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BENEATH A BLUE SKY THAT GOES ON FOREVER

【PIONEER】パイオニア/THIS WORD THEME is ICHIRO & HIDEO NOMO/イチロー&野茂英雄

      2015/10/31


海を渡った勇者たちは

なにを想い

なにを感じ

なにを見て

なにを詠っただろう。

 

「野球」の「聖地」

アメリカはメジャーリーグ。

日本人初の野手としてのパイオニア、
イチロー選手が、過去、
メジャー挑戦一年後のインタビューで、
このような言葉を語っていた。

「メジャーに挑戦すると表明した際、
 日本人の多くは「否定」から入った」

対して、
野球の聖地の住人たちは、
「ニュートラル」から入ったという。

 

「どうせ」イチローだってダメだろう。
「やっぱり」イチローだってムリだろう。

 

スーパースターを育てることにかけて、
とても不器用だと言われている風土。

挑戦する勇気を遠巻きに眺め、
ひたむきで貪欲な感度を斜に構え、
手をとり否定することで、
なにがしかを満足させる。

そんな「想い」に反し、
「成就」を収めたとすれば、
手の平を返し、
おおげさなほどに啼く。

 

「思いやり」のイミの違い。

土足で入り込みながら、

相手を見つめる、
真摯に対話する、
己を、皆を、「信じる」
温度に気づかず。
イミに気づかず。

「親切」だと、
「現実」だと、
声高に嗤う。

 

聖地に渡った勇者たちは

なにを想い

なにを感じ

なにを見て

なにを詠っただろう。

 

わからなくてもかまわない。

それは、
きっと、
たぶん、
勇者だけの、もの。

 

「心」で「共鳴」する、
気持ちを持っていれば。

それが、
きっと、
もしかしたら、
なによりの理解。

それが、
きっと、
もしかしたら、
なによりの祝福。

 

名は体を現す。

誰よりも一番…を走り続ける
イチロー

そして

この「道」の誰よりのなによりの開拓者
ヒーローは必ずそこに在る
野茂英雄

 

聖地を走る勇者たちは

なにを想い

なにを感じ

なにを見て

なにを詠うのだろう。

 

これからも。

これからも。

ずっと。

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