーキング)
移籍後初ゴールの岡崎を英メディアがMOMに選出「素晴らしい補強だ」(サッカーキング)
岡崎がプレミア初ゴール ボレーからヘッドのコンボ 海外の反応(追記済)(つれさか -徒然サッカー雑記-)

 


レスター開幕2連勝!現地での評価がうなぎ登りで岡崎ファンも大歓喜!

早くもわずか2戦目でFWとして最高の結果を残した岡崎選手ですが、特筆すべきはチームが18年ぶりの開幕2連勝を果たしていること。

このため「この流れは間違いなく岡崎慎司が作っている」という現地での評価がうなぎ登り。日本じゃなく現地が本気で盛り上がっていることは、フットボール界ではなにより一番すごいこと。

当然のことながら、日本全国各地どころか世界中の岡崎ファン、「観てよ!どうよ!これが岡崎慎司よ!すごいでしょ?!」と、現在見事なドヤ顔。誇らしさ満載でドヤドヤ連発。まさに岡崎ファンと岩隈ファン最高潮。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/baseball-hisashi-iwakuma-nomo/12539/

これぞスポーツあるある(笑)。なんて幸せなあるあるだろう。岡ちゃん超グッジョブ!


なぜ「日本人が本当のイミでプレミアリーグで成功すること」が悲願の夢なのか?

なぜ「日本人が本当のイミでプレミアリーグで成功すること」が、日本フットボール界の関係者のみならずファンの悲願の夢なのか?をざっくりと補足しておくと。

イングランド・プレミアリーグというのは、肉弾戦になることが多く、いわゆる接触プレイを含めた激しさが世界トップクラスのリーグ。世界の中では小柄で華奢な日本人にとって不利といわれています。

フットボール界における世界的トレンドは、これまで後塵を拝していたドイツ・ブンデスリーガの評価がうなぎ登りでトップ。前ドルトムント監督ユルゲン・クロップが生み出した「ゲーゲンプレッシング」がまさにそれ。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/fifa-football-soccer-japan-national-team-shinji-kagawa-marco-reus-jurgen-klopp-dortmund-germany/8309/

また、バルセロナレアル・マドリーの大躍進から、スペインのリーガ・エスパニョーラも注目度アップ。

https://blueazure.jp/sacchi/sports/football-cl-barcelona-juventus/11375/

極論ですが、特にドイツ・ブンデスリーガは、プレミアリーグのプレイスタイルと対極といってもいいかと。


世界的トレンド、ドイツ・ブンデスリーガと日本人プレイヤーの相性が良い理由とは?

日本人プレイヤーがドイツ・ブンデスリーガと相性が良い理由は、戦時中の同盟国関係(日本・ドイツ・イタリア)から親日家が多いお国柄と、日本人と親和性の高い国民性がまずひとつ。

もうひとつが、リーグ全体におけるプレイスタイル。

なぜ香川真司選手が、ユルゲン・クロップのもとで開花したか?大成功をおさめたか?

ゲーゲンプレッシング」の最中心部であるすべてのスイッチの切り替え牽引ゲームメイクなど最重要部を担える人財として、資質や才能、在り方などこれ以上もないほど香川真司が優れていたから。

これは日本人が日本で勝手に評価していることではなく、現地ドイツでの偽りなき高い評価からの賛辞。この事実が、なによりも「本当の香川真司」の姿を色濃く表しているかと。


愚直で果敢なプレイスタイルから託された「岡崎慎司はプレミアリーグで成功する最後の希望」

本当にざっくりとですが、こうしたあらゆるバックボーンをふまえると、「岡崎慎司がプレミアリーグで成功する最後の希望じゃないか?」といわれていることが見えてくるかなーと。

岡崎選手のプレイスタイルは、肉弾戦をも恐れず、ときに満身創痍でぶつかりあい泥だらけになりながら「なにがなんでも、どんな形でも、ゴールすることがFW」と言いきるタイプ。

ボールをもっていないときでも汗かき役に徹しチームメイトのサポートにも走りまわる。こういうタイプの選手がプレミアリーグで好かれないわけがない、認められないわけがない。

実際、初戦後の現地評価は日本人が驚くほど大ヒートアップ!

なにより、監督やチームメイトはもちろん、レスターのサポーターたちが「うちの岡崎はすごいんだぜ!」と、口々に語り合いうれしそうな姿がこっちまでうれしくなってくるほど。

あああ、もう岡ちゃんやっぱりあなたは最高だぜ!

どんな結果でも、どんな姿でも、「岡崎慎司は全力で闘った」とすべてに思わせる彼の今後に期待

正直、イングランドはフットボールの母国であると同時に、悪しき差別大国でもあるので、そこの部分が日本人にとってネックとなっているのも偽らざる事実。

つい先日、チームメイトの差別騒動が問題になったばかりで若干気がかりではありましたが、さすが岡崎慎司は逆境をも跳ね返し、誰とでも仲良くなろう!とまずは歩み寄ることができるナイスガイ!

(ほかの選手がそうじゃない、というイミではまったくなく。事実、香川選手もユナイテッド時代そうだったし、DFとして奮闘している吉田麻也選手もそう)

2戦目で早くもゴールにつながるパスがもらえたことは、なにより、ゴールこそなかったものの初戦で結果を残したことでチームメイトの信頼度が一気に上がった証。

これから山あり谷あり、うまくいくこともいかないこともあると思うけれど、岡ちゃんなら大丈夫。

どんな結果であっても、「岡崎慎司は全力で闘った」とすべてに思わせるその愚直な姿を、今シーズンも心から応援しています。

岡崎選手、プレミアリーグ初ゴールおめでとう!!!!